各製品の資料を入手。
詳細はこちら →ETL ツールのEmbulk を使ってSage 50 UK のデータをDB にロードする方法
OSS のETL ツールEmbulk のJDBC Plugin を使って、Sage 50 UK のデータを簡単にDB に同期する方法をご紹介します。
最終更新日:2023-10-13
この記事で実現できるSage 50 UK 連携のシナリオ
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Embulk は、大量のデータをDB、クラウドデータストア、DWH にロードできるオープンソースETL ツールです。近頃のトレンドでは1社で複数のオンプレアプリやSaaS を使っており、データ分析にはETL ツールを使ってデータを丸ごとDB/DWH にロードしてから、分析や可視化をすることが主流になっています。Embulk にはいろいろなプラグインがあり、多様なInput とOutput 処理をサポートしています。この記事では、Embulk のJDBC Input Plugin と CData Driver for Sage50UK を使って、Sage 50 UK のデータを簡単にDB にロードする方法をご紹介します。この例ではロード先のDB にはMySQL を使います。
Embulk でSage 50 UK のデータをロード
- CData JDBC Driver for Sage50UK をEmbulk と同じマシンにインストールします。CData JDBC ドライバは30日間の無償トライアルが利用できるので、サイドバーからお気軽にダウンロードしてご利用ください。
-
以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。後ほどこのパスを使います。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage50UK 2019J\lib\cdata.jdbc.sage50uk.jar 次に、EmbulkとCData JDBC Driverをつなぎこむための、JDBC Input Plugin をインストールします。以下のリンクからダウンロードできます。
https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbcインストール用のコマンドはこちら:
embulk gem install embulk-input-jdbc
今回はロード先DB としてMySQL を使います。ほかにもSQL Server、PostgreSQL、Google BigQuery などを使うことも可能です。ロードに必要な以下のプラグインをインストールしましょう。
https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysqlコマンドはこちら。
embulk gem install embulk-output-mysql
- config ファイルを作成し、Sage 50 UK -> MySQL のジョブを作成します。sage50uk-mysql.yml というファイル名で、以下の内容で作成しました。
- JDBC URL の内容は、ご利用の環境や資格情報を入力してください。
Note:Sage 50 UK 2012 以降のみサポートされています。
「接続」セクションのUser およびPassword プロパティを、有効なSage 50 UK のユーザー資格情報に設定する必要があります。これらの値は、Sage 50 UK に ログインするために使用するものと同じです。
さらに、「接続」セクションのURL プロパティを、希望する会社データセットのアドレスに設定する必要がります。アドレスを取得するには、以下を行ってください:
- Sage 50 UK ソフトウェアを開きます。
- 「Tools」->「Internet Options」をクリックします。
- 「SData Settings」タブを選択します。
- 「Sage 50 Accounts」の隣にある「Details」ボタンをクリックします。会社名のリストとそれに対応するデータセットのアドレスを含むウィンドウが表示されます。
- URL プロパティを希望する会社の隣にあるアドレスフィールドの値に設定します。
- テーブル名は取得したいテーブル名を入れます。
- これで準備完了です。あとは「embulk run」で実行するだけです。
- 実行後MySQL Workbenchからテーブルを確認してみると、データが取得できているはずです。
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage50UK 2025J\lib\cdata.jdbc.sage50uk.jar
driver_class: cdata.jdbc.sage50uk.Sage50UKDriver
url: jdbc:sage50uk:URL=http://your-server:5493/sdata/accounts50/GCRM/your-address;User=Manager;
table: "TradingAccounts"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "TradingAccounts"
mode: insert
embulk run sage50uk-mysql.yml
クエリ条件でフィルタリングしたデータのロード
ちなみに、上記の例ではテーブル名を直接指定しましたが、以下のようにSQL クエリを書いてもいいです。 WHERE 句で作成日や修正日を指定すれば、最新のデータだけを対象にすることも可能です。
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage50UK 2019J\lib\cdata.jdbc.sage50uk.jar
driver_class: cdata.jdbc.sage50uk.Sage50UKDriver
url: jdbc:sage50uk:URL=http://your-server:5493/sdata/accounts50/GCRM/your-address;User=Manager;
query: "SELECT Name, FinanceBalance FROM TradingAccounts WHERE [RecordId] = 1"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "TradingAccounts"
mode: insert
おわりに
CData JDBC Driver for Sage50UK をEmbulk で使うことで、Sage 50 UK と連携して簡単にデータを取得できます。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。