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詳細はこちら →Servoy でAzure Synapse に接続されたWeb アプリを構築
Servoy Developer を使用して手軽にAzure Synapse のデータに接続し、リアルタイムAzure Synapse のデータに接続できるWeb アプリケーションを構築。
最終更新日:2023-02-26
この記事で実現できるAzure Synapse 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
Servoy は、迅速なアプリケーション開発とデプロイのためのプラットフォームです。CData JDBC Driver for AzureSynapse と組み合わせることで、ユーザーはAzure Synapse に接続してリアルタイムAzure Synapse のデータを使用できるアプリケーションを構築できます。この記事では、Servoy からAzure Synapse に接続し、Azure Synapse のデータを表示、検索するための簡単なWeb アプリケーションを構築する方法を説明します。
ビルトインの最適化されたデータ処理により、CData JDBC Driver は、リアルタイムAzure Synapse のデータとやり取りする際に圧倒的なパフォーマンスを提供します。Azure Synapse に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をAzure Synapse に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みのSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータソース型を使用してAzure Synapse のデータを操作できます。
Servoy Developer からAzure Synapse に接続する
Azure Synapse に接続するアプリケーションを構築するには、まず、Servoy Developer からCData JDBC Driver for AzureSynapse を使用してデータプロバイダを作成する必要があります。
- JDBC Driver をインストールします。
- JDBC Driver JAR ファイル(cdata.jdbc.azuresynapse.jar)を、Servoy のインストールディレクトリの/application_server/drivers/ ディレクトリにコピーします。
- Servoy Developer を開きます。
- Solution Explorer で「Resources」の下の「Database Server」を右クリックし、「Connect to existing database」->「empty」を選択します。
- サーバーに名前を付けます。
- クリックすると、サーバーの詳細設定が表示されます。
次のようにURL を設定します。例:jdbc:azuresynapse:User=myuser;Password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind;
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築については、Azure Synapse JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.azuresynapse.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
Azure Synapse への接続
Azure Synapse データベースに接続するには、認証に加えて(下記参照)、次のプロパティを設定します。
- Server:Azure を実行しているサーバー。Azure ポータルにログインして、[Azure Synapse Analytics]->[Select your database]->[Overview]->[Server name]に進むと確認できます。
- Database:[Azure Synapse Analytics]ページのAzure ポータルに表示されるデータベース名。
Azure Synapse への認証
次のプロパティを使用してAzure Synapse に接続します。
- User:Azure との認証のためのユーザー名。
- Password:認証ユーザーに関連付けられたパスワード。
- コピーしたDriver クラスを選択します。例:cdata.jdbc.azuresynapse.AzureSynapseDriver
Azure Synapseに接続するWeb アプリを構築する
Servoy Developer リソースでAzure Synapse への接続を設定すると、リアルタイムAzure Synapse へのアクセス権を持つアプリケーションを構築することができます。
新しいソリューションを作成する
- Server Explorer で、「All solutions」を右クリックし、「Create new solution」を選択します。
- ソリューションに名前を付けます。
- 「search」モジュールを含むチェックボックスを選択します。
- 「Finish」をクリックします。
新しいフォームを作成する
「Forms」を右クリックし、「Create new form」を選択します。
- フォームに名前を付けます。
- データソースを選択します。
- タイプ(Simple など)を設定し、「Finish」をクリックします。

フォームにData Grid を追加する
- Servoy NG-Grids からData Grid コンポーネントをフォームにドラッグします。
カラムコンポーネントをData Grid にドラッグし、各カラムコンポーネントの「dataprovider」プロパティをAzure Synapse 「table」のカラム(例:Products テーブルのId)に設定します。
必要に応じてカラムを追加します。
アプリケーションに検索を追加する
検索機能を追加するには、「svySearch」拡張機能が必要です。(新しいソリューションを作成する際にデフォルトで含まれます。)ソリューションの作成時に拡張機能を追加しなかった場合、または、既存のソリューションを変更する場合は、ソリューション内のModules を右クリックして「Add Module」を選択することで検索モジュールを追加できます。「svySearch」を選択し、「OK」をクリックします。
- Text Field コンポーネントをForm にドラッグします。
- Form を右クリックし、「Open in Script Editor」を選択します。
- 検索値を保持する新しい変数(JavaScript)を作成します。
var searchText = '';
- Text Field プロパティでForm に戻ります。
- 「dataprovider」プロパティを作成したForm 変数に設定します。
- ダブルクリックしてonAction イベントのメソッドを追加します。
- クリックして「Form」でメソッドを作成し、名前を付けて(例:onEnter)、「Create private」をクリックします。
- 「OK & Show」をクリックします。
- 以下のJavaScript をJavaScript ファイルに追加することで、Servoy フレームワークを使用してText Field のテキストを使ったバインドデータの検索を実装します。
var search = scopes.svySearch.createSimpleSearch(foundset).setSearchText(searchText); search.setSearchAllColumns(); search.loadRecords(foundset);

アプリを保存して起動する
フォームとJavaScript ファイルを保存し、「Run」->「Launch NGClient」とクリックしてWeb アプリケーションを起動します。

CData JDBC Driver for AzureSynapse の30日の無償評価版をダウンロードし、Servoy でAzure Synapse に接続されたアプリケーションの構築を開始します。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。