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詳細はこちら →Neo4J のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、Neo4J のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるNeo4J 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for Neo4j を使えば、PowerShell からNeo4J のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Neo4j およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でNeo4J への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
Neo4j に接続するには、次の接続プロパティを設定します。
- Server:Neo4j インスタンスをホスティングしているサーバー。
- Port:Neo4j サービスが稼働しているポート。プロバイダーは、デフォルトでHTTP (7474) ポートに接続します。
- User:Neo4j インスタンスを使用しているユーザーのユーザー名。
- Password:Neo4j インスタンスを使用しているユーザーのパスワード。
- Database:Neo4j インスタンスで対象とするデータベース。デフォルトは"neo4j" です。
Neo4J のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module Neo4jCmdlets
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Neo4J への接続:
$neo4j = Connect-Neo4j -Server $Server -Port $Port -User $User -Password $Password
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-Neo4j -Connection $neo4j -Table "ProductCategory"
Invoke-Neo4j cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-Neo4j -Connection $neo4j -Query 'SELECT * FROM ProductCategory WHERE CategoryOwner = @CategoryOwner' -Params @{'@CategoryOwner'='CData Software'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
Neo4J のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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Neo4J、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Neo4J のリソース(ProductCategory)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "ProductCategory" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でNeo4J とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-Neo4j -Connection $neo4j -Table "ProductCategory" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "ProductCategory" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、Neo4J を別のデータベースに複製する場合、Select-Neo4j cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、Neo4J のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでNeo4J のデータをMySQL から使うことができるようになります。