OData SDK for PHP を使ってZoho CRM のデータを取得

CData Connect Cloud を使えば、OData を使ってZoho CRM のデータにアクセスできます。CData Connect Cloud とOData PHP SDK を利用することで、Zoho CRM のエンティティをPHP で取得して、オブジェクトとしてモデル化できます。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-11-25

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Connect Cloud はZoho CRM のデータをWeb サービスとして公開します。 この記事の手順を実行することで、Zoho CRM のデータをPHP オブジェクトとして扱うことができるようになります。

CData Connect Cloud はZoho CRM のデータへのクラウドベースのOData インターフェースを提供し、ODataPHP SDK からZoho CRM のデータへのリアルタイム連携を実現します。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud を構成

ODataPHP SDK でZoho CRM のデータを操作するには、Connect Cloud からZoho CRM に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してZoho CRM のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

Zoho CRM に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

(オプション)新しいConnect Cloud ユーザーの追加

必要であれば、Connect Cloud 経由でZoho CRM に接続するユーザーを作成します。

  1. 「Users」ページに移動し、 Invite Users をクリックします。
  2. 新しいユーザーのE メールアドレスを入力して、 Send をクリックしてユーザーを招待します。 新しいユーザーを招待
  3. 「Users」ページからユーザーを確認および編集できます。 Connect Cloud ユーザー

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、「User Profile」をクリックします。
  2. 「User Profile」ページで「Access Token」セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

Connect Cloud からZoho CRM に接続

CData Connect Cloud では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。

  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションの追加
  2. 「Add Connection」パネルから「Zoho CRM」を選択します。 データソースの選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Zoho CRM に接続します。

    Zoho CRM はOAuth 認証標準を利用しています。OAuth を使って認証するには、アプリケーションを作成してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得しなければなりません。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。

    Zoho CRM CData 製品はパフォーマンスを向上させるためにデフォルトでUseServerSideFiltering がTrue に設定されていますが、誤った結果が返される場合があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. 「Add Zoho CRM Connection」ページの「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

Connect Cloud にZoho CRM OData エンドポイントを追加する

Zoho CRM に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. OData ページに移動し、 Add をクリックして新しいOData エンドポイントを作成します。
  2. Zoho CRM 接続(例:ZohoCRM1)を選択し、Next をクリックします。
  3. 使用するテーブルを選択し、「Confirm」をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、ODataPHP SDK からZoho CRM のデータに接続できます。

  1. まずは、ODataPHP SDK を使用してCData Connect Cloud が公開したWeb サービスに接続するプロキシクラスを作成します。

    URI 部分を書き換えて、次のようなコマンドを実行してください。

    php C:\PHPLib\ODataphp\PHPDataSvcUtil.php /uri=https://your-server:8032/api.rsc/@your-personal-access-token/ /out=C:\PHPLib\ODataphp\ZohoCRMEntities.php

    このコマンドは、OData エンドポイントが返すメタデータからクラスを定義して、指定したフォルダにクラスの定義を出力します。

    CData Connect Cloud およびOData SDK for PHP は、どちらもフォームとWindows 認証をサポートします。CData Connect Cloud はOData エンドポイントへのアクセスが認可されたユーザーの認証に、パーソナルアクセストークンを使用します。パーソナルアクセストークンはHTTP Basic 認証の際に渡したり、OData URL に付加することで使用できます。

    認証済みのユーザーは、CData Connect Cloud の管理コンソールのUsers セクションで設定できます。

  2. これで、PHP のオブジェクト指向インターフェースを使ってZoho CRM のデータにアクセスできます。以下のコードはAccounts テーブルのレコードを作成してリアルタイムデータを取得し、新しく作成したレコードを表示します。

    require_once 'ZohoCRMEntities.php'; try{ $svc = new CDataAPI(); $accounts = new Accounts(); $accounts->Industry = 'Data/Telecom OEM'; $svc->AddToAccounts($accounts); $svc->SetSaveChangesOptions(SaveChangesOptions::None); $svc->SaveChanges(); $response = $svc->accounts()->Execute(); foreach($response->Result as $accounts) echo $accounts->Account_Name."
    "; } catch (Exception $e) { //CData Connect Cloud からのエラーをキャッチ echo $e->getError(), "\n"; }

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