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詳細はこちら →PolyBase で外部データソースとしてGoogle Calendar を連携利用
CData ODBC ドライバとSQL Server 2019 のPolyBase を使って、リアルタイムGoogle Calendar に外部データソースとしてアクセス。
最終更新日:2022-04-21
この記事で実現できるGoogle Calendar 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
SQL Server のPolyBase は、データベーステーブルをクエリするTransact-SQL 構文を使って、外部データにクエリする仕組みです。 CData ODBC Driver for GoogleCalendar を組み合わせて使うことで、SQL Server データと同じようにGoogle Calendar へのアクセスが可能です。 本記事では、外部データソースと外部テーブルの作成から、T-SQL クエリを使ってリアルタイムGoogle Calendar のデータへ接続を認可するところまで説明します。
CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、PolyBase でリアルタイムGoogle Calendar のデータを送受信するための圧倒的なパフォーマンスを提供します。SQL Server からGoogle Calendar に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をGoogle Calendar に直接プッシュダウンし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作) をクライアント側で処理します。また、PolyBase を使用することで、単一のクエリを使用して分散ソースからデータをプルし、SQL Server データをGoogle Calendar と結合することもできます。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Google Calendar をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにGoogle Calendar のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてGoogle Calendar の接続を設定、2.PolyBase 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとGoogle Calendar への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからGoogleCalendar ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。PolyBase を使用してSQL Server に外部データソースを作成するには、System DSN を構成します。(CData Google Calendar Sys は自動的に作成されます。)
Google Calendar はOAuth 認証標準を利用しています。各ユーザー やドメイン内のユーザーの代わりに、CData 製品がGoogle API にアクセスすることを許可できます。 接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
詳細はヘルプドキュメントを参照してください。
[接続のテスト]をクリックして、DSN がGoogle Calendar に正しく接続できているかを確認します。[テーブル]タブに移動し、Google Calendar のテーブル定義を確認します。
Google Calendar のデータの外部データソースを作成
接続を構成したのち、外部データソースのマスター暗号化キーと資格情報データベースを作成する必要があります。
マスター暗号化キーの作成
以下のSQL コマンドを実行して新しいマスターキー[ENCRYPTION]を作成し、外部データソースの資格情報を暗号化します。
CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password';
資格情報データベースの作成
以下のSQL コマンドを実行してGoogle Calendar に接続されている外部データソースの資格情報を作成します。
Note:Google Calendar は認証にUser やPassword を必要としないため、IDENTITY とSECRET に任意の値を使用できます。
CREATE DATABASE SCOPED CREDENTIAL googlecalendar_creds WITH IDENTITY = 'username', SECRET = 'password';
Google Calendar の外部データソースを作成
以下のSQL コマンドを実行し、以前作成したDSN と資格情報を使用して、PolyBase でGoogle Calendar の外部データソースを作成します。
Google Calendar の場合、SERVERNAME を[localhost]または[127.0.0.1]に設定し、PORT を空のままにします。PUSHDOWN は、デフォルトでON に設定されているため、ODBC Driver は、サーバー側の処理を利用して複雑なクエリを実行できます。
CREATE EXTERNAL DATA SOURCE cdata_googlecalendar_source WITH ( LOCATION = 'odbc://SERVERNAME[:PORT]', CONNECTION_OPTIONS = 'DSN=CData Google Calendar Sys', -- PUSHDOWN = ON | OFF, CREDENTIAL = googlecalendar_creds );
Google Calendar の外部テーブルを作成
外部データソースを作成したら、CREATE EXTERNAL TABLE ステートメントを使用してSQL Server インスタンスからGoogle Calendar にリンクします。テーブルカラムの定義は、CData ODBC Driver for GoogleCalendar によって公開されているものと一致しなければなりません。DSN Configuration Wizard の[テーブル]タブを参照し、テーブルの定義を確認できます。

CREATE TABLE ステートメントのサンプル
以下は、Google Calendar VacationCalendar に基づいて外部テーブルを作成するステートメントの一例です。
CREATE EXTERNAL TABLE VacationCalendar( Summary [nvarchar](255) NULL, StartDateTime [nvarchar](255) NULL, ... ) WITH ( LOCATION='VacationCalendar', DATA_SOURCE=cdata_googlecalendar_source );
SQL Server インスタンスでGoogle Calendar の外部テーブルを作成すると、ローカルデータとリモートデータを同時にクエリできるようになります。CData ODBC Driver に組み込まれているクエリ処理により、可能な限り多くのクエリ処理がGoogle Calendar にプッシュされることで、ローカルのリソースと計算リソースが解放されます。ODBC Driver for GoogleCalendar の30日間無料トライアルをダウンロードし、SQL Server データでリアルタイムGoogle Calendar のデータを使い始めましょう。
Google Calendar からPolyBase へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。