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詳細はこちら →Tableau Server へのSage 300 ダッシュボードの公開・パブリッシュ
CData ODBC Driver for Sage300 を使って、Tableau ダッシュボードにSage 300 をデータ連携。
最終更新日:2022-09-20
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
エンタープライズBI にSage 300 連携機能を追加しましょう。CData ODBC Driver for Sage300 を使って、Tableau Server にSage 300 のデータをリアルタイム連携して、ダッシュボードを公開。企業の他のメンバーに連携レポート・ダッシュボードを共有しましょう。
この記事では、クライアントおよびサーバーでのでのDSN の設定、Sage 300 のデータソースのTableau Server へのパブリッシュ、ワークブック全体のTableau Server へのパブリッシュまでの手順を説明します。データソースをパブリッシュすると、Tableau Server で更新可能なワークブックを新しく作成することができるようになります。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Sage 300 をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにSage 300 のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSage 300 の接続を設定、2.Tableau Server 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとSage 300 への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSage300 ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
Tableau Desktop でワークブックやデータソースを作成して、Tableau Server にワークブックやデータソースをパブリッシュするには、デスクトップとサーバーのそれぞれのマシンでDSN 設定を行う必要があります。両方のマシンで厳密に同じ名前のDSN を作成して接続する必要があります。以下がSage 300 に接続するための情報です。Windows とLinux ODBC では設定に異なる点がありますので、ドキュメントを参照してください。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
DSN を設定する際には、Max Rows プロパティを設定することをお勧めします。これにより取得される行数が制限され、パフォーマンスを向上させます。
Windows
CData ODBC Driver for Sage300 on Windows の場合は、DSN 設定はドライバーをインストールした後に行います。ドライバーをインストール語にDSN 設定画面が開きます。マイクロソフトのODBC データソースアドミニストレータから設定を行うことも可能です。
Linux
CData ODBC Driver for Sage300 をLinux で利用する場合には、ドライバーのインストールでSystem DSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集して、接続プロパティを入力することでDSN 設定を変更することができます。
/etc/odbc.ini
[CData Sage300 Source]
Driver = CData ODBC Driver for Sage300
Description = My Description
User = SAMPLE
Password = password
URL = http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/
Company = SAMINC
コンフィグレーションファイルの詳細設定については、製品ヘルプを参照してください。
Sage 300 のデータソースをTableau に公開
Sage 300 への接続を確立したら、Tableau でSage 300 のデータソースをパブリッシュして、組織内のユーザーがSage 300 のデータに連携するワークブックを作成して利用できるようにします。
Tableau 上でSage 300 のデータソースを作成してパブリッシュする
データソース画面で、その他のデータベース(ODBC) を選択します。システムDSN であるCData Sage300 Sys を選択します。
ドライバーのインストール時にシステムDSN とユーザーDSN を自動的に作成してくれます。Tableau Server では、システムDSN を使用します。
- [データベース]メニューでCData を選択します。
- [表]ボックスにテーブル名を入力、または[🔎]マーククリックして、テーブル一覧を表示させます。[新しいカスタムSQL]をクリックしてSQL クエリを入力することもできます。
- [データソース]ページで、テーブルをJOIN エリアにドラッグします。
- [サーバー]メニューで[ワークブックのパブリッシュ]-> (使用するデータソース)をクリックします。
- サーバーのURL を入力します。通常はTableau Server のuser name とpassword で認証します。次のような認証シナリオも可能です:
- Tableau がKerberos を使用し、コンピューターに有効なActive Directory で接続している場合、Tableau がサーバーに接続します。
- Tableau がSAML を使用する場合、外部プロバイダーのログインプロンプトが表示されます。
- Tableau は、Active Directory の使用で設定されている場合、Windows username およびpassword を入力します。
- 次に、ダイアログにProject、Data Source や他のプロパティを入力します。スケジュール更新を設定する場合、Embedded Passsword を認証メニューで選択します。パブリッシュをクリックします。
これで、組織のユーザーがパブリッシュされたSage 300 のデータソースのワークブックを作成して共有することができるようになりました。

ワークブックのデータ更新(リフレッシュ)
クライアントマシンであるTableau Desktop とサーバーマシンであるTableau Server システムDSN を設定すると、接続しているSage 300 のデータソースをリフレッシュすることができます。Tableau Server のインターフェースで[データ]->[使用中のデータソース]->更新(Refresh)をクリックします。

Tableau Server でSage 300 のデータに連携する完成したワークブックをパブリッシュする
特定の完成したワークブックを組織内で共有する場合、Tableau Desktop でワークブックを作成し、直接Tableau Server にパブリッシュすることができます。
- 上記の1-5 の手順で、Sage 300 に接続し、データを取得します。
- [サーバー]-> [サインイン]をクリックして、サーバーの接続を設定します。通常はTableau Server のuser name とpassword で認証します。次のような認証シナリオも可能です:
- Tableau がKerberos を使用し、コンピューターに有効なActive Directory で接続している場合、Tableau がサーバーに接続します。
- Tableau がSAML を使用する場合、外部プロバイダーのログインプロンプトが表示されます。
- Tableau は、Active Directory の使用で設定されている場合、Windows username およびpassword を入力します。
- 選択されたデータに対しビジュアライズするディメンションおよびメジャー選択し、チャートやブラフでビジュアライズを行います。
- ワークブックが完成したら、[サーバー]-> [ワークブックのパブリッシュ]でTableau Server ににパブリッシュします。
- 次に、ダイアログにProject、Data Source や他のプロパティを入力します。スケジュール更新を設定する場合、Embedded Passsword を認証メニューで選択します。パブリッシュをクリックします。
これで組織内のユーザーTableau Server のパブリッシュされたワークブックを参照することができるようになります。

Sage 300 からTableau Server へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。