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OpenOffice Base でSybase のデータをクエリする方法
最終更新日:2022-01-26
この記事で実現できるSybase 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
OpenOffice Base は 個人利用から商業利用に至るまで幅広い大勢のユーザーニーズに合うように設計された多機能なデスクトップデータベース管理システムです。
この記事では、OpenOffice Base とCData ODBC ドライバを使って、Sybase のデータをクエリする方法を紹介します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Sybase をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにSybase のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSybase の接続を設定、2.OpenOffice Base 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとSybase への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSybase ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
- ODBN DSN に必要な接続プロパティの値を入力します。 組み込みのMicrosoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用してDSN を構成できます。 これは、ドライバーのインストール時の最後のステップでも可能です。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用してDSN を作成および設定する方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
Sybase は、Basic 認証、Kerberos 認証、LDAP 認証などの認証方法をいくつかサポートしています。
Basic 認証を使用した接続
次を設定してデータを認証し接続します。User およびPassword を設定してSybaseIQ 認証を使用します。
- User:認証Sybase ユーザーのユーザー名に設定。
- Password:認証Sybase ユーザーのパスワードに設定。
- Server:SybaseIQ またはSAP SQL Anywhere データベースインスタンスの名前またはネットワークアドレスに設定。
- Database:指定されたサーバーで実行されているSybaseIQ またはSAP SQL Anywhere データベースの名前に設定。
オプションで、UseSSL をtrue に設定することにより、TLS/SSL で接続を保護できます。
Note: 上記のCData 製品 設定でSAP SQL Anywhere のインスタンスに接続することもできます。
Kerberos 認証を使用した接続
Kerberos 認証を活用するには、次の接続プロパティを使用してそれを有効にすることから始めます。
- AuthScheme:Kerberos に設定すると、Sybase への認証に使用されます。
Kerberos 認証用に設定する必要がある接続プロパティに関しては、Kerberos の使用 情報を参照してください。
以下は接続文字列の例です。
Server=MyServer;Port=MyPort;User=SampleUser;Password=SamplePassword;Database=MyDB;Kerberos=true;KerberosKDC=MyKDC;KerberosRealm=MYREALM.COM;KerberosSPN=server-name
LDAP 認証を使用した接続
LDAP 認証で接続するには、LDAP 認証メカニズムを使用するようにSybase サーバーサイドを設定する必要があります。
LDAP 用にSybase を設定したら、Basic 認証と同じクレデンシャルを使用して接続できます。
- 入力後、接続テストが成功すれば設定は完了です。

ODBC への接続を追加する
それではOpenOffice Base の作業を進めていきましょう。まずODBC への接続を行ったデータベースを作成します。
- OpenOffice Base を立ち上げて「既存のデータベースに接続」から「ODBC」を選択し、「次へ」をクリックします。
- システム上のODBC データソースの名前を入力する画面が表示されるので「ブラウズ」をクリックし、
- 先ほど作成したODBC DSN の接続設定を選択します。
- あとは「完了」をクリックすれば、新しいデータベースファイルが作成されます。




テーブルデータを確認する
データベースファイルが作成されると、テーブル一覧には自動的にSybase のオブジェクト一覧が表示されます。
- 任意のテーブルをクリックしてみると、
- 以下のようにSybase のデータが表示されていることが確認できます。
- これだけで、OpenOffice Base でSybase のデータが扱える状態になったことがわかりますね。


レポートを作成する
レポートも併せて作成してみましょう。
- 「レポート」タブに移動して「ウィザードを使用してレポートを作成」をクリックします。
- レポートウィザードでは「テーブルまたはクエリー」でSybase のオブジェクトを選択できるので、任意のテーブルを選択し、使用したいフィールドを設定していくだけでOK です。
- 完了をクリックすると、Sybase のデータを元にしたレポートが作成できました。



Sybase からOpenOffice Base へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。