LINQPad でGoogle Data Catalog のデータを操作する方法

LINQPad でGoogle Data Catalog にLINQ クエリを実行する方法を解説します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-09-15

この記事で実現できるGoogle Data Catalog 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData ADO.NET Provider for GoogleDataCatalog は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってGoogle Data Catalog の操作を実現します。この記事では、LINQPad から接続してLINQ クエリを実行する方法を説明します。

必要なもの

本記事の手順を実行してLINQPad からGoogle Data Catalog に接続するには、以下の3つの製品が必要になります。

  • Google Data Catalog の環境
  • LINQPad
  • CData ADO.NET Provider for GoogleDataCatalog。右側のサイドバーから30日間無償トライアルがダウンロードできます

データモデルの作成

CData ADO.NET Provider for GoogleDataCatalog およびLINQPad をダウンロード・インストールしたら、Visual Studio で新しいクラスライブラリプロジェクトを作成します。

ADO.NET Provider の利用に必要となるEF 6を設定する方法については、ヘルプドキュメントを参照してください。

  1. プロジェクトを右クリックし、[追加]→[新しい項目]→[ADO.NET Entity Data Model]をクリックします。ダイアログが表示されたら、データベースから[Code First]を選択します。 [New Connection]をクリックして、表示されたウィザードで接続文字列オプションを指定します。

    New Connectionを選択して新しい接続設定を作成
  2. Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法

    認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。

    • OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。 「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
    • ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。

    Google Data Catalog への認証

    CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。

    OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

    一般的な接続文字列は次のとおりです。

    ProjectId=YourProjectId;
  3. 希望するテーブルおよびビューを選択して[Finish]をクリックし、データモデルを作成します。

    下部のFinishをクリックしてデータモデルを作成
  4. プロジェクトをビルドします。生成されたファイルを使ってLINQPad でGoogle Data Catalog 接続を作成できます。

LINQPad でGoogle Data Catalog のデータに接続

必要な接続プロパティを取得してデータモデルアセンブリを作成したら、以下の手順に従ってLINQPad でデータモデルを使いはじめましょう。

  1. LINQPad を開き[接続の追加]をクリックします。

    接続の追加をクリック
  2. [Use a typed data context from your own assembly]オプションを選択します。

  3. [Entity Framework DbContext]を選択します。

    下部のフィールドから[Entity Framework DbContext]を選択
  4. [Path to Custom Assembly]ボックスの横にある[参照]をクリックして、プロジェクトフォルダを参照します。bin フォルダの下の.dll または.exe を参照します。

  5. DbContext の名前を選択します。
  6. 接続文字列をApp.Config に保存した場合は、App.Config へのパスを指定します。
DbContextの名前とApp.Configへのパスを指定

これでLINQPad 経由でGoogle Data Catalog にクエリできます。サポートされたLINQ クエリの例は、ヘルプドキュメントの「LINQ およびEntity Framework」を参照してください。

LINQPad からGoogle Data Catalogに接続

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