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Apache Spark でSAP Netweaver Gateway のデータをSQL で操作する方法
CData JDBC ドライバーを使用して、Apache Spark でSAP Netweaver Gateway にデータ連携。
最終更新日：2023-09-04
この記事で実現できるSAP Netweaver Gateway 連携のシナリオ
こんにちは！リードエンジニアの杉本です。
Apache Spark は大規模データ処理のための高速エンジンです。CData JDBC Driver for SAPGateway と組み合わせると、Spark はリアルタイムでSAP Netweaver Gateway のデータに連携して処理ができます。本記事では、Spark シェルに接続してSAP Netweaver Gateway をクエリする方法について解説します。
CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理がドライバーに組み込まれているため、リアルタイムSAP Netweaver Gateway と対話するための高いパフォーマンスを提供します。SAP Netweaver Gateway に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計など、サポートされているSQL操作を直接SAP Netweaver Gateway にプッシュし、組込みSQL エンジンを使用してサポートされていない操作（SQL 関数やJOIN 操作）をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使用してSAP Netweaver Gateway を操作して分析できます。
CData JDBC Driver for SAPGateway をインストール
まずは、本記事右側のサイドバーからSAPGateway JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
Spark Shell を起動してSAP Netweaver Gateway のデータに接続
- ターミナルを開き、Spark shell でCData JDBC Driver for SAPGateway JAR file をjars パラメータに設定します:
$ spark-shell --jars /CData/CData JDBC Driver for SAPGateway/lib/cdata.jdbc.sapgateway.jar - Shell でJDBC URL を使ってSAP Netweaver Gateway に接続し、SQL Context load() function でテーブルを読み込みます。
SAP Gateway 接続プロパティの取得・設定方法
SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
- URL = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります：https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります：https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
- Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
- Service = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
- CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ；例えばsap-client=001&sap-language=EN。
SAP Gateway への認証
SAP Gateway はBasic 認証、OAuth 2.0 認証、SAP BTP Destination 認証を許可します。
Basic 認証
Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme = Basic。
- User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
- Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。
上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。
他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC 接続文字列URL の作成には、SAP Netweaver Gateway JDBC Driver にビルトインされたデザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインでJAR ファイルを実行するとデザイナが開きます。
java -jar cdata.jdbc.sapgateway.jar接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
scala> val sapgateway_df = spark.sqlContext.read.format("jdbc").option("url", "jdbc:sapgateway:User=user;Password=password;URL=https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/;").option("dbtable","SalesOrderLineItems").option("driver","cdata.jdbc.sapgateway.SAPGatewayDriver").load() - 接続が完了し、データがロードされたら、テーブルスキーマが表示されます。
SAP Netweaver Gateway をテンポラリーテーブルとして登録します:
scala> sapgateway_df.registerTable("salesorderlineitems")-
データに対して、次のようなカスタムSQL クエリを実行します。
scala> sapgateway_df.sqlContext.sql("SELECT ProductID, Quantity FROM SalesOrderLineItems WHERE Quantity = 15").collect.foreach(println)コンソールで、次のようなSAP Netweaver Gateway のデータを取得できました！これでSAP Netweaver Gateway との連携は完了です。
CData JDBC Driver for SAPGateway をApache Spark で使って、SAP Netweaver Gateway に対して、複雑かつハイパフォーマンスなクエリを実行できます。30日の無償評価版 をダウンロードしてぜひお試しください。
Apache Spark の設定
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