Salesforce Connect で外部MYOB AccountRight オブジェクトを編集および検索

CData Connect Server を使用すれば、MYOB AccountRight のデータのOData フィードをスマートデバイスにセキュアに送信できます。CData Connect とSalesforce Connect を使用して、アプリやダッシュボードからアクセスできるMYOB AccountRight オブジェクトを作成します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-02-10

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Connect Server を使用すると、Salesforce コンソールのようなアプリケーションや、Salesforce1 Mobile App のようなモバイルアプリケーションからMYOB AccountRight のデータにアクセスできます。この記事ではCData Connect Server とSalesforce Connect を使用して、標準のSalesforce オブジェクトと外部のMYOB AccountRight オブジェクトにアクセスします。

Connect Server を構成する

Salesforce Connect でリアルタイムMYOB AccountRight のデータを操作するには、Connect Server からMYOB AccountRight に接続し、新しい仮想データベースへのユーザーアクセスを提供してMYOB AccountRight のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

Connect Server ユーザーを追加する

Reveal からConnect Server を介してMYOB AccountRight に接続するユーザーを作成します。

  1. [Users]->[ Add]とクリックします。
  2. ユーザーを構成します。 Creating a new user
  3. [Save Changes]をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。 Connect Server users

Connect Server からMYOB AccountRight に接続

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。 データベースを追加
  2. 「Available Data Sources」から「MYOB AccountRight」を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、MYOB AccountRight に接続します。

    MYOB への接続

    MYOB 会社ファイルに接続するには、CompanyFileId をデータを取得したい会社ファイルのID に設定します。指定しない場合は、最初に返された会社ファイルのID(アルファベット順にソート)が使用されます。

    この接続プロパティは、CompanyFiles ビューを除くすべてのテーブルおよびビューにアクセスするために必要です。CompanyFiles ビューは、アカウントに紐づく会社ファイル(およびその関連ID)を表示するために使用できます。会社ファイルのID がわからない場合は、このビューを使用してください。

    次のプロパティを追加設定します。

    オンプレミスインスタンスInstanceOnPremise に設定。
    AuthSchemeBasic に設定。
    User:会社のファイルに紐づいているユーザー名。会社ファイルを作成すると、Administrator というユーザーアカウントが自動的に作成されます。デフォルトでは、Administrator ユーザーアカウントにはパスワードが割り当てられません。
    InitiateOAuth:OFF。
    Url:MYOB インスタンスのURL。
    クラウドインスタンスInstanceCloud に設定。
    AuthSchemeOAuth に設定。
    InitiateOAuthGETANDREFRESH
    User:会社のファイルに紐づいているユーザー名。
    Password:(パスワードが設定されている場合)会社ファイルの認可されたユーザーのパスワードに設定。

    OAuth で認証する場合は、さらにヘルプドキュメントを参照してください。

    Configuring a connection (NetSuite is shown).
  4. Test Database」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。(Reveal に必要なのは、SELECT のみです。)

Connect Server にMYOB AccountRight OData エンドポイントを追加する

MYOB AccountRight に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. 「OData」->「Tables」->「Add Tables」とクリックします。
  2. MYOB AccountRight のデータベースを選択します。
  3. 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。 Selecting a Table (NetSuite is shown)
  4. (オプション)テーブルの定義を編集して特定のフィールドなどを選択します。
  5. 設定を保存します。

(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成する

複数の異なるドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、「OData」->「Settings」でCORS 設定を構成します。

  • Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
  • Allow all domains without '*':ON
  • Access-Control-Allow-Methods:GET、PUT、POST、OPTIONS
  • Access-Control-Allow-Headers:Authorization

設定への変更を保存します。

Configuring CORS settings

外部データソースとしてMYOB AccountRight のデータに接続する

以下のステップに従って、CData Connect に生成されたフィードに接続します。

  1. Salesforce にログインし、「Setup」->「Integrations」->「External Data Sources」とクリックします。
  2. 「New External Data Source」をクリックします。
  3. 以下のプロパティに値を入力します。
    • External Data Source:リストビューおよびレポートで使用するラベルを入力します。
    • Name:固有の識別子を入力します。
    • Type:「Salesforce Connect: OData 4.0」オプションを選択します。
    • URL:CData Connect OData エンドポイントのURL を入力します。OData URL のフォーマットはCONNECT_SERVER_URL/api.rsc/ です。

  4. 「Writable External Objects」オプションを選択します。
  5. 「Format」メニューから「JSON」を選択します。

  6. 「Authentication」セクションでは、以下のプロパティを設定します。
    • Identity Type:組織のすべてのメンバーが同じ認証情報を使用してCData Connect にアクセスする場合は、「Named Principal」を選択します。各自の認証情報で接続する場合は、「Per User」を選択します。
    • Authentication Protocol:Basic 認証を使用するには、「Password Authentication」を選択します。
    • Certificate:Salesforce からサーバーへの通信を暗号化及び認証するために使用する証明書を入力、または参照します。
    • Username:CData Connect Server に追加したユーザーのユーザー名を入力します。
    • Password:ユーザーの認証トークンを入力します。
Configuration settings for the data source (NetSuite is shown)

MYOB AccountRight オブジェクトを同期する

外部データソースを作成したら、以下のステップに従って、データソースへの変更を反映するMYOB AccountRight 外部オブジェクトを作成します。MYOB AccountRight 外部オブジェクトの定義をMYOB AccountRight テーブルの定義と同期します。

  1. 作成した外部データソースのリンクをクリックします。
  2. 「Validate and Sync」をクリックします。
  3. 外部オブジェクトとして使用するMYOB AccountRight テーブルを選択します。
Select external objects (NetSuite is shown)

Salesforce オブジェクトとしてMYOB AccountRight のデータにアクセスする

MYOB AccountRight のデータを外部データソースとして追加し、MYOB AccountRight テーブルを外部オブジェクトとして同期すると、標準のSalesforce オブジェクトと同じように外部MYOB AccountRight オブジェクトを使用できるようになります。

  • フィルタリストビューを使用して新しいタブを作成します。

    Viewing external objects from Salesforce (NetSuite is shown)
  • 外部オブジェクトのレポートを作成します。

    Reporting on external objects from Salesforce (NetSuite is shown)
  • Salesforce ダッシュボードから、MYOB AccountRight オブジェクトを作成、更新、および削除します。

    Editing external objects from Salesforce (NetSuite is shown)

アプリケーションから簡単にMYOB AccountRight のデータにアクセスする

この時点で、Salesforce からリアルタイムMYOB AccountRight のデータに直接接続ができます。Salesforce のようなアプリケーションから簡単に100を超えるSaaS、Big Data、NoSQL ソースのデータにアクセスする方法の詳細は、Connect Server ページを参照してください。

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