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【完全ガイド】WooCommerce のデータをSQL Server のリンクサーバーで連携する方法
SQL Server からCData ODBC Driver のSQL Gateway 機能を使ってWooCommerce にリンクサーバーとして接続する方法を解説。設定手順からVisual Studio での活用例まで詳細に紹介します。
最終更新日：2025-03-14
この記事で実現できるWooCommerce 連携のシナリオ
こんにちは！ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している兵藤です。
本記事では、SQL ServerのTDS Remoting 機能を使ってWooCommerce にリンクサーバーとしてシームレスに連携する方法を解説します。この連携には、CData ODBC Driverに同梱されているSQL Gateway を使用します。この方法により、SQL Server のインターフェースからWooCommerce への読み書き双方向のアクセスが可能になり、既存のSQL Server 環境で外部データを活用できるようになります。スクリーンショット付きで紹介していくので、初心者の方でも簡単に設定できます！
WooCommerce をSQL Server のリンクサーバーとして利用する3つの主要シナリオ
- SQL Server に接続しているアプリケーションでWooCommerce のデータを利用したいがデータ接続を増やしたくない
- WooCommerce のデータをSQL Server のデータや他のリンクサーバーのデータをJOIN などして使いたい
- 利用したいミドルウェア・BI ツールなどにODBC やJDBC の汎用のインターフェースがないが、SQL Server には接続できる
【準備編】WooCommerce ODBC DSNの設定方法
まずは、本記事右側のサイドバーからWooCommerce ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。または、Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定できます。
WooCommerce は、one-legged OAuth1.0 認証と通常のOAuth2.0 認証をサポートします。
one-legged OAuth 1.0 認証を使って接続する
次のプロパティを指定してください（NOTE：次の資格情報はWooCommerce の設定ページで生成されるもので、WordPress OAuth2.0 プラグインで生成されるものとは異なります）。
- ConsumerKey
- ConsumerSecret
WordPress OAuth 2.0 認証を使って接続する
プラグインを設定した後、
次の接続プロパティを指定することでWooCommerce に接続できます。
どちらの場合方法でも、Url プロパティをWooCommerce インスタンスのURL に設定する必要があります。
CData ODBC ドライバにはSQL Gateway が同梱されています。このSQL Gateway に、WooCommerce ODBC Driver をサービスとして設定します。
SQL Gateway 側でサービスの設定が終わったら、SQL Server 側でWooCommerce サービスをリンクサーバーとして使う設定をしましょう。
これで、リンクサーバーの設定は終わりなので、「OK」を押して設定を保存します。
SSMS のオブジェクトエクスプローラーのリンクサーバー下にWooCommerce のリンクサーバーが作成され、「テーブル」下にWooCommerce のデータがアプリ単位でテーブルが生成されます。
このように、API のリクエストではなく通常のSQL 構文でデータを扱うことが可能になっています
Visual Studio のサーバーエクスプローラーの「データ接続」を右クリックし、「接続の追加」をクリックして、データソースの選択画面を開きます。
データソースの選択画面でデータソースを「Microsoft SQL Server 」に選択して、「続行」を押します。
「接続の追加」画面で、以下を入力します。
「テスト接続」をして大丈夫であれば、「OK」を押して設定を完了させます。
「新しいクエリ」で、SQL でSELECT 文を書いてデータを取得してみます。
このように、通常のSQL Server のリンクサーバーと同じようにVisual Studio 内WooCommerce のデータを扱うことが可能になります。
他のIDE でもSQL Server にアクセスする方法でWooCommerce のデータにSQL でアクセスが可能になります。 リンクサーバーの真価は、異なるデータソースを組み合わせた分析や処理にあります。以下に実践的な活用例をご紹介します。 このクエリ例では、SQL Server内の顧客データとWooCommerce 内の注文データを顧客IDで結合し、2023年以降の注文を金額順に表示しています。 このようにCData ODBC ドライバと併用することで、WooCommerce を含む270を超えるSaaS、NoSQL データをSQL Server に連携できます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービ
スやNoSQL と合わせて活用してみてください。
【設定手順1】SQL Gateway でWooCommerce ODBC DSN をセットアップする方法
Service Name]:任意
リモーティングDB 選択:SQL Server を選択
Data Source:ドロップダウンでCData WooCommerce Source Sys を選択
Port:使用していないポートを選択
ユーザー毎にFull アクセスか、Readonly か、None の権限を選択できます。
複数のODBC データソースがある場合には、データソース毎に権限の設定が可能です。
「OK」を押して、ユーザー登録を完了します。
その後「Save Changes」で設定を保存します。
【設定手順2】SQL Server でWooCommerce リンクサーバーを構築する方法
オブジェクトエクスプローラーの「サーバーオブジェクト」で「リンクサーバー」を右クリックして、「新しいリンクサーバー」をクリックします。
サーバー種類：その他データソース
プロバイダー：SQL Server Native _Client 11.0
データソース：この例の場合、localhost, 1433 を入力
カタログ：ODBC DSN 名を入力
【活用例1】SSMS（SQL Server Management Studio）でWooCommerce データを操作する方法
新しいクエリを選択し、WooCommerce のデータを取得してみます。
実践的なSQL クエリの例と解説
SELECT * from リンクサーバー名.CData WooCommerce Source Sys（ODBC DSN 名）.WooCommerce.テーブル名
【活用例2】Visual Studio からWooCommerce のリンクサーバーに連携する方法
Visual Studio での接続設定とクエリ実行手順
サーバー名:SQL Server のサーバー名
認証:任意の認証方式
データベース名の選択または入力:※master など
※リンクサーバーを直接データベース名として入力することはできないようです。なので上位のデータベース名で設定しておきます。
SELECT * from リンクサーバー名.CData WooCommerce Source Sys（ODBC DSN 名）.WooCommerce.テーブル名
複数データソースのJOIN などを行う場合には大変便利です。【応用編】WooCommerce データとSQL Server データを組み合わせた高度な活用例
複数データソースの結合（JOIN）によるデータ統合
SELECT
s.customer_id,
s.customer_name,
o.order_id,
o.order_date,
o.total_amount
FROM
Sales.Customers s
JOIN
リンクサーバー名.CData WooCommerce Source Sys.WooCommerce.Orders o
ON
s.customer_id = o.customer_id
WHERE
o.order_date > '2023-01-01'
ORDER BY
o.total_amount DESC
おわりに
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