ODBC を介してNode.js からSurveyMonkey のデータをクエリ

node-odbc を使用して、Node.js からSurveyMonkey のデータへのSQL クエリを実行します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-01-09

この記事で実現できるSurveyMonkey 連携のシナリオ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Node.js はブラウザ上以外でJavaScript コードを使用できるJavaScript ランタイム環境です。CData ODBC Driver for SurveyMonkey を使用すれば、Node.js アプリとスクリプトから、リアルタイムSurveyMonkey のデータにアクセスできます。この記事ではnode-odbc のインストールと、リアルタイムSurveyMonkey のデータへのアクセスが可能な、シンプルなNode.js アプリケーションを作成するために必要なツールについて説明します。

ビルトインの最適化されたデータ処理により、CData ODBC Driver は比類のないパフォーマンスで、Node.js のリアルタイムSurveyMonkey のデータとやりとりできます。Node.js からSurveyMonkey に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSurveyMonkey に直接プッシュし、組み込まれたSQL エンジンを利用してサポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)をクライアント側で処理します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. SurveyMonkey をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにSurveyMonkey のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSurveyMonkey の接続を設定、2.Node.js 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとSurveyMonkey への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからSurveyMonkey ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

必要な接続プロパティの値が未入力の場合には、データソース名(DSN)で入力します。組み込みのMicrosoft ODBC Data Source Administrator を使用し、DSN を構成できます。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

SurveyMonkey はOAuth 2 認証標準を利用しています。SurveyMonkey がアンケートの回答を読むためにこれを必要とすることを考えると、アンケートを読むアカウントには有料プランのサブスクリプションが必要です。

SurveyMonkey への接続に使用できる認証方法は2つあります。

  • プライベートoauth アプリケーションを登録するときに、パーソナルアクセストークンを使用します。
  • パブリックoauth アプリケーションを登録するときに、OAuth を使用します。

パーソナルアクセストークンの使用

個人用トークンを使用して、自分のデータをテストし、アクセスします。個人用トークンを取得するには、ヘルプの「Creating a Custom OAuth App」の手順に従って、次の接続プロパティを設定します。

  • OAuthAccessToken:アプリケーション設定で生成されたAccessToken に設定。
  • InitiateOAuth:OFF に設定。

OAuth の使用

CData 製品はすでにSurveyMonkey にOAuth アプリケーションとして登録されています。そのため、デフォルトでは、自動的に埋め込みクレデンシャルを使用して接続します。

独自のカスタムOAuth アプリを使用したい場合は、ヘルプのCustom Credentials を参照してください。

node-odbc を構築する

CData ODBC Driver を介してSurveyMonkey に接続するには、必要なツールをインストールした後に、node-odbc を手動で構築する必要があります。

必要なツールをインストールする

以下のコマンドでは、node-odbc の構築に必要なツールをインストールします。(ツールをグローバルにインストールする-g パラメータに注意してください。)

npm i -g windows-build-tools
npm i -g node-gyp

node-odbc を構築する

必要なツールをインストールしたらNode.js アプリケーションのディレクトリを作成し、Node.js スクリプトで使用するバイナリを構築するodbc をインストールします。

mkdir nodeodbc
cd nodeodbc
npm i -g node

Node.js からSurveyMonkey をクエリ

ODBC Driver がインストールされ、DSN が構成されて、node-odbc が構築されたら、Node.js アプリケーションからリアルタイムSurveyMonkey のデータをクエリすることができるようになります。以下のサンプルコードは、特定のDSN に接続してMySurvey_Responses テーブルをクエリします。

myscript.js

const odbc = require('odbc');

async function querySurveyMonkey() {
    const connection = await odbc.connect(`DSN=CData SurveyMonkey Source`);
    const data = await connection.query('SELECT RespondentId, ChoiceId FROM MySurvey_Responses');
    console.log(data);
}

querySurveyMonkey();

アプリケーションを作成したら、node を使用してスクリプトを実行します。

node myscript.js
Sample program results (Salesforce is shown.

おわりに

CData ODBC Driver for SurveyMonkey の30日の無償評価版 をダウンロードすればNode.js でリアルタイムSurveyMonkey のデータを使用できます。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。

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