CData Connect Server を介してPower BI でリアルタイムOkta のデータの可視化を作成

CData Connect Server を使用してOkta のデータの仮想データベースを作成し、Power BI でカスタムレポートを作成します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-02-05

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power BI を使えば、データを美しいビジュアルに可視化したり、重要な情報を整理してダッシュボード化できます。CData Connect Server と組み合わせることで、可視化やダッシュボードなどのためにOkta のデータを使用できます。この記事では、CData Connect Server を使用してOkta の仮想データベースを作成し、Okta のデータを使ったレポートをPower BI で作成する方法を説明します。

Okta のデータの仮想データベースを作成する

CData Connect Server は、シンプルなポイントアンドクリックインターフェースを使用してデータソースに接続し、データを取得します。まずは、右側のサイドバーのリンクからConnect Server をインストールしてください。

  1. Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。 データベースを追加
  2. 一覧から「Okta」を選択します。
  3. Okta に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Okta に接続するには、Domain 接続文字列プロパティをお使いのOkta ドメインに設定します。

    Okta への認証にはOAuth を使用するため、カスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

    カスタムOAuth アプリケーションの作成

    Okta アカウントから:

    1. 管理者アカウントでOkta のデベロッパーエディションにサインインします。
    2. Admin Consoleで、Applications > Applications に移動します。
    3. Create App Integration をクリックします。
    4. Sign-in method は、OIDC - OpenID Connect を選択します。
    5. Application type は、Web Application を選択します。
    6. カスタムアプリケーションの名前を入力します。
    7. Grant TypeをAuthorization Code に設定します。トークンを自動的に更新したい場合は、Refresh Token もチェックしてください。
    8. コールバックURL を設定します。
      • デスクトップアプリケーションやヘッドレスマシンでは、http://localhost:33333 または任意の別のポート番号を使用します。ここで設定したURI が、CallbackURL プロパティになります。
      • Web アプリケーションの場合、コールバックURL を信頼できるリダイレクトURL に設定します。このURL は、アプリケーションへのアクセスが許可されたことを示すトークンを伴ってユーザーが戻ってくるWeb 上の場所です。
    9. Assignments セクションで、Limit access to selected groups を選択してグループを追加するか、グループの割り当ては一旦スキップします。
    10. OAuth アプリケーションを保存します。
    11. アプリケーションのGeneral タブに、アプリケーションのClient Id とClient Secret が表示されます。後で使用できるように、これらを記録してください。Client Id はOAuthClientId の設定に使用し、Client Secret はOAuthClientSecret の設定に使用します。
    12. Assignments タブを確認し、アプリケーションにアクセスする必要のあるすべてのユーザーがアプリケーションに割り当てられていることを確かめます。
    13. Okta API Scopes タブで、OAuth アプリケーションに付与するスコープを選択します。これらのスコープは、アプリが読み取り可能なデータを決定します。そのため、特定のビューに対するスコープを付与しないと、そのビューに対するクエリを実行する権限がドライバーに付与されません。各ビューに必要なスコープを確認するには、ヘルプドキュメントのデータモデル > ビュー のビュー固有のページを参照してください。
    コネクションを設定(Salesforce の場合)。
  4. Test Connection」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー) を追加します。

仮想データベースが作成されたら、Power BI からOkta に接続して可視化することができます。

Power BI Connector のダウンロードと接続設定

次に、Connect Server とPower BI Desktop を連携するためのコネクタをインストールします。Connect Server の「CLIENTS」ページにある「Power BI Desktop」の「Download」をクリックすると、ダウンロードが開始します。完了したら、実行ファイルをクリックして製品をインストールしてください。

インストールが完了すると、以下の「DSN Configuration」画面が表示されます。この画面にCData Connect Server への接続に必要となる次の情報を入力します。

  • Auth Sceme:Basic
  • User:Connect Server で設定したユーザー名
  • Password:上記ユーザーのパスワード
  • URL:https://<Connect Server のURL>/rest.rsc/
  • Default Catalog:Connect Server で設定したコネクション名(Okta1 など)
  • (オプション)SSL Server Cert:サーバー側でSSL を設定していない場合のみ「*」
Connect Server への接続を設定

以上の設定が完了したら、「Test Connection」をクリックして接続をテストします。「The connection test was successful」などと表示されれば、接続テストは成功です。ここから実際にPower BI でデータを取得していきます。

Power BI からOkta テーブルをクエリ

以下のステップを実行して、Okta のデータを取得します。

  1. 「Power BI Desktop」を開いて「データを取得」画面を表示します。検索ボックスに「cdata connect」と入力すると「CData Connect」が表示されるので、これを選択して「接続」をクリックします。 デーを取得画面でCData Connect を選択
  2. PowerBI Connector の設定画面が表示されるので、「Data Source Name」に「Power BI Connect」と入力して「OK」をクリックします。 CData Connect のコネクタ名を入力
  3. ユーザー名とパスワードを入力するよう求められるので、CData Connect Server で設定したユーザー名とパスワードを入力して、「接続」をクリックします。 CData Connect のクレデンシャルを入力
  4. 「ナビゲーター」画面で取得したいテーブルを選択します。 取得したいテーブルを選択(Salesforce の例)
  5. 「読み込み」をクリックして、Power BI にデータをインポートします。

Okta のデータの可視化を作成

Power BI にデータを接続したら、「フィールド」ペインのフィールドをキャンバスにドラッグすることで、レポートビューにデータを可視化できます。図表の種類と、ビジュアライズするディメンションおよびメジャーを選択します。

Okta のデータをPower BI で可視化

「更新」をクリックしてデータの変更をレポートに同期します。

データアプリケーションからOkta のデータへのSQL アクセス

以上で、CData Connect Server を使用してPower BI からOkta のデータに接続できるようになりました。これで、Okta のデータを複製することなく多くのデータをインポートしたり、新しい可視化やレポートを作成することができます。

オンプレミスのBI やレポート、ETL、その他のデータアプリケーションから、250を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL データソース(Okta を含む)への直接のSQL データにアクセスするには、CData Connect Server のページにアクセスして無料トライアルをダウンロードしてください。

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