Jetty コネクションプールからAzure Data Lake Storage のデータに連携。

CData JDBC Driver は、コネクションプーリングをサポートします:本記事では、Jetty のWeb アプリからAzure Data Lake Storage のデータに連携する手順を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-06-18

この記事で実現できるAzure Data Lake Storage 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for ADLS は、Java Web アプリケーションに簡単に統合して利用することができます。本記事では、Jetty でドライバーをコネクションプールとして設定することで、効率的にAzure Data Lake Storage のデータをアプリケーションで連携利用する方法を説明します。Jetty でJNDI resource for ADLS を設定します。

DBC Driver for ADLS を JNDI Data Source として設定

次の手順で、Jetty とAzure Data Lake Storage の接続を確立します。

  1. Jetty ベースでJNDI モジュールを有効化します。JNDI を有効化するコマンドラインは以下の通り:

    java -jar ../start.jar --add-to-startd=jndi
  2. JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイル(インストールディレクトリのlib フォルダ下)をcontext path のlib フォルダに配置します。
  3. リソースおよびスコープを宣言します。リソース宣言で必要な接続プロパティを入力します。この例では、Azure Data Lake Storage のデータソースをWeb アプリケーションのWEB-INF\jetty-env.xml レベルにdeclare しています。

    <Configure id='azuredatalakedemo' class="org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext"> <New id="azuredatalakedemo" class="org.eclipse.jetty.plus.jndi.Resource"> <Arg><Ref refid="azuredatalakedemo"/></Arg> <Arg>jdbc/azuredatalakedb</Arg> <Arg> <New class="cdata.jdbc.adls.ADLSDriver"> <Set name="url">jdbc:adls:</Set> <Set name="Schema">ADLSGen2</Set> <Set name="Account">myAccount</Set> <Set name="FileSystem">myFileSystem</Set> <Set name="AccessKey">myAccessKey</Set> </New> </Arg> </New> </Configure>

    Azure Data Lake Storage 接続プロパティの取得・設定方法

    Azure Data Lake Storage Gen 2 への接続

    Gen 2 Data Lake Storage アカウントに接続するには、以下のプロパティを設定します。

    • Account:ストレージアカウントの名前。
    • FileSystem:このアカウントに使用されるファイルシステム名。例えば、Azure Blob コンテナの名前。
    • Directory(オプション):レプリケートされたファイルが保存される場所へのパス。パスが指定されない場合、ファイルはルートディレクトリに保存されます。

    Azure Data Lake Storage Gen 2 への認証

    本製品は、次の4つの認証方法をサポートします:アクセスキーの使用、共有アクセス署名の使用、Azure Active Directory OAuth(AzureAD)、Managed Service Identity(AzureMSI)。

    アクセスキー

    アクセスキーを使用して接続するには、はじめにADLS Gen2 ストレージアカウントで利用可能なアクセスキーを取得する必要があります。

    Azure ポータルで:

    1. ADLS Gen2 ストレージアカウントにアクセスします。
    2. 設定でアクセスキーを選択します。
    3. 利用可能なアクセスキーの1つの値をAccessKey 接続プロパティにコピーします。
    4. 接続の準備ができたら、次のプロパティを設定します。

      • AuthSchemeAccessKey
      • AccessKey:先にAzure ポータルで取得したアクセスキーの値。

    共有アクセス署名(SAS)

    共有アクセス署名を使用して接続するには、はじめにAzure Storage Explorer ツールを使用して署名を生成する必要があります。

    接続の準備ができたら、次のプロパティを設定します。

    • AuthSchemeSAS
    • SharedAccessSignature:先に生成した共有アクセス署名の値。

    AzureAD、AzureMSI での認証方法については、ヘルプドキュメントの「Azure Data Lake Storage Gen 2 への認証」セクションを参照してください。

  4. Web xml でリソースを設定します:

    jdbc/azuredatalakedb javax.sql.DataSource Container
  5. これで、java:comp/env/jdbc/azuredatalakedb へのルックアップでAzure Data Lake Storage のデータにアクセスできます: InitialContext ctx = new InitialContext(); DataSource myazuredatalake = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/azuredatalakedb");

Jetty にさらに統合

ここでは、シンプルなコネクションプーリングシナリオでのドライバーの接続について説明しました。追加での連携ケースについては、Jetty ドキュメントのWorking with Jetty JNDI  参照してください。

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