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詳細はこちら →Elasticsearch へLogstash 経由でYouTube Analytics のデータをロードする方法
全文検索サービスElasticsearch のETL モジュール「Logstash」とCData JDBC ドライバを使って、YouTube Analytics のデータを簡単にロードする方法をご紹介。
最終更新日:2022-07-22
この記事で実現できるYouTube Analytics 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Elasticsearch は、人気の分散型全文検索エンジンです。データを一元的に格納することで、超高速検索や、関連性の細かな調整、パワフルな分析が大規模に、手軽に実行可能になります。Elasticsearch にはデータのローディングを行うパイプラインツール「Logstash」があります。CData Drivers を利用することができるので、30日の無償評価版をダウンロードしてあらゆるデータソースを簡単にElasticsearch に取り込んで検索・分析を行うことができます。
この記事では、CData Driver for YouTubeAnalytics を使って、YouTube Analytics のデータをLogstash 経由でElasticsearch にロードする手順を説明します。
Elasticsearch Logstash でCData JDBC Driver for YouTubeAnalytics を使用
- CData JDBC Driver for YouTubeAnalytics をLogstash が稼働するマシンにインストールします。
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以下のパスにJDBC Driver がインストールされます(2022J の部分はご利用される製品バージョンによって異なります)。後ほどこのパスを使います。この.jar ファイル(製品版の場合は.lic ファイルも)をLogstash に配置します。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for YouTubeAnalytics 2022J\lib\cdata.jdbc.youtubeanalytics.jar
- 次に、Logstash とCData JDBC ドライバをつなぐ、JDBC Input Plugin をインストールします。JDBC Plugin は最新のLogstash だとデフォルトでついてきますが、バージョンによっては追加する必要があります。
https://www.elastic.co/guide/en/logstash/5.4/plugins-inputs-jdbc.html - CData JDBC ドライバの.jar ファイルと.lic ファイルを、Logstashの「/logstash-core/lib/jars/」に移動します。
Logstash でElasticsearch にYouTube Analytics のデータを送る
それでは、Logstash でElasticsearch にYouTube Analytics のデータの転送を行うための設定ファイルを作成していきます。
- Logstash のデータ処理定義であるlogstash.conf ファイルにYouTube Analytics のデータを取得する処理を書きます。Input はJDBC、Output はElasticsearch にします。データローディングジョブの起動間隔は30秒に設定しています。
- CData JDBC ドライバの.jar をjdbc driver ライブラリにして、クラス名を設定、YouTube Analytics への接続プロパティをJDBC URL の形でせっていします。JDBC URL ではほかにも詳細な設定を行うことができるので、細かくは製品ドキュメントをご覧ください。
YouTube Analytics への接続には、OAuth 認証標準を使います。ユーザーアカウントまたはサービスアカウントで認証できます。組織全体のアクセススコープをCData 製品に許可するには、サービスアカウントが必要です。下記で説明するとおり、CData 製品はこれらの認証フローをサポートします。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。次を設定して、接続してください。ChannelId:YouTube チャンネルのId に設定。指定しない場合、認証されたユーザーのチャンネルのデータが返されます。ContentOwnerId:コンテンツ所有者のレポートを生成する場合に設定。接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
他のOAuth 認証フローについては、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
input { jdbc { jdbc_driver_library => "../logstash-core/lib/jars/cdata.jdbc.youtubeanalytics.jar" jdbc_driver_class => "Java::cdata.jdbc.youtubeanalytics.YouTubeAnalyticsDriver" jdbc_connection_string => "jdbc:youtubeanalytics:ContentOwnerId=MyContentOwnerId;ChannelId=MyChannelId;InitiateOAuth=REFRESH" jdbc_user => "" jdbc_password => "" schedule => "*/30 * * * * *" statement => "SELECT Snippet_Title, ContentDetails_ItemCount FROM Groups" } } output { Elasticsearch { index => "youtubeanalytics_Groups" document_id => "xxxx" } }
Logstash でYouTube Analytics のローディングを実行
それでは作成した「logstash.conf」ファイルを元にLogstash を実行してみます。
> logstash-7.8.0\bin\logstash -f logstash.conf
成功した旨のログが出ます。これでYouTube Analytics のデータがElasticsearch にロードされました。
例えばKibana で実際にElasticsearch に転送されたデータを見てみます。
GET youtubeanalytics_Groups/_search { "query": { "match_all": {} } }

データがElasticsearch に格納されていることが確認できました。

CData JDBC Driver for YouTubeAnalytics をLogstash で使うことで、YouTube Analytics コネクタとして機能し、簡単にデータをElasticsearch にロードすることができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。