各製品の資料を入手。
詳細はこちら →複数のDynamics NAV アカウントのレプリケーション
Dynamics NAV の複数のアカウントを一つ、もしくは複数のデータベースに同期。
最終更新日:2022-11-28
こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
CData Sync は、いろいろなシナリオのデータレプリケーション(同期)を行うことができるスタンドアロンのアプリケーションです。例えば、sandbox および本番インスタンスのデータをデータベースに同期することができます。CData Sync のウェブインターフェースは複数のDynamics NAV コネクションを簡単に管理できます。本記事では、複数のDynamics NAV アカウントを一つのデータベースに同期する方法を説明します。
レプリケーションの同期先を設定
CData Sync では、Dynamics NAV のデータ を何台のデータベースにでも複製できます。データベースはクラウドおよびオンプレミスの双方に対応しています。レプリケーションの同期先の設定には、[接続]タブから行います。
- [同期先]タブを選択します。
- 同期先のアイコンをクリックします。本記事では、SQLite を使います。
- 必要な接続プロパティを入力します。Dynamics NAV をSQLite に複製するには、データソースボックスにファイルパスを指定します。
- [接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
- [変更を保存]をクリックします。
Dynamics NAV 接続の設定
データソース側にDynamics NAV を設定します。[接続]タブをクリックします。
- [接続の追加]セクションで[データソース]タブを選択します。
- Dynamics NAV アイコンをデータソースとして選択します。プリインストールされたソースにDynamics NAV がない場合には、追加データソースとしてダウンロードします。
- 接続プロパティに入力をします。
Dynamics NAV 接続プロパティの取得・設定方法
Dynamics NAV に接続する前に、サーバーでOData サービスを有効にしておく必要があります。OData サービスを有効にすると、CData 製品はサーバーで発行されるあらゆるサービスにクエリできるようになります。Url を有効なDynamics NAV サーバー組織のルート(例:http://MyServer:7048)およびServerInstance(例:DynamicsNAV71)に設定します。 もしサーバーにService Default Company がない場合は、Company(例:'CRONUS Canada, Inc.')も設定する必要があります。 マルチテナントインストールでは、Tenant にテナントId(例:'Cronus1')を指定します。
認証するには、User およびPassword プロパティを設定して、Dynamics NAV ログインクレデンシャルまたはWindows ユーザークレデンシャルを有効にします。 AuthScheme で適切な認証メソッドを選択します。
- [接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
- [変更を保存]をクリックします。
それぞれのDynamics NAV インスタンスのレプリケーションクエリの設定
Data Sync はレプリケーションをコントロールするSQL クエリを簡単なGUI 操作で設定できます。
レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[ジョブを追加]ボタンをクリックします。
次にデータソースおよび同期先をそれぞれドロップダウンから選択します。
テーブル全体をレプリケーションする
テーブル全体をレプリケーションするには、[テーブル]セクションで[テーブルを追加]をクリックします。表示されたテーブルリストからレプリケーションするテーブルをチェックします。.

テーブルをカスタマイズしてレプリケーションする
SQL クエリを使って、レプリケーションをカスタマイズできます。REPLICATE 構文はデータベースのテーブルにデータをキャッシュし、保存するハイレベルコマンドです。Dynamics NAV API がサポートするSELECT クエリを定義することができます。レプリケーションのカスタマイズにはテーブルセクションで[カスタムクエリの追加]をクリックして、クエリステートメントを記述します。

Dynamics NAV のデータ のテーブルを差分更新でキャッシュするステートメントは次のとおり:
REPLICATE Customer;
使用するレプリケーションクエリを含むファイルを指定することで特定のデータベースを更新することが可能です。レプリケーションステートメントをセミコロンで区切ります。次のオプションは一つのデータベースに複数のDynamics NAV アカウントのデータを同期する例です:
-
REPLICATE SELECT ステートメントで異なるtable prefix を使用する:
REPLICATE PROD_Customer SELECT * FROM Customer;
-
別の方法として、異なるスキーマを使うことも可能です:
REPLICATE PROD.Customer SELECT * FROM Customer;
レプリケーションのスケジュール起動
[スケジュール]セクションでは、レプリケーションジョブの自動起動スケジュール設定が可能です。反復同期間隔は、15分おきから毎月1回までの間で設定が可能です。

レプリケーションジョブを設定したら、[変更を保存]します。このように複数のDynamics NAV アカウントのデータを複製するジョブを作成することができました。