Mac OS X 上のMS Excel でPipedrive のデータを連携利用

iODBC でCData ODBC Driver のDSN を作成し、Mac OS X 上のMicrosoft Excel でPipedrive に連携。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-01-15

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Microsoft Excel は、データの入力、集計、グラフ表示、ピボットテーブル、マクロプログラミング言語など多様な機能により、Windows、Mac マシンを問わずビジネスユーザーに愛用されているアプリケーションです。 本記事では、iODBC でのPipedrive DSN の作成方法と、Mac OS X で起動するMicrosoft Excel からのPipedriveの連携利用について説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Pipedrive をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにPipedrive のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてPipedrive の接続を設定、2.Excel 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

Mac OS X へのCData ODBC ドライバのインストール

まずは、本記事右側のサイドバーからPipedrive ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

CData ODBC Driver for Pipedrive は、iODBC Driver マネージャに事前設定されているので、簡単に多くのツールから簡単に使うことができます。

iODBC のDSN の作成

ODBC Driver for Pipedrive をインストールすると、iODBC Driver マネージャに登録されます。iODBC Administrator でDSN の接続プロパティを入力する必要があります。 ドライバーのインストールで自動的にシステムDSN が作成されます。システムDSN はすべてのユーザーからアクセスできます。一方、ユーザーDSN はそのユーザーからしかアクセスできません。 ただし、システムDSN の設定には権限が必要です。

  1. ターミナルを開き、次のコマンドを入力して正しい権限でAdministrator を開きます: sudo /Applications/iODBC/iODBC\ Administrator.app/Contents/MacOS/iODBC\ Administrator
  2. System タブでCData Pipedrive データソースを開きます。
  3. Add ボタンをクリックし、key-value ペアの形で接続プロパティを入力します。

Pipedrive 接続プロパティの取得・設定方法

Pipedrive には、接続および認証する2つの方法があります。Basic およびOAuth です。

Basic 認証

Basic 認証で認証するには:
  1. API トークンを取得します。
    1. Pipedrive ポータルを開きます。
    2. ページ右上のアカウント名をクリックします。Pipedrive はドロップダウンリストを表示します。
    3. 会社設定 -> Personal Preferences -> API -> Generate Token に移動します。
    4. 生成されたAPI トークンの値を記録します。また、CompanyDomain を控えておきます。これは、PipeDrive ホームページのURL に表示されます。(これは会社の開発者用サンドボックスのURL です。)
  2. 次の接続プロパティを設定します。
    • APIToken:取得したAPI トークンの値。
    • CompanyDomain:開発者サンドボックスURL のCompanyDomain
    • AuthSchemeBasic
  3. 承認されたユーザー名とパスワードでログインします。

API トークンはPipedrive ポータルに保存されます。これを取得するには、会社名をクリックし、ドロップダウンリストを使用して会社設定 -> Personal Preferences -> API に移動します。

OAuth 認証

ユーザー名やパスワードへのアクセスを保有していない場合や、それらを使いたくない場合にはOAuth ユーザー同意フローを使用します。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証」セクションを参照してください。

The iODBC ODBC Administrator (Salesforce is shown.)

OAuth での認証の場合、OAuth フローが正しく実行されるためにDSN に追加でkey-value ペアを入力します:

Keyword  Value
OtherCheckPromptMode=False

Microsoft Excel からPipedrive のデータにアクセス

上のステップで設定されたDSN を使って、Microsoft Excel からPipedrive のデータにアクセスができます。

  1. Microsoft Excel を開き、スプレッドシートを開きます。
  2. データリボンの[データベース]から[新しいクエリ]を選択します。
  3. 上のステップで設定したユーザーもしくはシステムDSN を選択して、OK を押します。 Choosing the DSN (Salesforce is shown.)
  4. Microsoft Query ウィザードでクエリを作成します: Querying for data (Salesforce is shown.)
  5. [Return Data]をクリックして、クエリを実行して、Excel にデータを取得します。
  6. Data in Excel (Salesforce is shown.)

おわりに

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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