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CData JDBC ドライバを使ってColdFusion にSAP Netweaver Gateway のデータをインポートして使用します。
最終更新日:2023-02-02
この記事で実現できるSAP Netweaver Gateway 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
Adobe ColdFusion は、Web アプリケーションおよびモバイルアプリケーション開発プラットフォームです。独自のスクリプト言語であるColdFusion Markup Language(CFML)を使用し、データドリブンなWeb サイトを作成したり、REST などのリモートサービスを生成したりすることができます。
ColdFusion とCData JDBC Driver for SAPGateway を組み合わせると、ColdFusion のWeb アプリケーションやモバイルアプリケーションを、運用中のSAP Netweaver Gateway のデータにリンクできます。 これにより、アプリケーションの堅牢性と完成度を高めることができます。この記事では、JDBC ドライバーを使ってColdFusion マークアップファイルからSAP Netweaver Gateway のデータを入力したテーブルを作成する方法について詳しく説明します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC ドライバは、リアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータを扱う上で高いパフォーマンスを提供します。 SAP Netweaver Gateway にSQL クエリを発行すると、CData ドライバーはフィルタや集計などのSAP Netweaver Gateway 側でサポートしているSQL 操作をSAP Netweaver Gateway に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。 組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブのデータ型を使ってSAP Netweaver Gateway のデータを操作および分析できます。
SAP Netweaver Gateway への接続を設定する
Coldfusion とSAP Netweaver Gateway の接続を確立するには、JDBC 接続文字列が必要です。
SAP Gateway 接続プロパティの取得・設定方法
SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
- URL = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
- Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
- Service = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
- CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えばsap-client=001&sap-language=EN。
SAP Gateway への認証
SAP Gateway はBasic 認証、OAuth 2.0 認証、SAP BTP Destination 認証を許可します。
Basic 認証
Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme = Basic。
- User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
- Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。
上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。
他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、SAP Netweaver Gateway JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.sapgateway.jar

データソースを追加してテーブルを作成する
接続を設定したのち、次の手順に従ってはじめにCData JDBC ドライバをColdFusion のlib ディレクトリに追加し、続けて新しいデータソースを追加、接続をテスト、ColdFusion マークアップファイルを作成し、最後にSAP Netweaver Gateway のデータとリアルタイム接続してColdFusion Markup Language(CFML)で記述されるテーブルに表示します。
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JDBC Driver for SAPGateway およびlic ファイルを"C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for SAPGateway\lib" から"C:\ColdFusion2021\cfusion\wwwroot\WEB-INF\lib"にコピーします。
cdata.jdbc.sapgateway.jar cdata.jdbc.sapgateway.lic
Note:.lic ファイルをjar ファイルとともにコピーしないと、有効なライセンスがインストールされていないことを示すライセンスエラーが表示されます。 これは評価版、製品版ともに同様です。
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ColdFusion Administrator インターフェースで「データとサービス」を選択します。
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「新規のデータソースの追加」を行います。データソース名は、ColdFusion の変数命名規則に従っていればどのような名前でもかまいません。
JDBC ドライバーの場合は、「その他」を選択して「追加」ボタンをクリックします。
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次に、ドライバーのプロパティを入力します。
- 「JDBC URL」は、次のような形式である必要があります: jdbc:sapgateway:|connectionString|
- 典型的な接続文字列は次のようになります:
jdbc:sapgateway:User=user;Password=password;URL=https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
- 「ドライバクラス」は次のようになります:cdata.jdbc.sapgateway.SAPGatewayDriver
- 「ドライバ名」の入力は任意で、これは単にColdFusion Administrator コンソールでデータソースを認識するために使われます。
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ここで、作成したCDataSAP Netweaver GatewayJDBC データソースの左側にあるチェックマークをクリックして、接続をテストしてください。
データソースのステータスが「OK」になると、使用可能な状態です。
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次に、ColdFusion Markup ファイル(.cfm)を新規作成し、ColdFusion のwwwroot ディレクトリ("C:\ColdFusion2021\cfusion\wwwroot")に配置します。
次のコードは、データソースにクエリを実行します。
<cfquery name="SAP Netweaver GatewayQuery" dataSource="CDataSAP Netweaver GatewayJDBC"> SELECT * FROM SalesOrderLineItems </cfquery>
CFTable を使用すると、HTML で素早くテーブルを出力できます。<cftable query = "SAP Netweaver GatewayQuery" border = "1" colHeaders colSpacing = "2" headerLines = "2" HTMLTable maxRows = "500" startRow = "1"> <cfcol header="<b>ProductID</b>" align="Left" width=2 text="ProductID"/> <cfcol header="<b>Quantity</b>" align="Left" width=15 text="Quantity"/> ... </cftable>
HTML 部分を含むコード全体を以下に掲載します。<html> <head><title>CData Software | SAP Netweaver Gateway SalesOrderLineItems Table Demo </title></head> <body> <cfoutput>#ucase("SAP Netweaver Gateway SalesOrderLineItems Table Demo")#</cfoutput> <cfquery name="SAP Netweaver GatewayQuery" dataSource="CDataSAP Netweaver GatewayJDBC"> SELECT * FROM SalesOrderLineItems </cfquery> <cftable query = "SAP Netweaver GatewayQuery" border = "1" colHeaders colSpacing = "2" headerLines = "2" HTMLTable maxRows = "500" startRow = "1"> <cfcol header="<b>ProductID</b>" align="Left" width=2 text="ProductID"/> <cfcol header="<b>Quantity</b>" align="Left" width=15 text="Quantity"/> ... </cftable> </body> </html>
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最後に、デフォルトのポート8500のブラウザでコードをローカルに実行します。これでSAP Netweaver Gateway のデータが入力されたテーブルが作成されました!
なお、CData JDBC ドライバはcfqueryparam 要素を使用したパラメータ化クエリもサポートしています。
次に例を示します。
SELECT * FROM Account WHERE name =
今日からはじめましょう
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