Slingshot でCouchDB のデータ連携してダッシュボードを作成

デジタルワークプレイスSlingshot のダッシュボードでCouchDB のデータにCData Connect Server を使ってリアルタイム連携するレポートを作成。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-10-28

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Slingshot はインフラジスティックス社が提供するオールインワンのデジタルワークプレイスサービスです。この記事では、CData Connect Server を経由してSlingshot からCouchDB に連携するダッシュボードを作成する方法を説明します。

CData Connect Server は、CouchDB のデータのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、Slingshot からリアルタイムにCouchDB のデータへ連携することができます。

CouchDB の仮想OData API エンドポイントを作成

まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。

  1. CData Connect Server にログインして、Databases をクリックします。 データベースを追加
  2. 利用できるデータソースアイコンから"CouchDB" を選択します。
  3. CouchDB に接続するために必要なプロパティを入力します。

    Apache CouchDB 接続プロパティの取得・設定方法

    Url 接続プロパティをApache CouchDB インスタンスのURL に設定します。例:http://localhost:5984

    ユーザー(またはJWT)が特定のデータベースだけにアクセスできるようにしたい場合は、Apache CouchDB インスタンスで"admin_only_all_dbs" オプションを設定し、テーブルをリストするために本製品が必要とする"/_all_dbs" エンドポイントへのアクセス権をすべてのユーザーに付与する必要があります。

    Apache CouchDB への認証

    3種類の認証をサポートします。
    • Basic:基本的なユーザー名 / パスワード認証。
    • JWT:JWT 認証。
    • None:パブリックなデータベースへの匿名アクセス。

    Basic 認証

    データに接続するには以下を設定します。

    • AuthSchemeBasic
    • User:認証に使用されるApache CouchDB ユーザーアカウント。
    • Password:認証するユーザーに関連付けられたApache CouchDB パスワード。

    その他の認証方法は、ヘルプドキュメント の「接続の確立」セクションを参照してください。 接続を設定

  4. Test Database をクリックします。
  5. Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
  6. API タブをクリックして OData API エンドポイントが生成されていることを確認します。

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、Slingshot からCouchDB のデータに接続できます。

Slingshot にデータソースを追加する

CData Connect Server の設定が完了したら、Slingshot 側に接続設定を追加しましょう。

  1. Slingshot の対象のワークスペースに移動して「データソース」タブに移動し「+データソース」をクリックします。
  2. データソースの一覧から利用したいサービスを選択します。ここで先程CData Connect Server で設定したOData エンドポイントの接続を追加します。
  3. 「URL」にOData エンドポイントのURL を指定し「先制認証を使用する」にチェックを入れます。その上で「資格情報」を追加しましょう。
  4. 資格情報の種類は「汎用資格情報」になります。合わせてCData Connect Server のユーザー名を入力し、パスワードには先程生成したトークンを入力します。
  5. あとは「データソースの追加」をクリックすれば、データソースの接続設定は完了になります。

ダッシュボードを作成する

すべての準備が整ったのでCouchDB のデータを活用してダッシュボードを作成していきましょう。

  1. 「ダッシュボード」タブに移動して「+ダッシュボード」をクリックします。
  2. 先程追加したCData Connect Server へのOData フィードデータソースが表示されるので、これを選択します。
  3. すると、事前にCData Connect Server 上で登録しておいたテーブルの一覧がエンティティのセットとして表示されるので、任意のエンティティを選択しましょう。
  4. これでSlingshot 上に対象のデータがシームレスに読み込まれます。あとは可視化するためのラベルや値を選択することで、以下のように簡単にビジュアライズが実施できます。

このように、CData Connect Server を経由することで、API を意識することなくSlingshot でダッシュボードを作成できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。