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詳細はこちら →国産BI ツールのActionista! からDynamics 365 Business Central に直接連携してビジュアライズ
Actionista! からリアルタイムDynamics 365 Business Central のデータに直接連携して分析を実施。
最終更新日:2022-07-20
この記事で実現できるDynamics 365 Business Central 連携のシナリオ
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
CData Driver for D365BusinessCentral を使って、国産BIツールのActionista!(https://www.justsystems.com/jp/products/actionista/) からDynamics 365 Business Central のデータをノーコードで連携して利用できます。この記事では、間にETL/EAI ツールをはさむ方法ではなく、CData JDBC Driver for D365BusinessCentral をActionista! 側に組み込むだけで連携を実現できます。
Actionista! からDynamics 365 Business Central のデータへの連携を設定
CData JDBC Driver for D365BusinessCentral をActionista! に配置
- CData JDBC Driver for D365BusinessCentral をActionista! と同じマシンにインストールします。
-
次にインストールした.jar ファイルを以下のパスに格納します:
ドライバー.jar ファイルのディレクトリ C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for D365BusinessCentral 2019J\lib\cdata.jdbc.d365businesscentral.jar
Actionista! 側のコピー先ディレクトリ C:\JUST\JustBI\jdbc - 次に、C:\JUST\JustBI\conf にあるdatamanager.properties プロパティファイルに今回使用するDynamics 365 Business Central のドライバークラスなどを以下のように指定します:
- これでActionista! へのドライバーの配置が完了しました。
# D365BusinessCentral
loader.jdbc.displayName.D365BusinessCentral = D365BusinessCentral
loader.jdbc.initJdbcUrl.D365BusinessCentral = jdbc:d365businesscentral:
loader.jdbc.url.D365BusinessCentral = jdbc:d365businesscentral:
loader.jdbc.driver.D365BusinessCentral = cdata.jdbc.d365businesscentral.D365BusinessCentralDriver
loader.jdbc.dbmsInfo.D365BusinessCentral = cdata.jdbc.d365businesscentral.D365BusinessCentralDriver
Dynamics 365 Business Central のデータをActionista! のキューブに取り込み
Actionista! ではデータの保持をキューブという単位で保存します。また、クエリでデータソースからデータを取得するのではなく、キューブに対してクエリを行います。このステップでは、Dynamics 365 Business Central のデータをキューブに取り込み、分析で使えるようにします。
- Actionista! にログインします。
- 「DataManager」-> 「+キューブの新規作成」をクリックします。
- CData JDBC ドライバはRDB データソースとしてActionista! から利用できるので、「RDB」を選択します。
- 設定情報にDynamics 365 Business Central への接続に必要なプロパティを入れます:
- RDB の種類:には、上のステップでdisplayName で指定した名前をドロップダウンで選びます。
- 接続URL:Dynamics 365 Business Central に接続するための認証情報をセミコロン区切りで入力します。
Dynamics 365 Business Central 接続プロパティの取得・設定方法
Dynamics 365 Business Central への認証には、User およびAccessKey プロパティが必要です。
データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、 http://businesscentral.dynamics.com/abc123/ などのBusiness Central アカウントへのエンドポインであるか、Web サービスのルートを参照する必要があります。OrganizationUrl を指定する方法 および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定する必要があります。 会社が1つだけの場合は、Company を指定する必要はありません。
Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。User およびAccessKey の値を取得するには、Dynamics 365 Business Central の「ユーザー」ページに移動して「編集」をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。
Microsoft では、OAuth 認証を使用する本番ユースケースを推奨します。詳細については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
jdbc:d365businesscentral:OrganizationUrl=https://myaccount.financials.dynamics.com/;
- ユーザー名:接続するアカウントのユーザー名(URL に含めることも可)
- パスワード:接続するアカウントのパスワード(URL に含めることも可)
- 「接続」ボタンを押してDynamics 365 Business Central に接続します。
- Dynamics 365 Business Central への接続が完了すると、JDBC Driver がDynamics 365 Business Central のスキーマを取得して、テーブル・ビューをプルダウンメニューに表示します。分析キューブで使用するテーブル・ビューを選択して、OK ボタンを押します。
- 選択したオブジェクトのカラムが表示されます。JDBC Driver は、Dynamics 365 Business Central のデータのスキーマを検出してActionista! に渡すので、カラム名だけでなく、データ型の推定がすでになされています。ここで細かい型修正やデータの抽出条件を必要があれば設定して保存します。
- データマネージャー画面でDynamics 365 Business Central のデータを選択して、「+取り込み」ボタンを押すとデータがキューブに保存されます。これでキューブへのデータ登録が完了です。



Actionista! 上にDynamics 365 Business Central のデータのダッシュボードを作成する
それでは簡単なダッシュボードを作成していきます。
- 「Dashboard」-> 「ダッシュボードの新規作成」-> 「キューブから作成」をクリックします。
- 先ほど作成したDynamics 365 Business Central のデータのキューブを選択して、ダッシュボード名を任意で入力して、OK を押します。
- 左側にある明細パネルを右側のエリアにドラッグ&ドロップしますと、明細パネルの作成ウィンドウが表示されるので、Dynamics 365 Business Central キューブから表示させる項目を選択します。
- そのままキューブのデータが表示することができます。ドリルダウンなどを行いたい場合は、サイドメニューにある分析パネルで作成してください。



CData JDBC Driver for D365BusinessCentral をActionista! で使うことで、ノーコードでDynamics 365 Business Central のデータをビジュアライズできました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。