Infragistics XamDataGrid を使用してKintone のダイナミックグリッドを作成

CData ADO.NET Provider とInfragistics XamDataGrid を使用してダイナミックグリッドを構築。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-10-01

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Infragistics WPF UI コントロールを使用すると、デスクトップおよびタッチデバイス用の、最新のMicrosoft Office に着想を得たアプリを構築できます。CData ADO.NET Provider for Kintone と組み合わせると、ライブのKintone にアクセスして動的なグリッド、グラフその他のビジュアライゼーションを構築できます。この記事では、Infragistics XamDataGrid コントロールを使用してVisual Studio でダイナミックグリッドを作成する方法について説明します。

続行するには、Infragistics WPF UI コンポーネントをインストールしてください。こちらから無償トライアルをダウンロードできます。:https://www.infragistics.com/products/wpf

WPF プロジェクトを作成する

VisualStudio を開き、新しいWPF プロジェクトを作成します。

SQL クエリをCData ADO.NET Provider に渡すためのTextBox と、クエリを実行するためのButton を追加します。

Adding a TextBox and Button to the App.

以下は、この時点でのXAML です。


  
    
    

XamDataGrid の追加と構築

初期コントロールを追加した後、アプリにXamDataGrid を追加します。コンポーネントがVisual Studio に表示されます。

Adding the XamDataGrid to the App.

コンポーネントをデザイナーで配置して、TextBoxButton の下に配置し、アプリの境界に接するようにします。

XamDataGrid Placement.

XamDataGrid を配置したら、XAML を編集してXamDataGrid のDataSource 属性を「{Binding}」に設定し、FieldSettings のAllowRecordFilteringAllowSummaries を「true」に設定します。次に、Button コンポーネントのClick イベントハンドラーとして空のメソッドを追加します。以下は、この時点でのXAML です。


  
    
    

Kintone に接続してクエリする

ダイナミックDataGrid を使用してWPG App を構築するための最後のステップとして、リアルタイムKintone のデータに接続し、クエリを実行します。まず、CData ADO.NET Provider への参照をプロジェクトに追加します。(通常、C:\Program Files\CData\CData ADO.NET Provider for Kintone\lib にあります。)

Adding the CData ADO.NET Provider as a Reference (Salesforce is shown.)

次に、プロバイダーを標準のData ライブラリとともに名前空間に追加します。

using System.Data.CData.Kintone;
using System.Data;

最後に、Kintone に接続するコードを追加し、TextBox からのテキストを使用してClick イベントハンドラーにクエリします。

Kintone 接続プロパティの設定方法

Kintone に接続するには、以下の接続プロパティを設定する必要があります。

  • URL:Kintone のアクセスURL(例:https://yoursitename.cybozu.com または https://yoursitename.kintone.com)
  • User:アカウントのユーザー名
  • Password:アカウントのパスワード
  • AuthScheme:Password を指定

パスワード認証の代わりにAPI トークン認証を利用する場合は、ヘルプドキュメントの「接続の設定」セクションをご参照ください。

Basic 認証の設定

ご利用のKintone ドメインでBasic 認証を有効にしている場合は、接続プロパティの「詳細」設定で以下の項目を追加設定してください。

  • BasicAuthUser:Basic認証のユーザー名
  • BasicAuthPassword:Basic認証のパスワード

クライアント証明書認証の設定

Basic認証の代わりにクライアント証明書による認証を利用する場合は、以下の項目を設定してください。

  • SSLClientCert:クライアント証明書のパス
  • SSLClientCertType:証明書の種類
  • SSLClientCertSubject:証明書のサブジェクト
  • SSLClientCertPassword:証明書のパスワード
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
  //connecting to Kintone
  string connString = "User=myuseraccount;Password=mypassword;URL=http://subdomain.domain.com;";
  using (var conn = new KintoneConnection(connString))
  {
    //using the query from the TextBox
    var dataAdapter = new KintoneDataAdapter(textBox.Text, conn);
    var table = new DataTable();
    dataAdapter.Fill(table);

    //passing the DataRowCollection to the DataContext
    //  for use in the XamDataGrid
    this.DataContext = table.Rows;
  }
}

アプリケーションを実行する

アプリが構築が完了したら、XamDataGrid にKintone のデータを表示する準備が整いました。「Execute」をクリックすると、アプリはKintone に接続し、CData ADO.NET Provider を介してSQL クエリを送信します。

Querying Kintone データ

リアルタイムKintone のデータがグリッドに表示されます。

Displying Kintone データ (Salesforce is shown)

カラム名をヘッダーにドラッグ & ドロップし、データをグループ化します。

Grouping Kintone データ (Salesforce is shown)

グループ化とフィルタを追加すると、もとになるSQL クエリがKintone に直接送信されるため、リアルタイムKintone のデータをドリルダウンして特定の必要な情報のみを見つけることができます。

Grouped and filtered Kintone データ (Salesforce is shown)

無償トライアルと詳細

この時点で、リアルタイムKintone のデータへのアクセスを持つダイナミックWPF アプリが作成されています。詳細については、CData ADO.NET プロバイダページをご覧ください。30日の無償評価版をダウンロードすれば、Infragistics UI コントロールを使用して構築したアプリでリアルタイムKintone のデータを今すぐ試すことができます。

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