OData SDK for PHP を使ってGoogle Data Catalog のデータを取得

CData Connect Server を使えば、OData を使ってGoogle Data Catalog のデータにアクセスできます。CData Connect Server とOData PHP SDK を利用することで、Google Data Catalog のエンティティをPHP で取得して、オブジェクトとしてモデル化できます。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-11-25

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Connect Server はGoogle Data Catalog のデータをWeb サービスとして公開します。 この記事の手順を実行することで、Google Data Catalog のデータをPHP オブジェクトとして扱うことができるようになります。

CData Connect Server はGoogle Data Catalog のデータへのクラウドベースのOData インターフェースを提供し、ODataPHP SDK からGoogle Data Catalog のデータへのリアルタイム連携を実現します。

Google Data Catalog の仮想OData API エンドポイントを作成

まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。

  1. CData Connect Server にログインして、「DATA MODEL」をクリックします。 データベースを追加
  2. 利用できるデータソースアイコンから"Google Data Catalog" を選択します。
  3. Google Data Catalog に接続するために必要なプロパティを入力します。

    Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法

    認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。

    • OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。 「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
    • ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。

    Google Data Catalog への認証

    CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。

    OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

    接続を設定
  4. 「Test Connection」をクリックします。
  5. 「USERS」 -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
  6. API タブをクリックして OData API エンドポイントが生成されていることを確認します。

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、PHP からGoogle Data Catalog のデータに接続できます。

  1. まずは、ODataPHP SDK を使用してCData Connect Server が公開したWeb サービスに接続するプロキシクラスを作成します。

    URI 部分を書き換えて、次のようなコマンドを実行してください。

    php C:\PHPLib\ODataphp\PHPDataSvcUtil.php /uri=https://your-server:8032/api.rsc/@your-authtoken/ /out=C:\PHPLib\ODataphp\GoogleDataCatalogEntities.php

    このコマンドは、OData エンドポイントが返すメタデータからクラスを定義して、指定したフォルダにクラスの定義を出力します。

    CData Connect Server およびOData SDK for PHP は、どちらもフォームとWindows 認証をサポートします。CData Connect Server はOData エンドポイントへのアクセスが認可されたユーザーの認証に、認証トークンを使用します。認証トークンはHTTP Basic 認証の際に渡したり、OData URL に付加することで使用できます。

    認証済みのユーザーは、CData Connect Server の管理コンソールのUsers セクションで設定できます。

  2. これで、PHP のオブジェクト指向インターフェースを使ってGoogle Data Catalog のデータにアクセスできます。以下のコードはSchemas テーブルのレコードを作成してリアルタイムデータを取得し、新しく作成したレコードを表示します。

    require_once 'GoogleDataCatalogEntities.php'; try{ $svc = new CDataAPI(); $schemas = new Schemas(); $schemas->ProjectId = 'bigquery-public-data'; $svc->AddToSchemas($schemas); $svc->SetSaveChangesOptions(SaveChangesOptions::None); $svc->SaveChanges(); $response = $svc->schemas()->Execute(); foreach($response->Result as $schemas) echo $schemas->Type."
    "; } catch (Exception $e) { //CData Connect Server からのエラーをキャッチ echo $e->getError(), "\n"; }

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