Google Data Catalog のデータをR で分析:JDBC での接続

CData JDBC Driver で標準的なR 関数とお好みの開発環境を使ってGoogle Data Catalog を分析。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-09-21

この記事で実現できるGoogle Data Catalog 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for GoogleDataCatalog とRJDBC package を使って、R でリモートGoogle Data Catalog データ を利用できます。CData Driver を使うことで、業界が認めた基準で書かれたドライバーを活用して、オープンソースでポピュラーなR 言語のデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってGoogle Data Catalog にSQL クエリを実行する方法、および標準R 関数を呼び出してGoogle Data Catalog をビジュアライズする方法について説明します。

R をインストール

マルチスレッドのMicrosoft R Open を実行すること、またはBLAS/LAPACK ライブラリにリンクされたオープン R を実行することによって、マルチスレッドおよびマネージドコードから利益を得られたドライバーのパフォーマンスにマッチできます。ここでは、Microsoft R Open 3.2.3 を使用します。CRAN レポジトリのJan. 1, 2016 snapshot からパッケージをインストールするために事前設定されています。このsnapshot は再現性を保証します。

RJDBC パッケージをロード

ドライバーを使うにはRJDBC パッケージをダウンロードします。RJDBC パッケージをインストールしたら、次のコードを入力してパッケージをロードします。

library(RJDBC)

JDBC データソースとしてGoogle Data Catalog に接続

下記の情報を使いGoogle Data Catalog にJDBC データソースとして接続します。

  • Driver Class:cdata.jdbc.googledatacatalog.GoogleDataCatalogDriver に設定。
  • Classpath:Driver JAR の場所を設定します。デフォルトではインストールディレクトリの[lib]サブフォルダです。

dbConnect やdbSendQuery のようなDBI 関数は、R にデータアクセスコードを書くための統一インターフェースを提供します。

driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.googledatacatalog.GoogleDataCatalogDriver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.googledatacatalog.jar", identifier.quote = "'")

これで、DBI 関数を使ってGoogle Data Catalog に接続しSQL クエリを実行する準備が整いました。dbConnect 関数を使ってJDBC 接続を初期化します。一般的なJDBC 接続文字列は次のとおりです。

conn <- dbConnect(driver,"ProjectId=YourProjectId;")

Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法

認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。

  • OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。 「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
  • ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。

Google Data Catalog への認証

CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。

OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

スキーマ Discovery

ドライバーはGoogle Data Catalog API をリレーショナルデータベース、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデルします。次のコードを使ってテーブルリストを検出します。

dbListTables(conn)

SQL クエリの実行

dbGetQuery 関数を使ってGoogle Data Catalog API がサポートするすべてのSQL クエリを実行できます:

schemas <- dbGetQuery(conn,"SELECT Type, DatasetName FROM Schemas WHERE ProjectId = 'bigquery-public-data'")

次のコマンドを使って、結果を[data viewer]ウィンドウで見ることができます。

View(schemas)

Google Data Catalog データ をプロット

CRAN レポジトリで利用可能なあらゆるデータ初期化パッケージを使ってGoogle Data Catalog を分析する準備が整いました。ビルトインバーのplot 関数を使って簡単なバーを作成できます。

par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2)) barplot(schemas$DatasetName, main="Google Data Catalog Schemas", names.arg = schemas$Type, horiz=TRUE) A basic bar plot. (Salesforce is shown.)

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