IntelliJ からNetSuite のデータに連携

IntelliJ のウィザードを使用してNetSuite への接続を統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-04-25

この記事で実現できるNetSuite 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for NetSuite を使用することで、JDBC データソースとしてNetSuite にアクセスでき、IDE の迅速な開発ツールとの統合が可能になります。この記事では、データソース構成ウィザードを使用してIntelliJ のNetSuite に接続する方法を示します。

JBDC Data Source for NetSuite の作成

以下のステップに従ってドライバーJAR を追加し、NetSuite への接続に必要な接続プロパティを定義します。

  1. [Data Sources]ウィンドウで右クリックし、[Add Data Source]->[DB Data Source]と進みます。
  2. 表示される[Data Source Properties]ダイアログでは、次のプロパティが必要です。

    • JDBC Driver Files:このメニューの隣にあるボタンをクリックし、インストールディレクトリのJDBC ドライバーファイル(cdata.jdbc.netsuite.jar)を追加します。
    • JDBC Driver Class:このメニューで、リストからcdata.jdbc.netsuite.NetSuite ドライバーを選択します。
    • Database URL:JDBC URL プロパティで接続URL を入力します。URL は、jdbc:netsuite: で始まり、セミコロンで区切られた接続プロパティが含まれています。

      Netsuite への接続

      NetSuite は現在、2つの異なるAPI を提供しています。

      • SuiteTalk はNetSuite との通信に使用する、SOAP ベースのより古いサービスです。多くのエンティティを幅広くサポートし、INSERT / UPDATE / DELETE を完全にサポートします。 しかしデータの抽出用ツールは低機能で、SELECT 時のパフォーマンスは極めて低いです。テーブルを結合するよい方法もありません。データのグループ化および集計はこのAPI からは利用できず、 そのためこれらの操作をサポートするには、すべてをクライアントサイドで実行しなければなりません。
      • SuiteQL は新しいAPI です。サービスとのSQL ライクな通信方法を実現するため、JOIN の機能はより豊富になり、GROUP BY や集計機能もサポートします。 加えて、抽出したいカラムだけを取得する機能も完全にサポートします。そのため、データを抽出する際のパフォーマンスがSuiteTalk より大幅に向上しています。ただし、サポートされるのはデータの抽出のみです。

      NetSuite に接続するには、以下を行う必要があります。

      1. Schema を設定して、接続に使用するAPI を指定。データを取得するだけの場合は、SuiteQL の使用をお勧めします。データの取得および変更が必要な場合は、SuiteTalk の使用をお勧めします。
      2. 使用するAPI に適した接続オプションを設定します。(それぞれのAPI で利用可能な接続オプションが異なります。ヘルプドキュメントの「許可の設定」を参照してください。)

      Netsuite への認証

      SuiteTalk またはSuiteQL

      NetSuite は3つの形式のOAuth 認証を提供します。

      • トークンベース認証(TBA)は、基本的にOAuth 1.0 で、OAuthAccessTokenOAuthAccessTokenSecret を実行時ではなくNetSuite UI 内で作成します。 TBA は、2020.2 以降のSuiteTalk およびSuiteQL の両方で利用可能です。
      • OAuth 2.0 認証は、SuiteQL でのみ利用できます。OAuth 2.0 認証を強制するには、次のいずれかを実行します。
        • OAuthVersion を使用するAPI に明示的に設定、または
        • SchemaSuiteQL に設定
      • OAuth JWT 認証は、OAuth 2.0 クライアント認証フローであり、クライアント認証情報を含むJWT を使用してNetSuite データへのアクセスを要求します。この認証方法は、SchemaSuiteQL に設定されている場合にのみ使用できます。

      認証方法の詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

      ビルトイン接続文字列デザイナ

      JDBC URL の構成については、NetSuite JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.netsuite.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

      以下は一般的なJDBC URL です。

      jdbc:netsuite:Account Id=XABC123456;Password=password;User=user;Role Id=3;Version=2013_1;
The JDBC data source.(Salesforce is shown.)

NetSuite のデータの編集・保存

スキーマ情報を見つけるには、作成したデータソースを右クリックし、[Refresh Tables]をクリックします。 テーブルを右クリックし、[Open Tables Editor]をクリックして、テーブルをクエリします。 また、[Table Editor]でレコードを編集することもできます。

The results of a query in IntelliJ.(Salesforce is shown.)

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