Jetty コネクションプールからDynamics 365 のデータに連携。

CData JDBC Driver は、コネクションプーリングをサポートします:本記事では、Jetty のWeb アプリからDynamics 365 のデータに連携する手順を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-06-18

この記事で実現できるDynamics 365 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for Dynamics365 は、Java Web アプリケーションに簡単に統合して利用することができます。本記事では、Jetty でドライバーをコネクションプールとして設定することで、効率的にDynamics 365 のデータをアプリケーションで連携利用する方法を説明します。Jetty でJNDI resource for Dynamics365 を設定します。

DBC Driver for Dynamics365 を JNDI Data Source として設定

次の手順で、Jetty とDynamics 365 の接続を確立します。

  1. Jetty ベースでJNDI モジュールを有効化します。JNDI を有効化するコマンドラインは以下の通り:

    java -jar ../start.jar --add-to-startd=jndi
  2. JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイル(インストールディレクトリのlib フォルダ下)をcontext path のlib フォルダに配置します。
  3. リソースおよびスコープを宣言します。リソース宣言で必要な接続プロパティを入力します。この例では、Dynamics 365 のデータソースをWeb アプリケーションのWEB-INF\jetty-env.xml レベルにdeclare しています。

    <Configure id='dynamics365demo' class="org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext"> <New id="dynamics365demo" class="org.eclipse.jetty.plus.jndi.Resource"> <Arg><Ref refid="dynamics365demo"/></Arg> <Arg>jdbc/dynamics365db</Arg> <Arg> <New class="cdata.jdbc.dynamics365.Dynamics365Driver"> <Set name="url">jdbc:dynamics365:</Set> <Set name="OrganizationUrl">https://myaccount.operations.dynamics.com/</Set> <Set name="Edition">Sales</Set> </New> </Arg> </New> </Configure>

    Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法

    Microsoft Dynamics 365 への接続

    Microsoft Dynamics 365 ドライバーは、以下のMicrosoft Dynamics 365 エディションへの接続をサポートしています。

    • CustomerService
    • FieldService
    • FinOpsOnline (デフォルト)
    • FinOpsOnPremise
    • HumanResources
    • Marketing
    • ProjectOperations
    • Sales

    Notes:

    • Supply Chain Management はFinance and Operations と同一です。これらのいずれかに接続するには、EditionFinOpsOnline またはFinOpsOnPremise のいずれかに設定します。
    • Microsoft Dynamics 365 Business Central については、個別のMicrosoft Dynamics 365 Business Central ドライバーを使用してください。
    接続するには、次のパラメータを設定します。
    • OrganizationUrl:お使いのMicrosoft Dynamics 365 組織のURL。例えば、https://orgcb42e1d0.crm.dynamics.com
    • Edition:上記のエディション一覧に示すとおり。

    Microsoft Dynamics 365 への認証

    Microsoft Dynamics 365 は、Azure AD、Azure サービスプリンシパル、Azure マネージドID(MSI)を経由する認証をサポートします。これらはすべてOAuth 規格に基づきます。 認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。

  4. Web xml でリソースを設定します:

    jdbc/dynamics365db javax.sql.DataSource Container
  5. これで、java:comp/env/jdbc/dynamics365db へのルックアップでDynamics 365 のデータにアクセスできます: InitialContext ctx = new InitialContext(); DataSource mydynamics365 = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/dynamics365db");

Jetty にさらに統合

ここでは、シンプルなコネクションプーリングシナリオでのドライバーの接続について説明しました。追加での連携ケースについては、Jetty ドキュメントのWorking with Jetty JNDI  参照してください。

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