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詳細はこちら →PyCharm でCData ODBC Driver を使ってNetSuite に接続
CData ODBC Driver を使用して、ODBC データソースとしてPyCharm からNetSuite に接続します。
最終更新日:2022-03-14
この記事で実現できるNetSuite 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData ODBC Drivers は、ODBC ドライバーをサポートするあらゆる環境から利用可能です。本記事では、PyCharm からのCData ODBC Driver for NetSuite の利用を説明します。CData ODBC Deriver をデータソースとして設定する方法、データソースをクエリして結果を表示するためのPyCharm の簡単なコードを含みます。
はじめに、このチュートリアルではCData ODBC Driver for NetSuite とPyCharm が、既にインストールされていることを前提としています。
Pyodbc をプロジェクトに追加
以下のステップに従って、pyodbc モジュールをプロジェクトに追加します。
- [File]->[Settings]とクリックして[project settings]ウィンドウを開きます。
- [Project: YourProjectName]メニューから[Project Interpreter]をクリックします。
- pyodbc を追加するため、+ ボタンをクリックしてpyodbc と入力します。
- [Install Package]をクリックしてpyodbc をインストールします。

CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- NetSuite をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにNetSuite のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてNetSuite の接続を設定、2.PyCharm 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとNetSuite への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからNetSuite ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
これで、ODBC 接続文字列またはDSN で接続できます。お客様のOS でDSN を作成するためのガイドについては、CData ドライバードキュメントの[はじめに]セクションを参照してください。
Netsuite への接続
NetSuite は現在、2つの異なるAPI を提供しています。
- SuiteTalk はNetSuite との通信に使用する、SOAP ベースのより古いサービスです。多くのエンティティを幅広くサポートし、INSERT / UPDATE / DELETE を完全にサポートします。 しかしデータの抽出用ツールは低機能で、SELECT 時のパフォーマンスは極めて低いです。テーブルを結合するよい方法もありません。データのグループ化および集計はこのAPI からは利用できず、 そのためこれらの操作をサポートするには、すべてをクライアントサイドで実行しなければなりません。
- SuiteQL は新しいAPI です。サービスとのSQL ライクな通信方法を実現するため、JOIN の機能はより豊富になり、GROUP BY や集計機能もサポートします。 加えて、抽出したいカラムだけを取得する機能も完全にサポートします。そのため、データを抽出する際のパフォーマンスがSuiteTalk より大幅に向上しています。ただし、サポートされるのはデータの抽出のみです。
NetSuite に接続するには、以下を行う必要があります。
- Schema を設定して、接続に使用するAPI を指定。データを取得するだけの場合は、SuiteQL の使用をお勧めします。データの取得および変更が必要な場合は、SuiteTalk の使用をお勧めします。
- 使用するAPI に適した接続オプションを設定します。(それぞれのAPI で利用可能な接続オプションが異なります。ヘルプドキュメントの「許可の設定」を参照してください。)
Netsuite への認証
SuiteTalk またはSuiteQL
NetSuite は3つの形式のOAuth 認証を提供します。
- トークンベース認証(TBA)は、基本的にOAuth 1.0 で、OAuthAccessToken とOAuthAccessTokenSecret を実行時ではなくNetSuite UI 内で作成します。 TBA は、2020.2 以降のSuiteTalk およびSuiteQL の両方で利用可能です。
- OAuth 2.0 認証は、SuiteQL でのみ利用できます。OAuth 2.0 認証を強制するには、次のいずれかを実行します。
- OAuthVersion を使用するAPI に明示的に設定、または
- Schema をSuiteQL に設定
- OAuth JWT 認証は、OAuth 2.0 クライアント認証フローであり、クライアント認証情報を含むJWT を使用してNetSuite データへのアクセスを要求します。この認証方法は、Schema がSuiteQL に設定されている場合にのみ使用できます。
認証方法の詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
以下はDSN の構文です。
[CData NetSuite Source]
Driver = CData ODBC Driver for NetSuite
Description = My Description
Account Id = XABC123456
Password = password
User = user
Role Id = 3
Version = 2013_1
NetSuite へのクエリの実行
Cursor をインスタンス化し、Cursor クラスのexecute メソッドを使用してSQL ステートメントを実行します。
import pyodbc
cnxn = pyodbc.connect('DRIVER={CData ODBC Driver for NetSuite};Account Id = XABC123456;Password = password;User = user;Role Id = 3;Version = 2013_1;')
cursor = cnxn.cursor()
cursor.execute("SELECT CustomerName, SalesOrderTotal FROM SalesOrder WHERE Class_Name = 'Furniture : Office'")
rows = cursor.fetchall()
for row in rows:
print(row.CustomerName, row.SalesOrderTotal)
CData ODBC Driver を使用してPyCharm でNetSuite に接続すると、NetSuite にアクセスできるPython アプリケーションを標準データベースのように構築できるようになります。このチュートリアルに関する質問、コメント、フィードバックがある場合には、support@cdata.com までご連絡ください。
NetSuite からPyCharm へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。