Infragistics Reveal でDynamics NAV のデータを分析

CData Connect Server を使用してDynamics NAV の上にOData API を作成し、Ingragistics Reveal でリアルタイムDynamics NAV のデータをビジュアライズします。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-10-01

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Reveal は、Infragistics が提供するデータビジュアライゼーションツールであり、CData Connect Server およびDynamics NAV Connector と組み合わせることでDynamics NAV のデータから動的なダッシュボードを構築できます。CData Connect Server は、Dynamics NAV の仮想データベースを作成し、Dynamics NAV のOData API(Reveal でネイティブに使用可能)を生成するために使用できます。この記事では、Connect Server でのDynamics NAV への接続と、Infragistics Reveal からのConnect Server への接続について説明し、簡単なダッシュボードを作成します。

Connect Server ユーザーの追加

Reveal からConnect Server を介してDynamics NAV に接続するユーザーを作成します。

  1. 「Users」->「 Add」とクリックします。
  2. ユーザーを構成します。 Creating a new user
  3. 「Save Changes」をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。 Connect Server users

Connect Server からDynamics NAV に接続

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。 データベースを追加
  2. 「Available Data Sources」から「Dynamics NAV」を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Dynamics NAV に接続します。

    Dynamics NAV 接続プロパティの取得・設定方法

    Dynamics NAV に接続する前に、サーバーでOData サービスを有効にしておく必要があります。OData サービスを有効にすると、CData 製品はサーバーで発行されるあらゆるサービスにクエリできるようになります。Url を有効なDynamics NAV サーバー組織のルート(例:http://MyServer:7048)およびServerInstance(例:DynamicsNAV71)に設定します。 もしサーバーにService Default Company がない場合は、Company(例:'CRONUS Canada, Inc.')も設定する必要があります。 マルチテナントインストールでは、Tenant にテナントId(例:'Cronus1')を指定します。

    認証するには、User およびPassword プロパティを設定して、Dynamics NAV ログインクレデンシャルまたはWindows ユーザークレデンシャルを有効にします。 AuthScheme で適切な認証メソッドを選択します。

    Configuring a connection (Salesforce is shown).
  4. Test Database 」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。(Reveal に必要なのは、SELECT のみです。)

Connect Server にDynamics NAV OData エンドポイントを追加する

Dynamics NAV に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. 「OData」->「Tables」->「Add Tables」とクリックします。 Adding a new resource
  2. Dynamics NAV のデータベースを選択します。 Selecting a connection (Salesforce is shown)
  3. 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。 Selecting a Table (Salesforce is shown)
  4. (オプション)リソースを編集して特定のフィールドなどを選択します。
  5. 設定を保存します。

(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成する

Ajax などのアプリケーションから複数の異なるドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、「OData」->「Settings」でCORS 設定を変更します。

  • Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
  • Allow all domains without '*':ON
  • Access-Control-Allow-Methods:GET, PUT, POST, OPTIONS
  • Access-Control-Allow-Headers:Authorization

設定への変更を保存します。

Configuring CORS settings

Reveal でダッシュボードを作成

Connect Server を構成すると、Reveal でDynamics NAV のデータをビジュアライズできます。

  1. Reveal にログインし、「Dashboards」->「 New」とクリックします。 Adding a new dashboard
  2. Data Source」->「OData Feed」とクリックします。 Adding a new OData data source
  3. 「API」->「Discovery」->「Base URL」でConnect Server API エンドポイントURLを指定します。(例:https://www.cdatacloud.com/myinstance/api.rscConfiguring the OData URL
  4. 「Generic Credentials」を選択し、Connect Server のユーザー名と認証トークンを指定します。 Configuring the credentials
  5. ビジュアライズするエンティティを選択します。 Selecting an entity to visualize (Salesforce is shown.)
  6. フィールドを選択し、チャートの種類を選択します。 Visualizing data in Reveal (Salesforce is shown.)

詳細と無料トライアル

これで、リアルタイムDynamics NAV のデータから簡単なダッシュボードが作成できました。Dynamics NAV (および150 を超えるほかのソース)からのOData フィードの作成方法の詳細については、Connect Server ページにアクセスしてください。30 日間無料トライアルをダウンロードしてOData API を使用するツールでDynamics NAV のデータをリアルタイムに活用しましょう。

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。