Jetty コネクションプールからSAP Netweaver Gateway のデータに連携。

CData JDBC Driver は、コネクションプーリングをサポートします:本記事では、Jetty のWeb アプリからSAP Netweaver Gateway のデータに連携する手順を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-06-18

この記事で実現できるSAP Netweaver Gateway 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for SAPGateway は、Java Web アプリケーションに簡単に統合して利用することができます。本記事では、Jetty でドライバーをコネクションプールとして設定することで、効率的にSAP Netweaver Gateway のデータをアプリケーションで連携利用する方法を説明します。Jetty でJNDI resource for SAPGateway を設定します。

DBC Driver for SAPGateway を JNDI Data Source として設定

次の手順で、Jetty とSAP Netweaver Gateway の接続を確立します。

  1. Jetty ベースでJNDI モジュールを有効化します。JNDI を有効化するコマンドラインは以下の通り:

    java -jar ../start.jar --add-to-startd=jndi
  2. JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイル(インストールディレクトリのlib フォルダ下)をcontext path のlib フォルダに配置します。
  3. リソースおよびスコープを宣言します。リソース宣言で必要な接続プロパティを入力します。この例では、SAP Netweaver Gateway のデータソースをWeb アプリケーションのWEB-INF\jetty-env.xml レベルにdeclare しています。

    <Configure id='sapgatewaydemo' class="org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext"> <New id="sapgatewaydemo" class="org.eclipse.jetty.plus.jndi.Resource"> <Arg><Ref refid="sapgatewaydemo"/></Arg> <Arg>jdbc/sapgatewaydb</Arg> <Arg> <New class="cdata.jdbc.sapgateway.SAPGatewayDriver"> <Set name="url">jdbc:sapgateway:</Set> <Set name="User">user</Set> <Set name="Password">password</Set> <Set name="URL">https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/</Set> </New> </Arg> </New> </Configure>

    SAP Gateway 接続プロパティの取得・設定方法

    SAP Gateway のテーブルにアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。

    • URL = お使いの環境のURL、またはサービスの完全URL。例えば、完全URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com/sap/opu/odata/IWBEP/GWSAMPLE_BASIC/。この例では、環境URL は次のようになります:https://sapes5.sapdevcenter.com。CustomUrlParams プロパティを使用して、追加プロパティを追加します。
    • Namespace = 適切なService Namespace。先ほどの例では、IWBEP が名前空間です。サービスへの完全URL が指定されている場合は任意です。
    • Service = データを取得するサービス。先ほどの例では、サービスはGWSAMPLE_BASIC です。完全URL が指定されている場合は必須ではありません。
    • CustomUrlParams = HTTP リクエストに含まれる必要のある追加プロパティ;例えばsap-client=001&sap-language=EN

    SAP Gateway への認証

    SAP Gateway はBasic 認証、OAuth 2.0 認証、SAP BTP Destination 認証を許可します。

    Basic 認証

    Basic 認証を有効にするには、以下のプロパティを設定します。

    • AuthScheme = Basic
    • User = SAP Gateway へのログインに使用するユーザー名。
    • Password = SAP Gateway へのログインに使用するパスワード。

    上記のプロパティを設定したら、接続の準備は完了です。ローカルデータにアクセスするには、個人の認証情報を使用します。

    他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。

  4. Web xml でリソースを設定します:

    jdbc/sapgatewaydb javax.sql.DataSource Container
  5. これで、java:comp/env/jdbc/sapgatewaydb へのルックアップでSAP Netweaver Gateway のデータにアクセスできます: InitialContext ctx = new InitialContext(); DataSource mysapgateway = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/sapgatewaydb");

Jetty にさらに統合

ここでは、シンプルなコネクションプーリングシナリオでのドライバーの接続について説明しました。追加での連携ケースについては、Jetty ドキュメントのWorking with Jetty JNDI  参照してください。

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