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詳細はこちら →CData ODBC Driver を使ってAsprovaをGoogle Cloud Storage と連携
CData ODBC Driver を使って、AsprovaとGoogle Cloud Storage とのデータ連携を実現します。
最終更新日:2022-02-13
こんにちは!プロダクトスペシャリストの浦邉です。
生産スケジューラ「Asprova」はODBC によるデータベース接続をサポートしているため、これを通してGoogle Cloud Storageとのデータ連携を行うことが可能です。 通常、Google Cloud StorageなどのSaaS として提供されるアプリケーションにはWeb API でアクセスしますが、CData Google Cloud Storage ODBC Driver によって、RDB にアクセスするのと同じ感覚で、Google Cloud Storage のデータを扱うことができます。 本記事ではGoogle Cloud StorageからAsprovaへの「品目」データ取り込みの例を通してデータ連携手順を示します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
- Google Cloud Storage をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにGoogle Cloud Storage のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてGoogle Cloud Storage の接続を設定、2.Asprova 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとGoogle Cloud Storage への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからGoogleCloudStorage ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
インストールが完了したら、DSN 設定画面が開くので、必要な接続プロパティを入力してGoogle Cloud Storage への接続を行います。
ユーザーアカウントでの認証
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定することなく接続できます。InitiateOAuth をGETANDREFRESH に設定したら、接続の準備が完了です。
接続すると、Google Cloud Storage OAuth エンドポイントがデフォルトブラウザで開きます。ログインして権限を付与すると、OAuth プロセスが完了します。
サービスアカウントでの認証
サービスアカウントには、ブラウザでユーザー認証を行わないサイレント認証があります。サービスアカウントを使用して、企業全体のアクセススコープを委任することもできます。
このフローでは、OAuth アプリケーションを作成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントを参照してください。以下の接続プロパティを設定したら、接続の準備が完了です:
- InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定。
- OAuthJWTCertType: PFXFILE に設定。
- OAuthJWTCert: 生成した.p12 ファイルへのパスに設定。
- OAuthJWTCertPassword: .p12 ファイルのパスワードに設定。
- OAuthJWTCertSubject: 証明書ストアの最初の証明書が選ばれるように"*" に設定。
- OAuthJWTIssuer: 「サービスアカウント」セクションで「サービスアカウントの管理」をクリックし、このフィールドをサービスアカウントID フィールドに表示されているE メールアドレスに設定。
- OAuthJWTSubject: サブジェクトタイプが"enterprise" に設定されている場合はエンタープライズID に設定し、"user" に設定されている場合はアプリユーザーID に設定。
- ProjectId: 接続するプロジェクトのID に設定。
これで、サービスアカウントのOAuth フローが完了します。
Asprovaでの接続情報の設定
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メニューの「ファイル」から「データ入出力」を選択し、「データ入出力」ダイアログを開きます。
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「品目」行のヘッダをダブルクリックし、「データ入出力の編集」ダイアログを開きます。
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「RDBトランザクション」を「いいえ」に変更し、「OK」を押下します。
データドライバの設定
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「品目」の「データソースの種類」を「OLE DB」に変更します。
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「接続文字列/フォルダ」列のボタンを押下し、「データ リンク プロパティ」ダイアログを開きます。 「プロバイダー」タブで「Microsoft OLE DB Provider for ODBC Drivers」を選択し「次へ」を押下します。
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「接続」タブで「データソース名を使用する」が選択されていることを確認し、コンボボックスで「CData Google Cloud Storage Source」を選択します。
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「接続のテスト」を押下し「接続のテストに成功しました」というメッセージが表示されればドライバの設定に成功です。
スキーマの設定
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「外部テーブル名」列のボタンを押下し、「テーブル一覧」ダイアログを開きます。 ここでGoogle Cloud Storageのテーブル一覧が表示されることを確認してください。
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出力先テーブル(Asprovaの品目)、入力元テーブルの項目の対応付けを行います。「フィールドマッピング」列のボタンを押下し、「品目-フィールドマッピング」画面を開きます。
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画面の二つのテーブルの間で右クリックし、コンテキストメニューの「全削除」を選択します。すべてのマッピングが削除されたことを確認し、項目同士をドラッグアンドドロップでつなぎ上記のマッピングを設定します。
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これでデータ取り込みの設定は終了です。メニューの「ファイル」から「インポート」をクリックします。画面下のメッセージでエラーが出なければインポートは完了です。
データの確認
メニューの「テーブル表示」から「品目」を選択します。下図のように、Google Cloud Storageから取り込んだ商品データが表示されれば成功です。