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詳細はこちら →SnapLogic でDynamics 365 Business Central を外部サービスに連携
CData JDBC Driver を使用して、SnapLogic と外部サービスを連携。
最終更新日:2021-11-05
この記事で実現できるDynamics 365 Business Central 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
SnapLogic はintegration Platform-as-a-Service(iPaaS)であり、ユーザーはノーコードでデータ連携フローを作成できます。CData JDBC ドライバと組み合わせることで、ユーザーはSnapLogic ワークフローからDynamics 365 Business Central を含む250を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL データソースのリアルタイムデータに接続できます。
組み込みの最適化されたデータ処理によって、CData JDBC Driver はリアルタイムDynamics 365 Business Central のデータを高速に扱えます。プラットフォームがDynamics 365 Business Central に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をDynamics 365 Business Central に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータソース型を使用してDynamics 365 Business Central のデータを操作することができます。
SnapLogic からDynamics 365 Business Central に接続する
SnapLogic からDynamics 365 Business Central のデータに接続するには、CData Dynamics 365 Business Central JDBC Driver をダウンロードしてインストールします。インストール画面に従ってください。インストールが完了すると、インストール先のディレクトリ(デフォルトでは、C:/Program Files/CData/CData JDBC Driver for D365BusinessCentral/lib)にJAR ファイルが作成されます。
Dynamics 365 Business Central JDBC Driver をアップロードする
インストール後、JDBC JAR ファイルをSnapLogic 内のディレクトリ(例えば、projects/Jerod Johnson)にManager タブからアップロードします。

接続を設定する
JDBC Driver がアップロードされると、Dynamics 365 Business Central への接続を作成できます。
- Designer タブに移動します。
- Snaps から「JDBC」を展開して、「Generic JDBC - Select」snap をdesigner にドラッグします。
- Add Account をクリック(または既存のものを選択)して、「Continue」をクリックします。
- 次のフォームでは、JDBC 接続プロパティを設定します。
- JDBC JARs 以下にアップロードしたJAR ファイルを追加します。
- JDBC Driver Class をcdata.jdbc.d365businesscentral.D365BusinessCentralDriver に設定します。
JDBC URL をDynamics 365 Business Central JDBC Driver 用のJDBC 接続文字列に設定します。例えば、
jdbc:d365businesscentral:OrganizationUrl=https://myaccount.financials.dynamics.com/;RTK=XXXXXX;
です。NOTE: RTK は評価版もしくは製品版のキーです。詳しくは、CData のサポートチームにご連絡ください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Dynamics 365 Business Central JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.d365businesscentral.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
Dynamics 365 Business Central 接続プロパティの取得・設定方法
Dynamics 365 Business Central への認証には、User およびAccessKey プロパティが必要です。
データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、 http://businesscentral.dynamics.com/abc123/ などのBusiness Central アカウントへのエンドポインであるか、Web サービスのルートを参照する必要があります。OrganizationUrl を指定する方法 および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定する必要があります。 会社が1つだけの場合は、Company を指定する必要はありません。
Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。User およびAccessKey の値を取得するには、Dynamics 365 Business Central の「ユーザー」ページに移動して「編集」をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。
Microsoft では、OAuth 認証を使用する本番ユースケースを推奨します。詳細については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
- 接続プロパティの入力後、「Validate」、そして「Apply」をクリックします。
Dynamics 365 Business Central のデータを読み込む
接続を検証、適用後に開くフォームで、クエリを設定します。
- Schema name を"D365BusinessCentral" に設定します。
- Table name を、スキーマ名を使用したDynamics 365 Business Central 用のテーブルに設定します。例えば、"D365BusinessCentral"."Accounts" です(ドロップダウンを使用して利用可能なテーブルの全リストを確認できます)。
- テーブルから、使用したい項目ごとにOutput fields を追加します。

Generic JDBC - Select snap を保存します。
接続とクエリを設定したら、snap の終端部分(以下のハイライト部分)をクリックしてデータをプレビューします。

結果が期待どおりのものであることを確認したら、他のsnap を追加してDynamics 365 Business Central のデータを別のエンドポイントに渡すこともできます。

Dynamics 365 Business Central のデータを外部サービスにパイプ
本記事では、データをGoogle Spreadsheet にロードします。他のあらゆるサポートされているsnap が使用でき、Generic JDBC snap を他のCData JDBC ドライバと利用してデータを外部サービスに移すこともできます。
- まず、「Worksheet Writer」snap を"Generic JDBC - Select" snap の終端部分にドロップします。
- Google Sheets に接続するアカウントを追加します。
- Worksheet Writer snap を、Dynamics 365 Business Central のデータをGoogle Spreadsheet に書き込むよう設定します。
これで、接続済みのパイプラインを実行してDynamics 365 Business Central からデータを抽出し、Google Spreadsheet にプッシュできます。

外部データをDynamics 365 Business Central にパイプ
上述のように、JDBC Driver for D365BusinessCentral をSnapLogic から使用してデータをDynamics 365 Business Central に書き込むことができます。まずは、Generic JDBC - Insert またはGeneric JDBC - Update snap をダッシュボードに追加します。
- 既存の「Account」(接続)を選択するか、新しく作成します。
- クエリの設定。
- Schema name を"D365BusinessCentral" に設定します。
- Table name をスキーマ名を使用したDynamics 365 Business Central のテーブルに設定します。例えば、"D365BusinessCentral"."Accounts"(ドロップダウンを使用して利用可能な全テーブルの一覧を確認できます)。
- Generic JDBC - Insert/Update snap を保存します。
これで、Dynamics 365 Business Central にデータを書き込んだり、新しいレコードを挿入したり、既存のレコードを更新するsnap が設定できました。
詳細情報と無償評価版
CData JDBC Driver for D365BusinessCentral を使えば、Dynamics 365 Business Central のデータを外部サービスに連携するためのパイプラインをSnapLogic で作成できます。Dynamics 365 Business Central への接続に関する詳細については、CData のDynamics 365 Business Central 連携ページを参照してください。30日の無償評価版をダウンロードして今すぐ使い始めましょう。