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詳細はこちら →Sage 200 のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、Sage 200 のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるSage 200 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for Sage200 を使えば、PowerShell からSage 200 のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Sage200 およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でSage 200 への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
- Schema:どのエディションのSage 200 に接続するかを決定します。StandardUK または ProfessionalUK を指定してください。
- Subscription Key:接続を確立するために使用するAPI へのアクセスを提供します。まず、 Sage 200 API web サイトにログインして、アカウントにマッチするAPI エディションにサブスクライブしてください。 こちらから手順を実行できます。https://developer.columbus.sage.com/docs/services/api/uk. その後、Sage 200 へのログインするとプロファイル内でサブスクリプションキーを確認できます。
Sage 200 のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module Sage200Cmdlets
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Sage 200 への接続:
$sage200 = Connect-Sage200 -SubscriptionKey $SubscriptionKey -Schema $Schema
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-Sage200 -Connection $sage200 -Table "Banks"
Invoke-Sage200 cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-Sage200 -Connection $sage200 -Query 'SELECT * FROM Banks WHERE Code = @Code' -Params @{'@Code'='12345'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
Sage 200 のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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Sage 200、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Sage 200 のリソース(Banks)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Banks" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でSage 200 とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-Sage200 -Connection $sage200 -Table "Banks" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Banks" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、Sage 200 を別のデータベースに複製する場合、Select-Sage200 cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、Sage 200 のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでSage 200 のデータをMySQL から使うことができるようになります。