CData ODBC Driver を使ってAsprovaをRedshift と連携

CData ODBC Driver を使って、AsprovaとRedshift とのデータ連携を実現します。

浦邊信太郎
プロダクトスペシャリスト

最終更新日:2022-02-13

こんにちは!プロダクトスペシャリストの浦邉です。

生産スケジューラ「Asprova」はODBC によるデータベース接続をサポートしているため、これを通してRedshiftとのデータ連携を行うことが可能です。 通常、RedshiftなどのSaaS として提供されるアプリケーションにはWeb API でアクセスしますが、CData Redshift ODBC Driver によって、RDB にアクセスするのと同じ感覚で、Redshift のデータを扱うことができます。 本記事ではRedshiftからAsprovaへの「品目」データ取り込みの例を通してデータ連携手順を示します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。

  1. Redshift をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにRedshift のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてRedshift の接続を設定、2.Asprova 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとRedshift への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからRedshift ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

インストールが完了したら、DSN 設定画面が開くので、必要な接続プロパティを入力してRedshift への接続を行います。

Redshift への接続には次を設定します:

  • Server: 接続するデータベースをホストしているクラスタのホスト名およびIP アドレス。
  • Port: クラスタのポート。
  • Database: データベース名、ブランクの場合ユーザーのデフォルトデータベースになります。
  • User: ユーザー名。
  • Password: ユーザーのパスワード。

Server およびPort の値はAWS の管理コンソールで取得可能です:

  1. Amazon Redshift console (http://console.aws.amazon.com/redshift) を開く。
  2. Clusters ページで、クラスタ名をクリック。
  3. クラスタのConfiguration タブで、表示された接続文字列からクラスタのURL をコピーします。

    Asprovaでの接続情報の設定

    1. メニューの「ファイル」から「データ入出力」を選択し、「データ入出力」ダイアログを開きます。

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    2. 「品目」行のヘッダをダブルクリックし、「データ入出力の編集」ダイアログを開きます。

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    3. 「RDBトランザクション」を「いいえ」に変更し、「OK」を押下します。

      DataIO

    データドライバの設定

    1. 「品目」の「データソースの種類」を「OLE DB」に変更します。

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    2. 「接続文字列/フォルダ」列のボタンを押下し、「データ リンク プロパティ」ダイアログを開きます。 「プロバイダー」タブで「Microsoft OLE DB Provider for ODBC Drivers」を選択し「次へ」を押下します。

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    3. 「接続」タブで「データソース名を使用する」が選択されていることを確認し、コンボボックスで「CData Redshift Source」を選択します。

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    4. 「接続のテスト」を押下し「接続のテストに成功しました」というメッセージが表示されればドライバの設定に成功です。

    スキーマの設定

    1. 「外部テーブル名」列のボタンを押下し、「テーブル一覧」ダイアログを開きます。 ここでRedshiftのテーブル一覧が表示されることを確認してください。

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    2. 出力先テーブル(Asprovaの品目)、入力元テーブルの項目の対応付けを行います。「フィールドマッピング」列のボタンを押下し、「品目-フィールドマッピング」画面を開きます。

      DataIO

    3. 画面の二つのテーブルの間で右クリックし、コンテキストメニューの「全削除」を選択します。すべてのマッピングが削除されたことを確認し、項目同士をドラッグアンドドロップでつなぎ上記のマッピングを設定します。

      DataIO

    4. これでデータ取り込みの設定は終了です。メニューの「ファイル」から「インポート」をクリックします。画面下のメッセージでエラーが出なければインポートは完了です。

    データの確認

    メニューの「テーブル表示」から「品目」を選択します。下図のように、Redshiftから取り込んだ商品データが表示されれば成功です。

    DataIO

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