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詳細はこちら →Infragistics Reveal でIBM Cloud Object Storage のデータを分析
CData Connect Server を使用してIBM Cloud Object Storage の上にOData API を作成し、Ingragistics Reveal でリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータをビジュアライズします。
最終更新日:2022-10-01
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Reveal は、Infragistics が提供するデータビジュアライゼーションツールであり、CData Connect Server およびIBM Cloud Object Storage Connector と組み合わせることでIBM Cloud Object Storage のデータから動的なダッシュボードを構築できます。CData Connect Server は、IBM Cloud Object Storage の仮想データベースを作成し、IBM Cloud Object Storage のOData API(Reveal でネイティブに使用可能)を生成するために使用できます。この記事では、Connect Server でのIBM Cloud Object Storage への接続と、Infragistics Reveal からのConnect Server への接続について説明し、簡単なダッシュボードを作成します。
Connect Server ユーザーの追加
Reveal からConnect Server を介してIBM Cloud Object Storage に接続するユーザーを作成します。
- 「Users」->「 Add」とクリックします。
- ユーザーを構成します。
- 「Save Changes」をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。
Connect Server からIBM Cloud Object Storage に接続
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「IBM Cloud Object Storage」を選択します。
- 必要な認証プロパティを入力し、IBM Cloud Object Storage に接続します。
Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにSQL Query のインスタンスをインストールできます。
- IBM Cloud アカウントにログインします。
- Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。
API キー
API キーは以下の手順で取得できます。
- まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
- API キーページに移動します。
- 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。
Cloud Object Storage CRN
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
- Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
- IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
- ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
- CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
- 「 Test Database 」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。(Reveal に必要なのは、SELECT のみです。)
Connect Server にIBM Cloud Object Storage OData エンドポイントを追加する
IBM Cloud Object Storage に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- 「OData」->「Tables」->「Add Tables」とクリックします。
- IBM Cloud Object Storage のデータベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。
- (オプション)リソースを編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成する
Ajax などのアプリケーションから複数の異なるドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、「OData」->「Settings」でCORS 設定を変更します。
- Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
- Allow all domains without '*':ON
- Access-Control-Allow-Methods:GET, PUT, POST, OPTIONS
- Access-Control-Allow-Headers:Authorization
設定への変更を保存します。

Reveal でダッシュボードを作成
Connect Server を構成すると、Reveal でIBM Cloud Object Storage のデータをビジュアライズできます。
- Reveal にログインし、「Dashboards」->「 New」とクリックします。
- 「 Data Source」->「OData Feed」とクリックします。
- 「API」->「Discovery」->「Base URL」でConnect Server API エンドポイントURLを指定します。(例:https://www.cdatacloud.com/myinstance/api.rsc)
- 「Generic Credentials」を選択し、Connect Server のユーザー名と認証トークンを指定します。
- ビジュアライズするエンティティを選択します。
- フィールドを選択し、チャートの種類を選択します。
詳細と無料トライアル
これで、リアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータから簡単なダッシュボードが作成できました。IBM Cloud Object Storage (および150 を超えるほかのソース)からのOData フィードの作成方法の詳細については、Connect Server ページにアクセスしてください。30 日間無料トライアルをダウンロードしてOData API を使用するツールでIBM Cloud Object Storage のデータをリアルタイムに活用しましょう。