各製品の資料を入手。
詳細はこちら →Denodo Platform でSAP Netweaver Gateway のデータソースを作成
CData JDBC ドライバを使ってDenodo Virtual DataPort Administrator でSAP Netweaver Gateway のデータ の仮想データソースを作成します。
最終更新日:2022-02-28
この記事で実現できるSAP Netweaver Gateway 連携のシナリオ
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
Denodo Platform は、エンタープライズデータベースのデータを一元管理するデータ仮想化製品です。CData JDBC Driver for SAPGateway と組み合わせると、Denodo ユーザーはリアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータと他のエンタープライズデータソースを連携できるようになります。この記事では、Denodo Virtual DataPort Administrator でSAP Netweaver Gateway の仮想データソースを作成する手順を紹介します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。SAP Netweaver Gateway にSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSAP Netweaver Gateway に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってSAP Netweaver Gateway のデータを操作および分析できます。
SAP Netweaver Gateway Virtual Port を作成
Denodo からリアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータに接続するには、JDBC Driver のJAR ファイルをDenodo の外部ライブラリディレクトリにコピーし、Virtual DataPort Administration Tool から新しいJDBC データソースを作成する必要があります。
- CData JDBC Driver for SAPGateway インストーラーをダウンロードしてパッケージを展開し、JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
- JAR ファイル(およびライセンスファイルがある場合はそれも)をインストール先(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for SAPGateway\lib\)からDenodo 外部ライブラリディレクトリ(C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-sapgateway-19)にコピーします。
- Denodo Virtual DataPort Administration Tool を開き、Server Explorer タブに移動します。
- 「admin」を右クリックし、「New」->「Data source」->「JDBC」を選択します。
- JCBC Connection を設定します。
- Name:任意の名前(例:sapgateway)
- Database adapter:Generic
- Driver class path:C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-sapgateway-19
- Driver class:cdata.jdbc.sapgateway.SAPGatewayDriver
Database URI:必要な接続プロパティを使用してJDBC のURL に設定。例えば次のようになります。
jdbc:sapgateway:User=user;Password=password;URL=https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
Database URI の作成については以下を参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、SAP Netweaver Gateway JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.sapgateway.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
SAP Gateway 接続プロパティの取得・設定方法
SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
- URL = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
- Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
- Service = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
- CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えばsap-client=001&sap-language=EN。
SAP Gateway への認証
SAP Gateway はBasic 認証、OAuth 2.0 認証、SAP BTP Destination 認証を許可します。
Basic 認証
Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme = Basic。
- User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
- Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。
上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。
他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
- 「接続テスト」をクリックして設定を確認し、「保存」をクリックします。
Virtual DataPort Administration Tool でSAP Netweaver Gateway のデータを表示
データソースを作成したら、Denodo Platform で使用するSAP Netweaver Gateway のデータの基本ビューを作成できます。
- 新しく作成したVirtualPort(admin.SAPGateway)で「Create base view」をクリックします。
- オブジェクトツリーを展開し、インポートしたいオブジェクト(テーブル)を選択します。
- 「Create selected」をクリックしてSAP Netweaver Gateway のデータのビューを作成します。
オプション:「Create associations from foreign keys」をクリックして、オブジェクト間の関係を定義します。 - ビューを作成した状態で、Server Explorer のテーブル(cdata_sapgateway_salesorderlineitems)に移動し、選択したテーブルをダブルクリックします。
- 新しいタブで「Execution panel」をクリックしてクエリパネルを開きます。
- 「Execute」タブでクエリをカスタマイズするか、デフォルトを使用します。
SELECT * FROM cdata_sapgateway_salesorderlineitems CONTEXT ('i18n'='us_est', 'cache_wait_for_load'='true')
- 「Execute」をクリックすると、データが表示されます。
基本ビューを作成すると、Denodo Platform の他のデータソースと同様にリアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータを操作できるようになります。例えば、Denodo Data Catalog でSAP Netweaver Gateway にクエリを実行できます。
CData JDBC Driver for SAPGateway の30日の無償評価版をダウンロードして、Denodo Platform でリアルタイムSAP Netweaver Gateway のデータの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。