リアルタイムRedshift のデータをビルトインPower Apps のカスタムビジネスアプリに統合

CData Connect Cloud を使用してRedshift のデータに接続し、リアルタイムでデータをMicrosoft Power Apps で構築されたアプリに統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-03-07

この記事で実現できるRedshift 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power Apps は、ソフトウェア開発の時間を短縮しつつ、データに接続してWeb とモバイル両方で機能するカスタムビジネスアプリを構築および使用するためのサービスです。CData Connect Cloud と組み合わせると、Power Apps を使用して構築したアプリからRedshift のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Apps からConnect Cloud に接続し、リアルタイムRedshift のデータを使用してアプリを構築する方法を説明します。

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、以下のような特徴を持ったクラウド型のリアルタイムデータ連携製品です。

  • SaaS やクラウドデータベースを中心とする150種類以上のデータソース
  • BI、アナリティクス、ETL、ローコードツールなど30種類以上のツールやアプリケーションから利用可能
  • リアルタイムのデータ接続に対応。データの複製を作る必要はありません
  • ノーコードでシンプルな設定

詳しくは、こちらの製品資料をご確認ください。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud からRedshift に接続する

CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 Adding a Connection
  2. Add Connection パネルから「Redshift」を選択します。 Selecting a data source
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Redshift に接続します。

    Redshift への接続には次を設定します:

    • Server: 接続するデータベースをホストしているクラスタのホスト名およびIP アドレス。
    • Port: クラスタのポート。
    • Database: データベース名、ブランクの場合ユーザーのデフォルトデータベースになります。
    • User: ユーザー名。
    • Password: ユーザーのパスワード。

    Server およびPort の値はAWS の管理コンソールで取得可能です:

    1. Amazon Redshift console (http://console.aws.amazon.com/redshift) を開く。
    2. Clusters ページで、クラスタ名をクリック。
    3. クラスタのConfiguration タブで、表示された接続文字列からクラスタのURL をコピーします。 Configuring a connection (Salesforce is shown)
    4. Create & Test をクリックします。
    5. Edit Redshift Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

    パーソナルアクセストークンの追加

    OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

    1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
    2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
    3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
    4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

    コネクションが構成されたら、Power Apps からRedshift に接続できるようになります。

    CData Connect Cloud に接続する

    Connect Cloud を使用してRedshift のデータをPower Apps に統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

    1. Power Apps にログインします。
    2. Dataverse -> Connections -> New connection とクリックします。
    3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
    4. 接続ウィザードにて:

      • 「直接接続」を選択します。
      • SQL server nametds.cdata.com,14333 に設定します。
      • SQL database name をRedshift 接続の名前(Redshift1 など)に設定します。
      • Username をConnect Cloud のユーザーに設定します。(user@mydomain.com)
      • Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
      • 作成をクリックします。 Connecting to Connect Cloud

    Redshift のデータを活用するアプリを構築する

    Connect Cloud への接続が構成されたら、リアルタイムでRedshift のデータをPower Apps で構築したアプリに統合することができます。

    1. Power Apps にログインします。
    2. 「Create」をクリックし、「SQL」を選択します。 Creating a new app from data
    3. 作成したSQL Server 接続を選択します。
    4. 使用するテーブルを検索または選択します。
    5. Connect をクリックします。 Connecting to Redshift データ
    6. 新しく作成したアプリのレイアウトや、BrowseScreen、DetailScreen、EditScreen で表示されるフィールドの設定などを、ほかのアプリと同じようにカスタマイズします。 Customizing the Redshift データ app

    これで、組織内で使用するために保存・公開することができる、リアルタイムRedshift のデータへの読み取りおよび書き込みアクセス権を持つアプリを作成できました。

    クラウドアプリケーションからRedshift のデータへのSQL アクセス

    Microsoft Power Apps からRedshift のデータにリアルタイムで直接接続できるようになりました。これで、Redshift のデータを複製せずにより多くの接続とアプリを作成してビジネスを推進できます。

    クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect Cloud をお試しください。

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