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詳細はこちら →MongoDB のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、MongoDB のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるMongoDB 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for MongoDB を使えば、PowerShell からMongoDB のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for MongoDB およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でMongoDB への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
MongoDB への接続には、Server、Database、User、Password プロパティを設定します。MongoDB コレクションにテーブルとしてアクセスするには、自動スキーマ検出を使用することができます。もちろんスキーマ定義の.rsd ファイルを編集して自分でスキーマ定義を書くことも可能です。スキーマに縛られないフリーフォーマットクエリを投げることもできます。
MongoDB のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module MongoDBCmdlets
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MongoDB への接続:
$mongodb = Connect-MongoDB -Server $Server -Port $Port -Database $Database -User $User -Password $Password
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-MongoDB -Connection $mongodb -Table "restaurants"
Invoke-MongoDB cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-MongoDB -Connection $mongodb -Query 'SELECT * FROM restaurants WHERE Name = @Name' -Params @{'@Name'='Morris Park Bake Shop'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
MongoDB のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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MongoDB、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、MongoDB のリソース(restaurants)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "restaurants" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でMongoDB とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-MongoDB -Connection $mongodb -Table "restaurants" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "restaurants" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、MongoDB を別のデータベースに複製する場合、Select-MongoDB cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、MongoDB のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでMongoDB のデータをMySQL から使うことができるようになります。