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詳細はこちら →PowerShell を使ってSage 300 のデータをSQL Server にレプリケーション
Sage 300 をPowerShell スクリプトを記述。リアルタイムデータへの接続を使用してSage 300 のデータをSQL Server にレプリケーション(複製)。
最終更新日:2023-09-26
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData ODBC Driver for Sage300 は、Microsoft のビルトインODBC サポートを使用して、追加設定なしで連携を可能にします。ODBC ドライバーは、PowerShell から実際のSage 300 のデータへの連携を即座に実現します。
PowerShell に組み込まれている.NET Framework Provider for ODBC を使用して、Sage 300 を他のデータベースに複製するなどの統合タスクを素早く自動化できます。この記事では、Sage 300 をSQL Server に5 行のコードで複製する方法を説明します。
PowerShell コードを記述し、Sage 300 のダウンロード以下の例を参照してください。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Sage 300 をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにSage 300 のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSage 300 の接続を設定、2.PowerShell 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとSage 300 への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSage300 ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
Sage 300 への接続
以下のコードは、DSN を使用してPowerShell でデータソースへの接続を初期化する方法を説明します。
$conn = New-Object System.Data.Odbc.OdbcConnection
$conn.ConnectionString = "DSN=CData Sage300 Source x64"
Sage 300 のデータをSQL Serverにバックアップ
キャッシュを有効にした後、以下のコードを使用して、データをSQL Server に複製できます。
次の接続プロパティを設定し、キャッシュデータベースを構成します。
CacheProvider:ADO.NET プロバイダの名前です。これは、ご使用のバージョンの.NET のMachine.config にあります。例として、SQL Server を構成するにはSystem.Data.SqlClient と入力します。
CacheConnection:データベースの接続に必要なプロパティの接続文字列です。以下はSQL Server の一例です。
Server=localhost;Database=RSB;User Id=sqltest;Password=sqltest;
この例のSQL クエリを使用して、スキーマを含むキャッシュされたテーブル全体を更新できます。既存のキャッシュはすべて削除されます。
$conn.Open()
# Create and execute the SQL Query
$SQL = "CACHE DROP EXISTING SELECT * FROM " + $OEInvoices
$cmd = New-Object System.Data.Odbc.OdbcCommand($sql,$conn)
$count = $cmd.ExecuteNonQuery()
$conn.Close()
ドライバーを使用すると、キャッシュ機能を完全に制御できます。その他のキャッシュコマンドと使用例については、ヘルプドキュメントを参照してください。他のデータベースに複製する手順についても、ヘルプドキュメントを参照してください。
その他の操作
PowerShell でSage 300 を取得するには、OdbcDataAdapter メソッドのFill メソッドを呼び出します。データ操作コマンドを実行するには、OdbcCommand オブジェクトを初期化してからExecuteNonQuery を呼び出します。以下は、.NET Framework Provider for ODBC を介した、Sage 300 への コマンドの例です。
Sage 300 のデータの取得
$sql="SELECT InvoiceUniquifier, ApprovedLimit from OEInvoices"
$da= New-Object System.Data.Odbc.OdbcDataAdapter($sql, $conn)
$dt= New-Object System.Data.DataTable
$da.Fill($dt)
$dt.Rows | foreach {
$dt.Columns | foreach ($col in dt{
Write-Host $1[$_]
}
}
Sage 300 からPowerShell へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。