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詳細はこちら →すべてのMarketo Drivers ユーザーの皆様へ V24 リリースに関するお知らせ
本記事は、2025年1月のCData Software Marketo 連携ソリューションのアップデートに関するすべてのお客様へのお知らせです。
公開日: 1/10/2025 最終更新日: 1/10/2025
この通知は、2025年1月にリリースされたCData Marketo Drivers V24 へのアップグレードを検討されるすべてのMarketo Drivers ユーザーを対象としています。
CData は、データモデルにいくつかの重要な変更を含むMarketo Drivers の再設計を決定しました。これらの変更は、CData が将来にわたってドライバーの保守を継続すると同時に、長期的に顧客体験を向上させるための新機能や機能強化を提供し続けるために実施されました。今回のV24 リリースでは、データモデルのREST スキーマへの統一、Custom Objects のBulk 操作のサポート、より多くのテーブルとビューにおけるサーバサイドフィルタリング機能の追加など、多くの機能強化が含まれています。
この変更は、接続プロパティ、テーブル、ビュー、およびストアドプロシージャに影響します。旧バージョンからMarketo Drivers V24 にアップグレードされると、Breaking Change(互換性のない変更)が生じる可能性があります。Breaking Change の全リストは、以下を参照してください。運用環境でのアップグレード前に、Marketo Drivers V24 を非運用環境でテストされることを推奨します。
本アップグレードに関してご不明な点がございましたら、CData サポートまでお問い合わせください。
対象エディション:全エディション
- Marketo ADO.NET Provider
- Marketo JDBC Driver
- Marketo ODBC Driver(Windows、Mac およびLinux)
- Marketo Excel Add-in
- Marketo Power BI Connector
- Marketo Tableau Connector
- Marketo SSIS Component
- Marketo PowerShell Cmdlets
- Marketo Python Connector
接続プロパティの変更:スキーマをREST のみに統一
Adobe は、SOAP API の廃止予定を発表しました。旧バージョンのCData Marketo Drivers では、SOAP およびREST API の両方をサポートしていました。Marketo Drivers V24 以降のバージョンでは、REST API のみをサポートします。この決定に伴い、接続プロパティを以下のように変更しました。
- 接続プロパティRESTEndpoint はURL に名称変更されました。
- 接続プロパティUserID、EncryptionKey、およびSOAPEndpoint は削除されました。
- 接続プロパティSchema は、「SOAP」を有効な値として受け入れなくなりました。
- スキーマREST はMarketo に名称変更されました。
従来SOAP スキーマを使用されていたお客様は、V24 ドライバーでREST スキーマへの切り替えをお願いいたします。
従来REST スキーマを使用されていたお客様の場合、接続プロパティは、以下のサンプルのような単純な接続文字列セット(例:JDBC の場合)に変更されます。
V23.4 以前のドライバー:
jdbc:marketo:Schema=REST;RESTEndpoint=https://MyMarketoUrl/rest;OAuthClientId=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=MyOAuthClientSecret;
V24 以降のドライバー:
jdbc:marketo:URL=https://MyMarketoURL.mktorest.com/;OAuthClientId=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=MyOAuthClientSecret;
データモデルの変更
以下は、Marketo Drivers V24 のデータモデル変更の全リストです。
テーブル / ビュー
- Tags およびCosts の情報がPrograms テーブルから削除されました。これらの情報は、専用の子テーブルProgramTags およびProgramCosts で利用できるようになりました。
- ProgramMembersBulkExports、LeadBulkExports、ActivityBulkExports が1つのテーブルBulkExportJobs に統合されました。このテーブルは、一括エクスポートをサポートするすべてのエンティティのエクスポートジョブをクエリするために使用できます。
- ビューPreviewEmail は、ストアドプロシージャGetEmailFullContent に置き換えられました。
- ビューSnippetContent は、ストアドプロシージャGetSnippetContent に置き換えられました。
-
ビューLeadLists は、StaticListMembership に置き換えられました。
- この新規ビューは、Lead を含むLists と、リストの一部であるLeads の両方のフィルタリングをサポートします。
- ビューSmartListRuleFilters は、SmartListFilters とSmartListFilterConditions に分割されました。
- ビューTags は、Tags とTagAllowableValues に分割されました。
カラム
- 多くのテーブルでカラムの順序が変更されました。
- Activities で、カラムId が削除され、MarketoGUID はActivityID に名称変更されました。
- LeadPrograms で、カラムId がProgramId に変更されました。
- すべてのアセット関連テーブルに新しい複合キーStatus が追加されました。有効な値はDraft、Approved です。
- EmailTemplates で、更新でのみ利用可能であったカラムContent が削除されました。今後はUpdateEmailTemplateContent ストアドプロシージャを使用して更新できます。
- Files で、書き込み操作でのみ利用可能であった各カラムFile、FileName、InsertOnly が削除されました。今後はストアドプロシージャCreateFiles / UpdateFiles を使用して、それぞれ作成または更新することができます。
- ビューEmails、SmartCampaigns、およびSmartLists で、UpdatedAt カラムでフィルタリングが直接サポートされるようになったため、擬似カラムLatestUpdatedAt およびEarliestUpdatedAt が削除されました。
- Folders で、疑似カラムRootFolderId および RootFolderType が削除されました。フィルタリングは、カラムParentId およびParentType でサポートされるようになりました。
- LandingPageContentSections で、疑似カラムLandingPageId およびStatus が複合プライマリキーカラムに変換されました。
- Channels で、カラムDescription はAPI から返されなくなったため削除されました。
- Tags のカラムAllowableValues は、ドライバーが以前API から値を取得できなかったため、ビューTagAllowableValues に置き換えられました。
- Leads で、StaticListId がListId に名称変更され、プライマリキーに更新されました。
- ProgramMembers で、カラムId が削除されました(LeadId との重複)。
- Asset 関連テーブルで、カラムWorkspace がWorkspaceName またはWorkspaceId に名称変更され、カラムがワークスペースの名前と識別子のどちらを参照しているかが明確になりました。
- ビューDailyErrorStastistics、DailyUsageStatistics、WeeklyErrorStatistics、およびWeeklyUsageStatistics で、SUM() 関数で計算可能なため、計算カラムTotal が削除されました。
- ビューDailyUsageStatistics、WeeklyErrorStatistics、WeeklyUsageStatistics で、カラムAPICount がCount に名称変更されました。
ストアドプロシージャ
複数のストアドプロシージャが削除されました。これは、複数のアクションを単一のプロシージャに統合したため、または同等のアクションがテーブルやビューに対する操作で実行できる場合に削除されたためです。
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AddLeadsToList、RemoveLeadsFromList、ListMembersOfList、IsMemberOfList
- 代わりにStaticListMembership のInsert、Delete、Select ステートメントを使用してください。
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AddLandingPageContentSection、DeleteLandingPageContentSection、UpdateLandingPageContentSection
- 代わりにLandingPageContentSections でInsert / Delete / Update ステートメントを使用してください。
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GetImportCustomObjectsFailures、GetImportLeadsFailures、GetImportProgramMembersFailures
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代わりにGetImportJobFailures を使用し、以下のTableパラメータを指定してください。
Table=<Leads|ProgramMembers|CustomObject_{name}>
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GetImportCustomObjectsStatus、GetImportLeadsStatus、GetImportProgramMembersStatus
- 代わりにGetImportJobStatus を使用し、以下のTableパラメータを指定してください。
Table=<Leads|ProgramMembers|CustomObject_{name}>
- 代わりにGetImportJobStatus を使用し、以下のTableパラメータを指定してください。
-
GetImportCustomObjectsWarnings、GetImportLeadsWarnings、GetImportProgramMembersWarnings
- 代わりにGetImportJobWarnings を使用し、以下のTableパラメータを指定してください。
Table=<Leads|ProgramMembers|CustomObject_{name}>
- 代わりにGetImportJobWarnings を使用し、以下のTableパラメータを指定してください。
-
ImportLeadsFromFile、ImportCustomObjectsFromFile、ImportProgramMembersFromFile
- それぞれBulkImportLeads、BulkImportCustomObjects、BulkImportProgramMembers に名称変更されました。
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CreateExportJob
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代わりに以下のいずれかのストアドプロシージャを使用してください。
- CreateActivitiesExportJob
- CreateCustomObjectsExportJob
- CreateProgramMembersExportJob
- CreateLeadsExportJob
-
代わりに以下のいずれかのストアドプロシージャを使用してください。
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RefreshOauthAccessToken
- Marketo はOAuth グラントタイプのクライアントを使用するため、廃止されました。
プロシージャパラメータ
- すべてのストアドプロシージャにパラメータStatus およびDetails が追加され、サーバーサイドの実行エラーを返すようになりました。
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ScheduleCampaign でTokenAggregate が削除されました。
- TokenName およびTokenValue で置き換えることができます。
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CreateFile でFile およびContent が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
-
UpdateFile でFile が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
-
CreateEmailTemplate でFile が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
-
UpdateEmailTemplateContent でFile が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
-
UpdateEmailFullContent でFile が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
-
UpdateLandingPageTemplateContent でFile が削除されました。
- FileData、LocalPath、またはInputStream のいずれかを指定して置き換えることができます。
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MergeLeads のパラメータが変更されました。
- LoosingLeadId はLosingLeadId に名称変更されました。
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UpdateLeadProgramStatus のパラメータが変更されました。
- Status はStatusName に名称変更されました。
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UpdateFile のパラメータが変更されました。
- FileId はId に名称変更されました。
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GetExportJobFile のパラメータが変更されました。
- JobId はId に、Type はTable に、File はLocalPath に名称変更されました。
- FileStream はOutputStream に、ResponseData はFileData に名称変更されました。
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GetExportJobStatus のパラメータが変更されました。
- JobId はId に、Type はTable に名称変更されました。
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EnqueueExportJob のパラメータが変更されました。
- JobId はId に、Type はTable に、JobStatus はStatus に名称変更されました。
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CancelExportJob のパラメータが変更されました。
- JobId はId に、Type はTable に、JobStatus はStatus に名称変更されました。
データ
- REST Bulk API はInsert のサポートを廃止し、Upsert のサポートが追加されました。Bulk Insert クエリはBulk Upsert に置き換える必要があります。
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一部の子テーブル(ActivityTypesAttributes など)は、親テーブルにデータがあり子テーブルにデータがない場合にレコードを取得しなくなりました。
例:- LeadChangesAttributes:属性データがないLeadChanges の行が存在する場合、LeadChangesAttributes のレコードは取得されません。
- ActivityTypeAttributes:親ActivityType が存在する場合、ActivityTypeAttributes は属性がnull ならレコードは取得されません。
その他の重要な変更点
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アセット関連テーブルにおいて、Status がId とともに複合キーの一部になりました。クエリはステータスでフィルタリングして、Draft またはApproved アセットのいずれかを取得できます。
- 同様に、DELETE ステートメントではApproved とDraft の両方のバージョンが削除されることを防ぐために、Id およびStatus の両方を指定する必要があります。
- FolderId でフィルタリングするアセットは、「Folder」と「Program」の両タイプをフィルタリングします。FolderType でフィルタリングすると、特定のタイプのみをフィルタリングします。
- フォルダテーブルをクエリすると、すべてのフォルダが返されるようになりました。デフォルトのMaxDepth=2 制限は削除されました。
- 多くのテーブルに必須条件が追加され、フィルタが見つからない場合にエラーを返します。
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