Power Automate を使用してCvent のデータを自動化タスクに統合

CData Connect Server を使用してCvent のデータの仮想SQL Server データベースを作成し、リアルタイムCvent のデータをPower Automate タスクに統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-04-09

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power Automate(旧名:Microsoft Flow)は、一般的なアプリとサービスのイベント(ワークフロー)を自動化するオンラインサービスです。CData Connect Server と組み合わせることで、Cvent のデータを使用した自動化タスクの作成を実現できます。この記事では、Power Automate からConnect Server に接続し、Cvent のデータをワークフローとタスクに統合する方法を説明します。

Power Automate はCData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をCvent に直接渡し、サーバーサイドの処理を利用してCvent のデータを素早く返します。

以下のステップでは、CData Connect Server のインスタンスが必要になります。まずは、こちらからConnect Server をダウンロード・インストールしてください。


Cvent のデータの仮想SQL データベースを作成する

CData Connect Server を使えば、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してデータソースに接続し、API を生成できます。

  1. Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。 接続先を追加
  2. [Available Data Sources]から[Cvent]を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Cvent に接続します。

    Cvent への認証を行う前に、ワークスペースとOAuth アプリケーションを作成する必要があります。

    ワークスペースの作成

    ワークスペースを作成するには:

    1. Cvent にサインインし、App Switcher(ページ右上の青いボタン) -> Admin に移動します。
    2. Admin メニューから、Integrations -> REST API に移動します。
    3. Developer Management の新しいタブが立ち上がります。新しいタブでManage API Access をクリックします。
    4. Workspace を作成し、名前を付けます。開発者にアクセスさせたいスコープを選択します。スコープは、開発者がアクセスできるデータドメインを制御します。
      • All を選択すると、開発者は任意のスコープ、およびREST API にこれから追加されるスコープを選択できます。
      • Custom を選択すると、開発者がOAuth アプリで選択できるスコープを、選択したスコープに制限できます。本製品によって公開されるすべてのテーブルにアクセスするには、次のスコープを設定する必要があります。
        event/attendees:readevent/attendees:writeevent/contacts:read
        event/contacts:writeevent/custom-fields:readevent/custom-fields:write
        event/events:readevent/events:writeevent/sessions:delete
        event/sessions:readevent/sessions:writeevent/speakers:delete
        event/speakers:readevent/speakers:writebudget/budget-items:read
        budget/budget-items:writeexhibitor/exhibitors:readexhibitor/exhibitors:write
        survey/surveys:readsurvey/surveys:write

    OAuth アプリケーションの作成

    Workspace を設定して招待すると、開発者はサインアップしてカスタムOAuth アプリを作成できます。手順については、ヘルプドキュメントカスタムOAuth アプリケーションの作成を参照してください。

    Cvent への接続

    OAuth アプリケーションを作成したら、次の接続プロパティを設定してCvent に接続します。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESH。OAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
    • OAuthClientId:OAuth アプリケーションに関連付けられたClient ID。これは、Cvent Developer Portal のApplications page ページにあります。
    • OAuthClientSecret:OAuth アプリケーションに関連付けられたClient secret。これは、Cvent Developer Portal のApplications page ページにあります。
    接続設定
  4. Test Database」をクリックします。
  5. [Permission]->[ Add]とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。

CData Connect Server に接続する

Connect Server を使用してCvent のデータをPower Automate タスクに統合するには、新しいSQL Server 接続を作成します。

  1. まずは、Power Automate にログインします。
  2. [Data]->[Connections]->[New connection]とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 SQL Server との接続を設定
  4. 接続ウィザードにて

    • Authentication Type を"SQL Server Authentication" に設定します。
    • SQL server name をConnect Server インスタンスのアドレスに設定します。(CONNECT_SERVER_URL
    • SQL database name を以前作成したCvent の名前(cventdb など)に設定します。
    • UsernamePassword を設定し、[Create]をクリックします。 Connect Server への接続を設定

Cvent のデータをPower Automate タスクに統合する

Connect Server への接続が構成されたら、いよいよCvent のデータをPower Automate タスクに統合しましょう。

  1. [My flows]->[New flow]とクリックし、スクラッチまたはテンプレートからフローを作成します。
  2. フロー内にSQL Server アクション(Get rows など)を追加し、Connect Server に接続するようアクションを構成します。
  3. 使用するテーブルをドロップダウンメニューから選択し、詳細オプション(フィルタ、オーダーなど)を構成します。
  4. 行データを取得
  5. フローを保存して、テストが成功したら準備は完了です

あらゆるアプリケーションからCvent のデータにSQL でアクセス

以上で、Power Automate タスクからリアルタイムCvent のデータへの接続ができるようになりました。

Connect Server を使えばCvent 以外にも270種類以上のSaaS、ビッグデータ、NoSQL データソースへのSQL アクセスが可能です。ぜひ、こちらから30日間無償トライアルをお試しください。

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