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詳細はこちら →Bitbucket のデータをSQL Server に同期(キャッシュ)する方法
キャッシュ機能を使って、Bitbucket の任意のエンドポイントをSQL Server にキャッシュ同期
最終更新日:2022-06-30
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
Bitbucket のデータをDB にコピーするニーズは多いです。例えば、データのバックアップのため、 データをDB にデータレイク的に格納して他のアプリケーションやBI、ETL ツールから連携利用するなどです。
ただし、JSON やXML 形式であったりスキーマレスなデータなどを、DB に格納できるようにスキーマ定義をしながらデータを同期することは大きな手間です。 しかも、SaaS やNoSQL などのデータはスキーマレスであったり、スキーマが頻繁に変更されます。
Driver 技術では、Bitbucket のデータをテーブルにモデル化し、スキーマを付与してDB への格納を容易にします。 本記事では、CACHE コマンドだけで、SQL Server にBitbucket のデータの同期を取る方法を説明します。
同期先となるデータベースの準備
この例では、SQL Server を使います。難しい手順は不要で、SQL Server に任意の名前の新しい同期DB を作成しておくだけです。

CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
- Bitbucket をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにBitbucket のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてBitbucket の接続を設定、2.SQL Server 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとBitbucket への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからBitbucket ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
ODBC 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で接続設定を行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを開いて設定を行うことも可能です。 必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。
ほとんどのクエリでは、ワークスペースを設定する必要があります。唯一の例外は、Workspacesテーブルです。このテーブルはこのプロパティの設定を必要とせず、クエリを実行すると、Workspaceの設定に使用できるワークスペーススラッグのリストが提供されます。このテーブルにクエリを実行するには、スキーマを'Information'に設定し、SELECT * FROM Workspacesクエリを実行する必要があります。
Schemaを'Information'に設定すると、一般的な情報が表示されます。Bitbucketに接続するには、以下のパラメータを設定してください。
- Schema: ワークスペースのユーザー、リポジトリ、プロジェクトなどの一般的な情報を表示するには、これを'Information'に設定します。それ以外の場合は、クエリを実行するリポジトリまたはプロジェクトのスキーマに設定します。利用可能なスキーマの完全なセットを取得するには、sys_schemasテーブルにクエリを実行してください。
- Workspace: Workspacesテーブルにクエリを実行する場合を除き、必須です。Workspacesテーブルへのクエリにはこのプロパティは必要ありません。そのクエリはWorkspaceの設定に使用できるワークスペーススラッグのリストのみを返すためです。
Bitbucketでの認証
BitbucketはOAuth認証のみをサポートしています。すべてのOAuthフローからこの認証を有効にするには、カスタムOAuthアプリケーションを作成し、AuthSchemeをOAuthに設定する必要があります。
特定の認証ニーズ(デスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、ヘッドレスマシン)に必要な接続プロパティについては、ヘルプドキュメントを必ず確認してください。
カスタムOAuthアプリケーションの作成
Bitbucketアカウントから、以下のステップを実行します。
- 設定(歯車アイコン)に移動し、ワークスペース設定を選択します。
- アプリと機能セクションで、OAuthコンシューマーを選択します。
- コンシューマーを追加をクリックします。
- カスタムアプリケーションの名前と説明を入力します。
- コールバックURLを設定します。
- デスクトップアプリケーションとヘッドレスマシンの場合、http://localhost:33333または任意のポート番号を使用します。ここで設定するURIがCallbackURLプロパティになります。
- Webアプリケーションの場合、信頼できるリダイレクトURLにコールバックURLを設定します。このURLは、ユーザーがアプリケーションにアクセスが許可されたことを確認するトークンを持って戻るWebの場所です。
- クライアント認証情報を使用して認証する予定の場合、これはプライベートコンシューマーですを選択する必要があります。ドライバーでは、AuthSchemeをclientに設定する必要があります。
- OAuthアプリケーションに与える権限を選択します。これにより、読み取りおよび書き込みできるデータが決まります。
- 新しいカスタムアプリケーションを保存するには、保存をクリックします。
- アプリケーションが保存された後、それを選択して設定を表示できます。アプリケーションのKeyとSecretが表示されます。これらを将来の使用のために記録してください。Keyを使用してOAuthClientIdを設定し、Secretを使用してOAuthClientSecretを設定します。
通常のDSN 設定に加え、キャッシュ関連項目の設定が必要です:
Cache Connection:以下をセミコロン区切りで入力
Cache Provider:SQL Server ではSystem.Data.SqlClient
Server=server name;Database=database name;User ID=your id;Password=password;

Visual Studio からキャッシュを実行
Visual Studio のサーバーエクスプローラーから「データ接続」を右クリックして「接続の追加」を選択します。
データソース選択画面で「Microsoft ODBC データソース」を選択します。

サーバーエクスプローラーには、「ODBC.Bitbucket.CData」というコネクションができています。 展開するとBitbucket のデータがテーブルよびビューとしてモデル化されて表示されます。 これらのオブジェクトは通常のSQL で操作することができます。
キャッシュクエリの実行
以下のキャッシュコマンドを作成し、実行します。 実行時にクエリテキストエラーが出ても気にせず続行してください。
CACHE SELECT * FROM "Target Table"

キャッシュ結果をSQL Server で確認
データベースの下にkintone の選択したアプリが同期されています。キレイにDB 向けにスキーマも付いてます。普通にSQL でアプリケーション内で使ってください。