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詳細はこちら →Sage 300 のデータに連携するAppSheet アプリを作成
CData Connect Server を使って、ノーコードでSage 300 に連携する業務アプリケーションをAppSheet で作成。
最終更新日:2022-04-17
こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
AppSheet は、業務アプリケーションをノーコードで開発できるGoogle 提供のサービスです。モバイル、タブレット、ウェブアプリケーションをノーコードで作成できます。AppSheet とCData Connect Server を一緒に使うことで、簡単にSage 300 のデータに連携する業務アプリを開発できます。この記事では、AppSheet とConnect Server を使ってSage 300 に連携するシンプルなアプリケーションを作成する方法を紹介します。
CData Connect Server は、Sage 300 のデータのインターフェースを仮想SQL Server として提供し、AppSheet でネイティブにサポートされたデータと同じように連携するアプリケーションが作成できます。AppSheet でデータにアクセスするアプリでは、内部でSQL クエリを発行しています。CData Connect Server がAppSheet が発行するSQL クエリ(フィルタリングやJOIN も可能)をパースしてSage 300 に送り、AppSheet にSage 300 からのデータを返します。インテリジェントなサーバーサイドプロセスで、多様なクエリをパフォーマンス良く利用できます。
ホスティングについて
AppSheet からCData Connect Server に接続するには、利用するConnect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL での接続を設定する必要があります。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(localhost:8080 など)またはローカルネットワークのIP アドレス(192.168.1.x など)からしか接続できない場合、AppSheet はCData Connect Server に接続することができません。
クラウドホスティングでの利用をご希望の方は、AWS Marketplace やGCP Marketplace で設定済みのインスタンスを提供しています。
Sage 300 の仮想SQL Server データベースを作成
まずは、右側のサイドバーからCData Connect Server の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。CData Connect Server では、直感的なインターフェースでデータソースへの接続およびAPI エンドポイント作成を行えます。
- Connect Server にログインして、「CONNECTORS」をクリックします。
- 利用できるデータソースアイコンから"Sage 300" を選択します。
-
Sage 300 に接続するために必要なプロパティを入力します。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
- 「Test Connection」をクリックします。
- 「Permission」をクリックして、接続で使用したいユーザーに適切な権限を指定します。
これで、Sage 300 の仮想データベースが作成でき、AppSheet からの連携が可能になりました。
AppSheet でSage 300 のデータを連携利用
以下の手順を実行することで、CData Connect Server を使ってAppSheet からSage 300 のデータソースにアクセスできます。
- まずはAppSheet にログイン。
- メニューの「Account settings」をクリックします。
- 「Sources」タブをクリックして、「+New Data Source」ボタンから新しいデータソースを追加します。
- 「Cloud Database」を選択して、接続情報を設定します。
- Type:SQL Server
- Server: 接続するCData Connect Serverインスタンス、例:CONNECT_SERVER_URL:1433
- Database:仮想データベース名、例: Sage3001
- Username:Connect Server で接続許可を与えたユーザー名
- Password:Connect Server ユーザーのパスワード
- SSL:Don't Require SSL
- 「Test」をクリックします。
- 「Authorize Access」をクリックします。
アプリを作成
これで、Sage 300 のデータソースが作成されました。いよいよSage 300 に連携するアプリを開発します。メニューから「My apps」をクリックします。
- 「Create」->「App」->「Start with existing data」の順にクリックして、新しいアプリの作成を始めます。
- アプリの名前と適切なカテゴリーを設定します。
- 新しく作成したデータソース (例:database-1) を選択します。
- 次の画面で、データソースのテーブルとビューの一覧を確認できます。アプリ作成で使用したいデータを選択してください。
これで、選択したテーブルからカラムを選んで、アプリをデザインできます。Preview パネルでデザインしたアプリを確認して、パブリッシュしましょう。

アプリケーションから250以上のSaaS、ビッグデータ、NoSQL、会計、CRM、MA などのツールにSQL でデータ連携するには、CData Connect Server をぜひお試しください。