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詳細はこちら →Python pandas を使ってSage 50 UK のデータを可視化・分析する方法
CData Python Connector を使えば、Python でSage 50 UK をpandas などのライブラリで呼び出してデータ分析や可視化を実行できます。
最終更新日:2023-09-23
この記事で実現できるSage 50 UK 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Python エコシステムには多くのライブラリがあり、開発やデータ分析を行う際には必須と言っていいライブラリも多く存在します。CData Python Connector for Sage50UK は、pandas、Matplotlib、SQLAlchemy から使用することで Sage 50 UK にデータ連携するPython アプリケーションを構築したり、Sage 50 UK のデータの可視化を実現します。本記事では、pandas、SQLAlchemy、およびMatplotlib のビルトイン機能でSage 50 UK にリアルタイムアクセスし、クエリを実行して結果を可視化する方法を説明します。
CData Python Connectors の特徴
CData Python Connectors は、以下のような特徴を持った製品です。
- Sage 50 UK をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- pandas をはじめとする多様なデータ分析・BI ツールにSage 50 UK のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
CData Python Connectors では、1.データソースとしてSage 50 UK の接続を設定、2.Python からPython Connectors との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
以下の手順に従い、必要なライブラリをインストールし、Python オブジェクト経由でSage 50 UK にアクセスします。
必要なライブラリのインストール
pip で、pandas & Matplotlib ライブラリおよび、SQLAlchemy をインストールします。
pip install pandas pip install matplotlib pip install sqlalchemy
次にライブラリをインポートします。
import pandas import matplotlib.pyplot as plt from sqlalchemy import create_engine
Python でSage 50 UK のデータを可視化
次は接続文字列を作成してSage 50 UK に接続します。create_engine 関数を使って、Sage 50 UK に連携するEngne を作成します。以下はサンプルの接続文字列になりますので、環境に応じてクレデンシャル部分を変更してください。
engine = create_engine("sage50uk:///?URL=http://your-server:5493/sdata/accounts50/GCRM/your-address&User=Manager")
Note:Sage 50 UK 2012 以降のみサポートされています。
「接続」セクションのUser およびPassword プロパティを、有効なSage 50 UK のユーザー資格情報に設定する必要があります。これらの値は、Sage 50 UK に ログインするために使用するものと同じです。
さらに、「接続」セクションのURL プロパティを、希望する会社データセットのアドレスに設定する必要がります。アドレスを取得するには、以下を行ってください:
- Sage 50 UK ソフトウェアを開きます。
- 「Tools」->「Internet Options」をクリックします。
- 「SData Settings」タブを選択します。
- 「Sage 50 Accounts」の隣にある「Details」ボタンをクリックします。会社名のリストとそれに対応するデータセットのアドレスを含むウィンドウが表示されます。
- URL プロパティを希望する会社の隣にあるアドレスフィールドの値に設定します。
Sage 50 UK にアクセスするSQL を実行
pandas のread_sql 関数を使って好きなSQL を発行して、DataFrame にデータを格納します。
df = pandas.read_sql("""SELECT Name, FinanceBalance FROM TradingAccounts WHERE TradingAccountUUID = 'c2ef66a5-a545-413b-9312-79a53caadbc4'""", engine)
Sage 50 UK のデータを可視化
DataFrame に格納されたクエリ結果に対して、plot 関数をつかって、Sage 50 UK のデータをグラフ化してみます。
df.plot(kind="bar", x="Name", y="FinanceBalance") plt.show()

Sage 50 UK からPython へのデータ連携には、ぜひCData Python Connector をご利用ください
このようにCData Python Connector と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをPython からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
日本のユーザー向けにCData Python Connector は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
ソースコード
import pandas import matplotlib.pyplot as plt from sqlalchemy import create_engin engine = create_engine("sage50uk:///?URL=http://your-server:5493/sdata/accounts50/GCRM/your-address&User=Manager") df = pandas.read_sql("""SELECT Name, FinanceBalance FROM TradingAccounts WHERE TradingAccountUUID = 'c2ef66a5-a545-413b-9312-79a53caadbc4'""", engine) df.plot(kind="bar", x="Name", y="FinanceBalance") plt.show()