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詳細はこちら →Exploratory でSAP Netweaver Gateway のデータを連携する方法
ODBC 接続でExploratory からSAP Netweaver Gateway のデータにSQL でクエリ
最終更新日:2022-11-26
この記事で実現できるSAP Netweaver Gateway 連携のシナリオ
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
CData ODBC Driver for SAPGateway は、ODBC 経由でリアルタイムSAP Netweaver Gateway データ に標準SQL での利用を可能にします。
ここでは、汎用ODBC データプロバイダーとしてSAP Netweaver Gateway に接続し、データアナリティクスツールのExploratory (https://exploratory.io/) からSAP Netweaver Gateway のデータを連携利用する手順を説明します。
Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC ドライバを使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はSAP Netweaver Gateway を例に説明します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- SAP Netweaver Gateway をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにSAP Netweaver Gateway のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSAP Netweaver Gateway の接続を設定、2.Exploratory 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとSAP Netweaver Gateway への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSAPGateway ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
次にマシンにSAP Netweaver Gateway のデータ に接続するODBC DSN を設定します。Exploratory からはそのODBC DSN を参照する形になります。ODBC DSN 設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。
SAP Gateway 接続プロパティの取得・設定方法
SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
- URL = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
- Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
- Service = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
- CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えばsap-client=001&sap-language=EN。
SAP Gateway への認証
SAP Gateway はBasic 認証、OAuth 2.0 認証、SAP BTP Destination 認証を許可します。
Basic 認証
Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme = Basic。
- User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
- Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。
上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。
他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
Exploratory 上でSAP Netweaver Gateway のデータをセット
- Exploratory で[コネクション]をクリックして新しいコネクションを作成します。
- [追加]→[ODBC]の順にクリック。
- コネクション追加画面で先ほど設定したSAP Netweaver Gateway ODBC のDSN を設定します。
名前:任意
タイプ:ODBC
DSN:上の設定したDSN 名(CData SAP Netweaver Gateway Sys) - コネクションテストを下の地、[追加]を押して接続を確定させます。

Exploratory でSAP Netweaver Gateway のデータをクエリし、データフレームとして保存
さあ、Exploratory からSAP Netweaver Gateway のデータを扱ってみましょう。
- Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
- [データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
- データベースは[ODBC]をクリック。
- [コネクション]で先ほど設定したSAP Netweaver Gateway のコネクションを選択します。
- RDB ソースの感覚でSELECT クエリでSAP Netweaver Gateway のデータをクエリします。標準SQL でフィルタリング、ソート、JOIN も可能です。
- データセットをデータフレームとして保存します。



Exploratory でのSAP Netweaver Gateway のデータの分析
データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。

おわりに
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。