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詳細はこちら →Gmail のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、Gmail のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるGmail 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for Gmail を使えば、PowerShell からGmail のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Gmail およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でGmail への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
Gmail に接続する方法は2つあります。ログインクレデンシャルかOAuth のいずれかを選択する前に、まずGmail のアカウント設定でIMAP アクセスを有効にしてください。詳しくは、ヘルプドキュメントの「はじめに」-「Gmail への接続」を参照してください。
Authentication セクションのUser とPassword プロパティに、有効なGmail ユーザー資格情報を設定します。
あるいは、Password を指定する代わりに、OAuth 認証標準を使います。 個々のユーザーに代わってGoogle API にアクセスするには、埋め込みクレデンシャルを使用するか、独自のOAuth アプリを登録することができます。
また、OAuth を利用することで、Google Apps ドメイン内のユーザーに代わってサービスアカウントを使用して接続することができます。サービスアカウントで認証するには、アプリケーションを登録してOAuth JWT 値を取得する必要があります。
OAuth 値に加え、User を指定する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
Gmail のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module GmailCmdlets
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Gmail への接続:
$gmail = Connect-Gmail -User $User -Password $Password
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-Gmail -Connection $gmail -Table "Inbox"
Invoke-Gmail cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-Gmail -Connection $gmail -Query 'SELECT * FROM Inbox WHERE From = @From' -Params @{'@From'='test@test.com'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
Gmail のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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Gmail、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Gmail のリソース(Inbox)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Inbox" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でGmail とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-Gmail -Connection $gmail -Table "Inbox" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Inbox" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、Gmail を別のデータベースに複製する場合、Select-Gmail cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、Gmail のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでGmail のデータをMySQL から使うことができるようになります。