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複数のOffice 365 アカウントを、1つあるいは多数のデータベースにレプリケーション。
最終更新日:2022-06-05
こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
CData Sync for Office365 は、データベースにサンドボックスや製品インスタンスをレプリケートするなどの、レプリケーションの多様なシナリオに対する解決策を提供するスタンドアロンアプリケーションです。Sync for Windows およびSync for Java はどちらもコマンドラインインターフェース(CLI)を含んでおり、複数のOffice 365 接続を簡単に管理できます。この記事では、CLI を使って複数のOffice 365 アカウントをレプリケートする方法について説明します。
Office 365 接続の構成
接続およびE メール通知設定をXML 設定ファイルに保存できます。複数のOffice 365 アカウントをレプリケートするには、複数の設定ファイルを使います。以下にOffice 365 をSQLite にレプリケートする設定例を示します。
Windows
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<CDataSync>
<DatabaseType>SQLite</DatabaseType>
<DatabaseProvider>System.Data.SQLite</DatabaseProvider>
<ConnectionString>OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MyAppKey;OAuthCallbackURL=http://localhost:33333;</ConnectionString>
<ReplicateAll>False</ReplicateAll>
<NotificationUserName></NotificationUserName>
<DatabaseConnectionString>Data Source=C:\my.db</DatabaseConnectionString>
<TaskSchedulerStartTime>09:51</TaskSchedulerStartTime>
<TaskSchedulerInterval>Never</TaskSchedulerInterval>
</CDataSync>
Java
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<CDataSync>
<DatabaseType>SQLite</DatabaseType>
<DatabaseProvider>org.sqlite.JDBC</DatabaseProvider>
<ConnectionString>OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MyAppKey;OAuthCallbackURL=http://localhost:33333;</ConnectionString>
<ReplicateAll>False</ReplicateAll>
<NotificationUserName></NotificationUserName>
<DatabaseConnectionString>Data Source=C:\my.db</DatabaseConnectionString>
</CDataSync>
Office 365 はOAuth 認証標準を利用しています。OAuth を使って認証するには、アプリケーションを作成してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得しなければなりません。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
各Office 365 インスタンスにクエリを設定
Sync を使うと標準SQL でレプリケーションを制御できます。REPLICATE ステートメントはハイレベルなコマンドで、データベースにテーブルをキャッシュして維持します。Office 365 API がサポートするあらゆるSELECT クエリを定義できます。下記のステートメントは、Office 365 のデータ のテーブルをキャッシュしてインクリメンタルに更新します。
REPLICATE Files;
特定のデータベースを更新するために使用するレプリケーションクエリを含むファイルを指定することができます。レプリケーションステートメントはセミコロンで区切ります。次のオプションは、複数のOffice 365 アカウントを同じデータベースにレプリケートする場合に便利です。
REPLICATE SELECT ステートメントでは、異なるテーブルのプレフィックスを使用できます。
REPLICATE PROD_Files SELECT * FROM Files
異なるスキーマを使用することもできます。
REPLICATE PROD.Files SELECT * FROM Files
Sync の実行
接続文字列およびレプリケーションクエリの設定が完了したら、次のコマンドラインオプションを使ってSync を実行できます。
Windows
Office365Sync.exe -g MyProductionOffice365Config.xml -f MyProductionOffice365Sync.sql
Java
java -Xbootclasspath/p:c:\sqlitejdbc.jar -jar Office365Sync.jar -g MyProductionOffice365Config.xml -f MyProductionOffice365Sync.sql