【完全ガイド】Power BI × Azure DevOps連携 - SQLなしでAzure DevOpsのデータを分析・可視化

SQLの知識不要!Power BIでAzure DevOpsのデータを簡単分析。ノーコードでのデータ連携方法からBIレポート作成まで徹底解説します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2025-03-24

この記事で実現できるAzure DevOps 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Power BI Connectors は、セルフサービスBI であるMicrosoft Power BI のデータソースをAzure DevOps を含む270種類以上のSaaS / DB に拡充、分析や可視化を実現します。もちろん、ダッシュボードでAzure DevOps のデータをモニタリングしたり、定期更新やリアルタイムでのデータ更新も自在に可能。この記事では、Power BI Connector を使用してPower BI Desktop からAzure DevOps の可視化を作成する方法について詳しく説明します。

クラウド提供のPowerBI.com へのAzure DevOps レポートの発行(パブリッシュ)方法については、こちらの記事をご参照ください。

CData Power BI Connectors とは?:SQL・コーディングなしでAzure DevOps のデータを活用

CData Power BI Connectors は、以下の特徴を持つPower BI とのリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Azure DevOps をはじめとする、CRM、MA、グループウェア、広告、会計ツールなど多様な270種類以上のSaaS / DB に対応
  2. ノーコードでの手軽な接続設定。SQL・コーディングは必要ありません
  3. DirectQuery に対応し、大容量データの動的な取得・更新も可能
  4. 標準SQL での柔軟なデータ読み込み

CData Power BI Connectors では、1.データソースとしてAzure DevOps の接続を設定、2.Power BI 側でコネクタとの接続を設定、という2ステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData Power BI Connector のインストールとAzure DevOps への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからAzureDevOps Power BI Connector の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無料で製品版の全機能が使用できます。

Power BI のデータソースとしてAzure DevOps を設定

CData Power BI Connector をインストールすると完了後にDSN 設定画面が開きます。ここでAzure DevOps への接続を設定します。もしDSN 設定画面が開かない場合は、手動で「ODBC データソース アドミニストレータ(DSN)」プログラムを開いてください。

DSN 内の「CData PBI AzureDevOps」を選択します。DSN 設定画面で必要な資格情報を入力してAzure DevOps のデータに接続します。入力後に接続のテストを行い、OK をクリックすれば接続は完了です。埋め込みOAuth に対応したデータソースであれば、「接続テスト」をクリックするとログイン画面が立ち上がり、ログインを完了するだけで接続設定が完了します。簡単ですね!

Power BI Connector DSN接続設定画面

AzureDevOps 接続プロパティの取得・設定方法

Azure DevOps アカウントに接続するには、Profile -> Organizations に移動し、アカウントの組織名を取得します。Organization プロパティをこの値に設定します。

Note: 複数のカタログやスキーマに存在するテーブル名もあります。テーブルをクエリする際は、Catalog およびSchema 接続プロパティ、または完全修飾テーブル名のいずれかでカタログとスキーマを指定する必要があります。

Azure DevOps への認証

Azure DevOps は、Basic 認証とAzure AD(OAuth ベース)認証の両方をサポートします。

Basic

Basic 認証でAzure DevOps に接続する場合、OrganizationPersonalAccessToken の両方を指定します。 パーソナルアクセストークンを生成するには、Azure DevOps 組織アカウントにログインし、Profile -> Personal Access Tokens -> New Token に移動します。生成されたトークンが表示されます。

Azure AD

Azure AD は、Microsoft のマルチテナント、クラウドベースのディレクトリおよびID 管理サービスです。 これはユーザーベースの認証で、AuthSchemeAzureAD に設定し、Organization をAzure DevOps Organization の名前に設定する必要があります。 Web アプリケーションを介したAzure AD への認証には、必ずカスタムOAuth アプリケーションの作成が必要です。 詳しい認証方法は、ヘルプドキュメント の「Azure DevOps への認証」セクションを参照してください。

これで、Azure DevOps のデータをPower BI に連携するための準備は完了です!いよいよPower BI からAzure DevOps のデータを取得していきます。

Azure DevOps テーブルをPower BI からクエリ

それでは、実際にPower BI からAzure DevOps のデータを取得してみましょう。

  1. Power BI Desktop を開き、「データ」->「データを取得」->「その他」->「CData AzureDevOps」を選択して接続を押します。次にサードパーティドライバーのプロンプトが出る場合には、そのまま続行します。
  2. CData PBI AzureDevOps を「Data Source Name」欄に入力します。データ接続モードを選択します:
    インポート:データをプロジェクトにインポートする場合。オンデマンドで更新が可能
    DirectQueryAzure DevOps のデータとリアルタイムで連携する場合。
  3. ナビゲーターダイアログで使用するテーブルを選択します。選択したら、「読み込み」ボタンをクリックしてデータを取得します。 利用可能なテーブル一覧
  4. (オプション)データをそのまま読み込まず、「データの変換」を使ってデータをカスタマイズすることもできます。例えば、以下の操作が可能です。必要に応じて試してみてください。
    • カラムのデータ型の変更
    • カラムの削除
    • カラムのグルーピング

Power BI は、コネクタが取得・検出したAzure DevOps のカラム毎のデータ型をそのまま使えます。データ変換を取得して、指定した条件でクエリを発行し、Azure DevOps からデータを取得します。

Azure DevOps のデータを分析・可視化

データをPower BI で取得したら、いよいよ可視化に活用できます!レポートビューで取得したAzure DevOps フィールドをドラッグ&ドロップして可視化を作成していきましょう。グラフの種類を可視化ペインから選択し、フィールドのカラムをドラッグして設定します。

Power BI を使ったAzure DevOpsデータの可視化

「更新」をクリックすると、その時点でのリアルタイムデータをAzure DevOps から取得してレポートに反映させることができます。

これで、Azure DevOps のデータのPower BI での可視化ができました!あとは可視化を追加したり、フィルタリングや集計、データ変換などPower BI のパワフルな機能を活用して分析、レポーティング、ダッシュボード構築などさまざまな用途で利用できます。

Azure DevOps からPower BI へのデータ連携には、CData Power BI Connector をご利用ください

本記事で紹介したようにCData Power BI Connectors と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL、DB のデータをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData Power BI Connector は日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。製品の使用方法、購入方法などについてご質問がありました、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q: SQL の知識がなくてもAzure DevOps のデータに連携できますか?

A: はい、CData Power BI Connectorを使用することで、SQL の知識がなくてもドラッグ&ドロップで簡単にAzure DevOps のデータを分析できます。

Q: どのようなデータソースに接続できますか?

A: Azure DevOpsを含む270種類以上のSaaS、データベース、クラウドサービスに接続可能です。

Q: リアルタイムでのデータ更新は可能ですか?

A: はい、DirectQuery機能を使用することで、リアルタイムでのデータ更新が可能です。

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