Power Automate を使用してEnterpriseDB のデータを自動化フローに統合

CData Connect Server を使用してEnterpriseDB のデータに接続し、EnterpriseDB のデータをリアルタイムでPower Automate タスクに統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-11-11

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Microsoft Power Automate(旧Microsoft Flow)は、一般的なアプリとサービスでイベント(ワークフロー)を自動化するオンラインサービスです。CData Connect Server と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にEnterpriseDB のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Automate からConnect Server に接続し、リアルタイムEnterpriseDB のデータをワークフローとタスクに統合する方法を説明します。

CData Connect Server は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをEnterpriseDB に提供し、データを複製せずにPower Automate からリアルタイムEnterpriseDB のデータとの統合を手軽に実現します。Power Automate はCData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をEnterpriseDB に直接プッシュして、サーバー側の処理を利用して、EnterpriseDB のデータを素早く返します。

  1. Connect Server にログインし、[DATA MODEL]をクリックします。 データベースを追加
  2. [Available Data Sources]から[EnterpriseDB]を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、EnterpriseDB に接続します。

    データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。

    • Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
    • Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。

    オプションで、以下を設定することもできます。

    • Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

    Basic 認証による接続

    Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。

    • User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
    • Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。

    SSL 認証による接続

    SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
    • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
    接続の設定
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit EnterpriseDB Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新
  6. USERS タブでAuthToken を取得します。

コネクションが構成されたら、Power Automate からEnterpriseDB に接続できるようになります。

CData Connect Server に接続する

Connect Server を使用してEnterpriseDB のデータをPower Automate タスクに統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

  1. Power Automate にログインします。
  2. [Data]->[Connections]->[New connection]とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
  4. 接続ウィザードにて

    • Authentication Type を"SQL Server Authentication" に設定します。
    • SQL server name をConnect Server インスタンスのアドレスに設定します。(CONNECT_SERVER_URL
    • SQL database name を以前作成したEnterpriseDB の名前(enterprisedbdb など)に設定します。
    • UsernamePassword を設定し、[Create]をクリックします。 Connecting to Connect Server

EnterpriseDB のデータをPower Automate Tasks に統合する

Connect Server への接続が構成されたら、リアルタイムEnterpriseDB のデータをPower Automate タスクに統合する事ができるようになります。

  1. Power Automate にログインします。
  2. [My flows]->[New]とクリックし、空白またはテンプレートからフローを作成することを選択します。
  3. SQL Server アクション(Get rows など)を追加または構成し、Connect Server 接続に接続するようにアクションを構成します。
  4. 使用するテーブルをドロップダウンメニューから選択し、詳細オプション(フィルタ、オーダーなど)を構成します。 Getting EnterpriseDB "Rows"
  5. フォローしてテストするアクションを構成し、フォローを保存します。

クラウドアプリケーションからEnterpriseDB のデータへのSQL アクセス

Power Automate タスクからEnterpriseDB のデータへリアルタイムに直接接続できるようになりました。これで、EnterpriseDB のデータを複製せずにより多くの接続とワークフローを作成してビジネスを推進できます。

クラウドアプリケーションから直接250を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Cloud を参照してください。

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