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CData ODBC Driver を使用してMicroStrategy Web からSnowflake のデータに接続
最終更新日:2022-02-16
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
MicroStrategy は、データドリブンイノベーションを可能にする分析およびモバイルプラットフォームです。MicroStrategy とCData ODBC Driver for Snowflake を組み合わせると、MicroStrategy からデータベースと同じ感覚でリアルタイムSnowflake のデータにアクセスできるようになり、より高度なレポートと分析が行えます。この記事では、MicroStrategy Web に外部データとしてSnowflake を追加し、Snowflake のデータの簡単なビジュアライゼーションを作成する方法について説明します。
CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込みの最適化されたデータ処理により、MicroStrategy でリアルタイムSnowflake のデータとやり取りする上で最高のパフォーマンスを提供します。MicroStrategy からSnowflake に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSnowflake に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は、組み込みのSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。ビルトインの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブのMicroStrategy データ型を使用してSnowflake のデータをビジュアライズおよび分析できます。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Snowflake をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにSnowflake のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSnowflake の接続を設定、2.MicroStrategy Web 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとSnowflake への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSnowflake ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
Snowflake への接続に関する情報と、Windows およびLinux 環境でのDSN の設定手順を以下で説明します。(ODBC Driver for Snowflake は、接続されたMicroStrategy Intelligence Server をホストしているマシンにインストールする必要があります。)
Snowflake データベースに接続するには、認証に加えて次のプロパティを設定します。
- Url:自身のSnowflake URL、例えばhttps://orgname-myaccount.snowflakecomputing.com。
- Legacy URL を使用する場合:https://myaccount.region.snowflakecomputing.com
- 自身のURL を見つけるには:
- Snowflake UI の左下にある自身の名前をクリックします。
- Account ID にカーソルを合わせます。
- Copy Account URL アイコンをクリックして、アカウントURL をコピーします。
- Database(オプション):によって公開されるテーブルとビューを、特定のSnowflake データベースのものに制限します。
- Schema(オプション):本製品によって公開されるテーブルとビューを、特定のSnowflake データベーススキーマのものに制限します。
Snowflake への認証
本製品は、Snowflake ユーザー認証、フェデレーション認証、およびSSL クライアント認証をサポートしています。認証するには、User とPassword を設定し、AuthScheme プロパティで認証メソッドを選択します。
キーペア
ユーザーアカウントに定義されたプライベートキーを使用してセキュアなトークンを作成することにより、キーペア認証を使用して認証できます。この方法で接続するには、AuthScheme をPRIVATEKEY に設定し、次の値を設定します。
- User:認証に使用するユーザーアカウント。
- PrivateKey:プライベートキーを含む.pem ファイルへのパスなど、ユーザーに使用されるプライベートキー。
- PrivateKeyType:プライベートキーを含むキーストアの種類(PEMKEY_FILE、PFXFILE など)。
- PrivateKeyPassword:指定されたプライベートキーのパスワード。
その他の認証方法は、ヘルプドキュメントの「Snowflake への認証」セクションを参照してください。
DSN を構成する際にはMax Rows 接続プロパティも設定できます。これにより返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションを作成するときのパフォーマンスを向上させることができます。
Windows
接続プロパティが未設定の場合は、まずODBC DSN(データソース名)で設定します。これはドライバーインストール時の最後の手順にあたります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。
Linux
CData ODBC Driver for Snowflake をLinux 環境にインストールする場合、ドライバーのインストールによってDSN が事前に定義されます。DSN を変更するには、システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義します。
/etc/odbc.ini
[CData Snowflake Sys]
Driver = CData ODBC Driver for Snowflake
Description = My Description
User = Admin
Password = test123
Server = localhost
Database = Northwind
Warehouse = TestWarehouse
Account = Tester1
これらの設定ファイルの使用方法については、オンラインのヘルプドキュメントを参照してください。
MicroStrategy Web を使用してSnowflake のデータに接続し、ビジュアライズする
MicroStrategy Developer でデータベースインスタンスを作成してプロジェクトに接続すると、MicroStrategy Web からSnowflake のデータのデータインポートを実行できます。もしくは、ODBC Driver を使用して新しいデータソースを作成することもできます。*
- MicroStrategy Web を開き、プロジェクトを選択します。
- 「Add External Data」をクリックし、「Databases」を選択して「Import Option」として「Select Tables」を選びます。
- 「Import from Tables」ウィザードでクリックして新しいデータソースを追加します。
- DSN Data Source を選択します。
- DSN プロパティを、以前構成したDSN(CData Snowflake Sys)に設定します。
- Version プロパティをGeneric DBMS に設定します。
- User プロパティとPassword プロパティを設定(もしくはフィラー値を使用)します。
- Data Source Name を設定します。
- データソースを作成したらカタログオプションをクリックして編集し、以下のクエリを設定して「OK」をクリックします。
- 以下は、データソースで使用可能なテーブルを取得するためのSQL ステートメントです。
SELECT CatalogName NAME_SPACE, TableName TAB_NAME FROM SYS_TABLES
- 以下は、選択したテーブルのカラムを取得するためのSQL ステートメントです。
SELECT DISTINCT CatalogName NAME_SPACE, TableName TAB_NAME, ColumnName COL_NAME, DataTypeName DATA_TYPE, Length DATA_LEN, NumericPrecision DATA_PREC, NumericScale DATA_SCALE FROM SYS_TABLECOLUMNS WHERE TableName IN (#TABLE_LIST#) ORDER BY 1,2,3
- 以下は、データソースで使用可能なテーブルを取得するためのSQL ステートメントです。
- テーブルをペインにドラッグします。
Note:ライブ接続を作成するので、テーブル全体をインポートして、MicroStrategy 製品に固有のフィルタリングおよび集計機能を利用できます。
- 「Finish」をクリックして、ライブ接続するオプションを選択してクエリを保存し、新しいドシエを作成するオプションを選択します。
- ビジュアライゼーションを選択して表示するフィールドを選択し、フィルタを適用してSnowflake のデータの新しいビジュアライゼーションを作成します。データ型は、動的なメタデータ検出によって自動的に検出されます。可能であれば、フィルタと集計によって生成された複雑なクエリはSnowflake にプッシュダウンされ、サポートされていない操作(SQL 関数とJOIN 操作を含む)は、ドライバーに組み込まれたCData SQL エンジンによってクライアント側で管理されます。
- ドシエの設定が完了したら、「File」->「Save」とクリックします。

おわりに
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
Note:ODBC Driver を使用して接続するには、3- または 4-Tier Architecture が必要です。