TIBCO Spotfire から、ODBC 経由でSalesforce Data Cloud のデータに連携してビジュアライズ

ODBC 標準はユビキタスをサポートし、セルフサービスBI を簡単にします。ODBC Driver を使ってSalesforce Data Cloud をTIBCO Spotfire にローディングします。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-09-16

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

この記事では、CData ODBC Driver for SalesforceDataCloud をTIBCO Spotfire で使う方法を説明します。データインポートウィザードを使ってのDSN(データソース名)に接続し、サンプルビジュアライゼーション上でビルドして簡単なダッシュボードを作成します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Salesforce Data Cloud をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにSalesforce Data Cloud のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSalesforce Data Cloud の接続を設定、2.TIBCO Spotfire 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとSalesforce Data Cloud への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからSalesforceDataCloud ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

  1. 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。一般的な接続プロパティは以下のとおりです:

    Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターで必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

    Salesforce Data Cloud は、OAuth 標準による認証をサポートしています。

    OAuth

    AuthSchemeOAuth に設定します。

    デスクトップアプリケーション

    CData は、デスクトップでの認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供します。

    また、Salesforce Data Cloud コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを介してデスクトップから認証することもできます。詳しくは、ヘルプドキュメントカスタムOAuth アプリの作成を参照してください。

    接続する前に、次のプロパティを設定します。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESHInitiateOAuth を使えば、繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要はなくなります。
    • OAuthClientId (カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントID。
    • OAuthClientSecret (カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。

    接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでSalesforce Data Cloud のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。

    以下のようにドライバーがOAuth プロセスを完了します。

    • コールバックURL からアクセストークンを取得します。
    • 古いトークンの期限が切れたときは、新しいアクセストークンを取得します。
    • OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化します。
    • Web アプリケーションやヘッドレスマシンを含むその他のOAuth メソッドについては、ヘルプドキュメントを参照してください。

    • [File]>[Add Data Tables]をクリックします。
    • リアルタイムデータを使いたい場合は、[Keep Data Table External]オプションをクリックします。このオプションは、データの変更をリアルタイムでダッシュボードに反映します。また、大量のデータを扱う場合に、ネットワークのロード回数を低減します。

      データをメモリにロードしてローカルで処理したい場合は、[Import Data Table]オプションをクリックします。このオプションは、オフラインでの使用、またはスローなネットワーク接続によりダッシュボードがインタラクティブでない場合に使用します。

    • [Add]>[Database]をクリックします。
    • [Data Source Type]メニューでODBC Provider を選択し[Configure]をクリックします。
    • DSN を選択します。
      The DSN to connect to in the Add Data Tables wizard. (Salesforce is shown.)
    • ダッシュボードに追加したいテーブルを選択します。この例ではAccount を使います。SQL クエリも指定できます。ドライバーは標準SQL シンタックスをサポートしています。
      Tables and columns selected in the tree or specified by an SQL query. (Salesforce is shown.)
    • テーブルを追加すると[Recommended Visualizations]ウィザードが表示されます。テーブルを選択すると、Spotfire はカラムのデータ型を使ってnumber、time、category カラムを検出します。この例ではNumbers セクションで[Account Name] を、Categories セクションで[Account ID] を使用しています。
      Recommended visualizations for the imported data table. (Salesforce is shown.)

[Recommended Visualizations]ウィザードでいくつかビジュアライズしたら、ダッシュボードにその他の修正を加えられます。例えば、ページにフィルタを適用することで、高確率なopportunities にズームインできます。フィルタを追加するには、[Filter]ボタンをクリックします。各クエリで利用可能なフィルタは、[Filters]ペインに表示されます。

A simple dashboard with a global filter. (Salesforce is shown.)

Salesforce Data Cloud からTIBCO Spotfire へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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