JBoss のコネクションプールからZuora のデータに連携

Zuora をJava サーブレットに統合します。JBoss のManagement Console を使用して、CData JDBC Driver for Zuora をインストールします。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-09-12

この記事で実現できるZuora 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC ドライバーは、コネクションプールの標準手順に従ってJBoss で構成できます。この記事では、JBoss アプリケーションのコネクションプールからSalesforce データにアクセスする方法について詳しく説明します。また、JBoss Management Interface を使用してCData JDBC Driver for Zuora を設定する方法についても詳しく説明します。最後には、コネクションプールからZuora にアクセスできるようになります。

Management Console からJDBC Data Source for Zuora を作成

以下のステップに従ってドライバーJAR を追加し、必要な接続プロパティを定義します。

  1. [Runtime]メニューで、展開先がマネージドドメインかスタンドアロンサーバーかに応じて[Domain]または[Server]メニューを選択し、[Manage deployments]をクリックして[Deployments]ページを開きます。
  2. [Add]をクリックします。表示されるウィザードで、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあるドライバーのJAR ファイルとライセンスを追加します。ウィザードをデフォルトで終了し、ドライバーを選択して[Enable]をクリックします。 The deployed JAR.(Salesforce is shown.)
  3. [Configuration]メニューで[Subsystems]->[Connector]->[Datasources]と進みます。これにより、JDBC データソースページが開きます。
  4. [Add]をクリックし、表示されるウィザードでドライバーとJNDI の名前を入力します。例: java:jboss/root/jdbc/Zuora
  5. 上で追加したドライバーを選択します。
  6. JDBC URL、ユーザー名、パスワードを入力します。JDBC URL の構文は、jdbc:zuora: の後にセミコロンで区切られた接続プロパティのリストが続きます。

    Zuora はユーザー認証にOAuth 標準を使用しています。OAuth 認証ついて詳しくは、オンラインヘルプドキュメントを参照してください。

    Tenant プロパティの設定

    プロバイダへの有効な接続を作成するには、アカウントの設定と合致するテナント値を1つ選択する必要があります。以下は、利用可能なオプションのリストです。

    • USProduction:リクエストはhttps://rest.zuora.com に送信されます。
    • USAPISandbox:リクエストはhttps://rest.apisandbox.zuora.com に送信されます。
    • USPerformanceTest:リクエストはhttps://rest.pt1.zuora.com に送信されます。
    • EUProduction:リクエストはhttps://rest.eu.zuora.com に送信されます。
    • EUSandbox:リクエストはhttps://rest.sandbox.eu.zuora.com に送信されます。

    デフォルトではUSProduction テナントを使用します。

    Zuora サービスの選択

    データクエリとAQuA API の2つのZuora サービスを使用します。デフォルトでは、ZuoraServiceAQuADataExport に設定されています。

    DataQuery

    データクエリ機能は、非同期の読み取り専用SQL クエリを実行することで、Zuora テナントからのデータのエクスポートを実現します。 このサービスは、素早く軽量なSQL クエリでの使用を推奨します。

    制限

    • フィルタ適用後の、テーブルごとの入力レコードの最大数: 1,000,000
    • 出力レコードの最大数: 100,000
    • テナントごとの、実行用に送信される同時クエリの最大数: 5
    • テナントごとの、同時クエリの制限に達した後に実行用に送信され、キューに追加されるクエリの最大数: 10
    • 1時間単位での、各クエリの最大処理時間: 1
    • GB 単位での、各クエリに割り当てられるメモリの最大サイズ: 2
    • Index Join を使用する際のインデックスの最大値。言い換えれば、Index Join を使用する際にWHERE 句で使われる一意の値に基づいた、左のテーブルから返されるレコードの最大数: 20.000

    AQuADataExport

    AQuA API のエクスポートは、すべてのオブジェクト(テーブル)のすべてのレコードをエクスポートするように設計されています。AQuA のクエリジョブには以下の制限があります。

    制限

    • AQuA のジョブ内のクエリが8時間以上実行されている場合、ジョブは自動的に停止されます。
    • 停止されたAQuA のジョブは3回再試行可能で、その後失敗として返されます。

    以下は一般的な接続文字列です。

    jdbc:zuora:OAuthClientID=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=MyOAuthClientSecret;Tenant=USProduction;ZuoraService=DataQuery;
  7. 接続を確認したらウィザードを終了します。Zuora のデータソースを選択し、[Enable]をクリックします。
The enabled data source.(Salesforce is shown.)

その他のJBoss 統合

上記のステップは、単純なコネクションプールのシナリオでドライバーを構成する方法を示しています。より詳しい情報については、JBoss EAP ドキュメントの[Data Source Management]の章を参照してください。

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